Fly Fishing Shop
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ワイルドフラワー
お花畑
サ−モンフライ(大型のストーンフライのこと)
ガイドと私
パインヘブンの流れ
■ サーモンフライとワイルドフラワー

  今年もいよいよいい季節がやってきました。今年の冬が長かっただけに、私にとっても夏の訪れは心が弾みます。フィッシングガイドたちが町にもどってきて、夕日に染まるヘンリーズフォーク、一面に広がるワイルドフラワーを眺めながら、毎晩冷えたビールで再会の乾杯。私は今だ英語がちんぷんかんぷんなのですが、皆の楽しい会話が伝わってきます。

 さて、今年の夏はパインへヴンにあるヘンリーズフォークロッジで働くことになりました。オーナーのネルソン石山さんをご存知の方も多いと思いますが、経験豊かなすばらしいフライフィッシャーマンです。趣味が高じて(?)1991年にフライフィッシングロッジを開かれたようで、ロッジの中はフライフィッシャーマンがすごしやすいように工夫されています。なんたって、目の前はパインへブン。今年は仕事が3時には終わるので、そのあとは日が沈むまで釣りが楽しめるといいのでが、、、。

 ネルソンさんは、バンブーロッドも大好きだそうで、所持していらっしゃるバンブーロッドは計り知れず。そんなロッジですから、働いている私の仲間もクレージーフライマンばっかり。若いジョンとブラッドは毎朝仕事前に釣っていますし、シェフののペイデェンもFFの経験がないのに、就任したその2日後にみんなにFFショップに連れて行か 今はサーモンフライの季節。ロッジを掃除していると、大きなサーモンフライをたくさん見かけます。(3インチもありました。)正直まるで、ゴキブリのようでちょっと怖いのですが、このサーモンフライは鱒たちの大好物です。先日、トラウトハンターのジェイクさんが釣りに連れて行ってくれたのですが、このサーモンフライを模した大きなフライは見やすいといったらありません。違うサーモンフライをダブルでつけたりすると(もちろんドライ)、キャスティングはしにくくてたまらないのですが、ぽっかり浮いていて、それを大きな魚が銜える瞬間といったら。。。

 この日はカディスのハッチもlみられたのですが、ジェイクさんいわく、「大きな魚は大きなフライを食うんだ。俺たちは大きな魚狙いだろ?」

 サーモンフライのハッチは、私の大好きな白いワイルドフラワーが咲き始めるころ、始まり、紫色のお花が咲き始めるころに終わります。ます。よく、「川の状態はどうですか?」と聞かれるのですが、川の状態を一番しっているのは、野に咲く可憐なお花たちかもしれません。

 ところで今年の夏の状態ですが、今年の冬の雪が平年の30%から40%増しだったこともあって、今だイエローストーンリバー、マジソンやギャラティンは釣りになりませんし、ヘンリーズフォークも少しまだ早い感じですが、日本の皆さんがいらっしゃる6月下旬以降はちょうどいい釣りの時期になるのではないかと思います。イエローストーン公園内ファイヤーフォールは今がいい時期。公園内マジソンはモンフライのハッチがはじまりました。

 悪いお知らせは、水が豊富なせいで、あちこちに水溜りがあり、お陰で蚊のハッチ(?)がものすごいことになっています。私もたった2分ぐらい外にいただけで、ボコボコにやられました。虫除けは必需品です。アメリカのは結構ディートがたくさん含まれているので、皮膚の弱い私は使うのを使うのをためらってしまいます。家の中にも蚊取り線香がほしいです。

  私の故郷の富山では、「雪の多い年は暑い夏」といわれていましたが、ここモンタナ、アイダホも同じようです。

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