2008年のニューモデル、アクシオムはブランクにケブラーを使用した新たな試みをしているロッドです。
ケブラー自体はロッドを軽くするとか、反発力を強くする力はありませんが、ロッドを曲げようとした時の楕円になる力を防ぐため、トルクフルなロッドが実現しました。
私的意見を申しますと、ロッドを持った時にパリッとした反発力がトルク重視で振りにくいのかと思ったのです。ですが、いざラインを通してみると振り抜きの軽いこと。ロッド全体の約65%がとても腰が強く、かといってティップもしっかりしているので暴れません。
ロッドのパワーがありすぎて余り気味なので、シンキングかあるいはベリーが長いラインとの愛称が良く、全体的にはシンクレートが重いライン向き。または対象魚が極めて大物狙いの方にオススメできます。実釣では60アップのシーバスも間単に寄ってしまったので、力でねじ伏せるスタイルで攻めのロッドだと感じました。「魚を掛けた時にロッドが曲がらなければ許せない。」と思う方にはオススメできません。やっぱりロッドはラインを通さないと分からないですね。
また、左上の写真のように、シート部には、リールフットの差し位置がマークされているので、夜中のシーバスフィッシングには大変重宝いたしました。これって、他のメーカーも真似するかもしれませんね。