テンプルフォークアウトフィッターズ、ディアクリークシリーズは、マイク・キニーとボブ・マイザーの熟練スペイキャスターガイドの長年のスペイキャスティングの経験から生まれた、トラディショナルスペイロッドです。スカジットキャスティングに向いた硬めのロッドとは違い実際のフィールドでキャスティング+釣るという事において重点がおかれたロッドだけに、しなやかで曲げやすいアクションと言えます。
私の振った感覚だと、CFバーク・ハイマー、あるいはクランロッドにやや張りを持たせたアクションに近いロッド。グリップは細めで日本人にも握りやすい太さです(細めに作ってある意図は、グリップまでロッドが曲がるようにするため、コルクが妨げないように細めにしてあるとのこと)。このロッドコンセプトの間逆にあるのが、ループに代表される反発力の強いロッドになります。低番手のしなやかなロッドは日本の河川でのサクラマスや大ヤマメ狙いには活躍してくれることでしょう。(ロッドケース・竿袋付属)。
他のロッドも沢山使用している私ですが、なんだかんだでサクラマスやカナダでのスティールヘッドの釣行はディアクリークを多用したりて。やっぱり魚を沢山掛けている重鎮のマイザーとキニーのロッドは魚を釣るためのロッドと実感しているこの頃です(いっぱい飛ばすよりも丁寧なキャスティングの方がずっと釣れますからね)。長年みなさんにご愛用されているこのロッドは2017年から5ピースになりました。