2003年9月2日(火)

潮:大潮 ?:0〜2m(0.5m)


 はて、世捨て丸は出航しているの?と言うお問い合わせが多くあります。もちろん、出航しております。日誌が少なくなったのは、同じシーバスネタだから幾分食傷気味で、書くのが面倒になったこと。それと、他の釣りが忙しくなっていたからでございます。

 6月から7月中旬まではほとんど山でイワナと過ごした船長ことイチロウは、7月下旬からは相模湾で過ごし、9月になるとまた、世捨て丸へと戻ってくるのであります。

 さて、その世捨て丸、シーバスネタはちょっと休憩して、今宵は江戸前の話しにおつき合いください。

 当初、「ハゼなんかどこでもつれるからその辺でやるべ。」なんて言っていたのだけれど、いざな〜んにもないところでロッドを出してみると、なんか寂しい。多分このままロッドを垂らしていれば釣れるのだけれど、シーバスと違って慣れない釣りは回りに人がいないことがとても不安なものだ。して、どうしたかというと、ローボートが溜まるの定番の場所、江戸川河口部へと世捨て丸を走らせました。

 回りに人がいるという安心感だけで、ハゼ釣りはすぐにお気楽ム〜ド。ま、糸垂らしてりゃ釣れるでしょ、とばかりに、すぐにチビ助が。さらに急ピッチで釣れるのかと思いきや、一通りに皆にかかったところで、ビールで乾杯。その後は、ロッドを振る回数より、ビールを煽る回数が増え、船は大宴会。いやぁ、たのしい釣りでございました。

 自分でも結構ハマったので、夏の間はハゼの天ぷら船でもやろうかと、真剣に考える船長でした。

今日の教訓:ゴールデンウィークはプレジャーボートに追い回される

なんと、流線針がとても大きく見えるデキハゼ。いい場所は入れ食いだが、虐待を感じてしまい、すごすごと移動。
イソメより、ビールが大切な人たち。人間よりも先にイソメがバテてしまった。

足下にはビールが散乱。

チョイ投げで、ロッドで利いていると、すぐにこぎ見よいあたりが。でも魚はかからず、持って行かれるのはエサばかり。
船長の面目、シーバスゲット。およそ10センチ。橋脚の影側をタイトに攻めて出た一尾。

こんな時に意地になって釣らなくてもいいのに。

これで3時間ほどの釣果。とっても寂しい。その代わり、多めに持ってきたビールはすべて完飲。飲み足らずに、江戸川の水を飲もうかと考えた輩でした。
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