Fly Fishing Shop
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■ フィッシング ガイドのススメ

 以前雑誌で、「海外でフィッシングガイドを雇ったことがあるか」というアンケート結果がでていたのを読んだことが、たしか雇ったことがない人が大半だったような記憶がある。その理由を考えてみると、「値段が高い」「英語に自信がない」etc・・が思い浮かんでくる。確かに最近のガイド料金をみていると、一日$385とか$400で日本から高い航空運賃を払ってきているのにこの値段はないよなあと感じる。そのうえチップを加えたら $450から$500。。。なかなかの額になってしまう。(ちなみにチップは最低でも一日のガイド料金の20%ぐらいだそうで、計算すると。。。)その上、私の場合英語が苦手で、ガイドのおじさんが言っていることがわからず、でかい魚をばらしてがっくりきたこともあったっけ。

 でもものは考えようで、せっかく無理して長期の休みをとって、高いお金を払ってアメリカに来たのだから、ぜひいい釣りをしたい。そのためには一日でもいいから、フィッシングガイドを雇って、川の状態や釣り方、フライのセレクトなどを教えてもらう方が限られた時間を有効に使うことができる思う。

 フィッシングガイドの皆は口をそろえて「日本人は釣りがうまい」といってくれて、評判がいい。反面「ニンフの釣りを好まない人が多い」「長いリーダーティペットが好きな人がいた」「フロータントの付けすぎ」など、自分たちの釣りと日本人の釣りの違いに戸惑うようである。もちろんFFの基本は万国共通。日本でちゃんと釣りができる人はここでもちゃんと釣りができるはず。でも川の規模や状態の違いに加えて、限られた時間。そんな中で魚を釣ろうとするならば、地元のトラウトバムを信じてみてほしい。

 となりに住むBOBさんも有名FFショップのガイドの一人だが、毎朝早くからおきて、いろいろ準備をしている。友達のだんなさんでモンタナの個人フィッシングガイドのダムさんは、毎晩、次の日のお客さんのために一生懸命フライをまいている。私のガイドだったトーマスさんは、川に飛び込んで、ボートを抱えながら「ここを釣れ!!」と必死に釣らせようとしてくれた。

 そんな人間味あふれるフライフィッシングガイドがこの町にはたくさんいる。彼らから学ぶことはたくさんある。言葉が通じないのではと思うが、結構FF用語は英語なので、妙に通じたりしてうれしくなることも多い。それにせっかく苦労して、中学、高校で英語を勉強してきたのだから、ここで使わなければ、その苦労も無駄になるというもの。この辺のFFショップには、日本人をガイドしたことがあるベテランが何人もいて、予約のときに、「日本人に慣れた人を頼みたい」とリクエストをするいう手もある。

 それでも、やっぱりお金が。。。というときには、FFショップに必ず、フィッシングレポートが毎日かかれていて、それが結構役にたつ。加えてウエストイエローストーンの地元誌には、毎週、FFショップスタッフがフィッシングレポートを載せていて、これもまたいい釣り情報だ。

 2,3日前に雪が降った。もうすぐ、フィッシングガイドたちがこの町を離れる日も近いようで少しさびしい今日この頃です。

管理人:私は日程の一日は絶対ガイド雇う派です。この話、私も後日ビッシット書きたいな。 モンタナは観光が資源なのだから地元にお金を落とさないと、それこそ釣具屋もガイドも先細りになっちゃいます。私は英語はからきしダメですが、それでもガイドは必ず雇います。楽しいですよ、ガイドとの過ごす釣りは。私はいつもパントマイムかな?

 日本人は日頃、情報やサービスに対して対価を払う習慣がないからなのでしょうが、もしそれが嫌なのならば、せめて遊ばせて頂いているのだからその土地へ貢献できるようにしたらどうでしょうと常々思います。

 国内でも夜討ち朝駆け、飯はコンビニで買い、釣りをして帰るだけ,これじゃイケマセン。地元の食堂には、もしかしたらリアルな釣り情報が得られるかもしれないし、食堂のおばさんと地方の話をするも良し。日帰り温泉にでも浸かって、地元おっちゃんから昔話を聞くのも面白いものです。最近は脱コンビニの私です。