「マグパイビートル」

 このフライは昨年のフライフィッシャーに載ったマグパイビートルの改造版で、フライロッダーズの次号に送ったら、ボツになってしまったので、ここへ載せておきます。(昨年までのビートルはこちら昨年までのモデルは背中のリアルさにこだわって、全体のバランスを普通のパラシュートにしていました。それはそれで釣れるのだけれど、浮いている姿勢がどうしても段々と尻から沈みはじめるので、フォームの後部にハックル。それと全部にもパラシュートスタイルで巻いてあります。どなたかが以前「ヘリコプター」という名前で前後ダブルのハックルを巻いていましたが、あれとはまたちょっと巻き方が違います。後ろは普通のパラシュートの要領ですが、前は頭部にハックリングしてあるため、ハックルの前側はシャンクに対して平行。ハックル後部は上に向きます。巻く手順を見ちゃえばどうってことないのですが、写真だけではわかりづらいかもしれませんね。ちなみにこのフライで今年はイワナ君36センチゲットしました。

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フック
Buyan C070 #10または TMC100 #10
ボディ
ピーコックハール
シェルバック
フォームにマグパイを貼ったもの
レッグ
ピーコックソード
ウイング
フロートビズ オレンジ
ハックル
コックハックル・ダイドグリズリーのオリーブ
ターゲット
イワナ・ヤマメ
使用期間
6月〜9月
主な使用場所
夏の釣り上がり用。浮いている姿勢の向上で、視認性も抜群

----アバウトな巻く手順----

    1. ブラックのフォームにティムコのマルチグルーを使って、マグパイテールを貼り付ける
    2. フックに下巻きし、整形したフォームを巻き止める
    3. 余ったフォームは切らずにアンダーボディとして膨らます
    4. フォームの根本にハックルを巻き止める
    5. フォームより後ろにピーコックハールでボディを作る
    6. フォームの根本に、逆巻きでパラシュートハックルを作る
    7. スレッドで巻き止めて、ピーコックハールでボディを作る(前いっぱいまで)
    8. 少し巻き戻ってフォームを背中に返して、シェルバックを巻き止める
    9. ハックルを巻き止める
    10. ウイング(インジケーター)を巻き止める
    11. ハックルを余ったフォームを芯にして巻き止める
    12. インジケーターの前でフィニッシュして完成