Fly Fishing Shop
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■ アメリカのフライフィッシングショー

 1月27日、28日、29日にニュージャージー州(NJ)のサマーセットで行われたFFショーにトラウトハンターも出展するということで、お手伝いに行ってきました。

 実は、途中ペンシルバニアとオハイオで用事があり何度も飛行機を乗り換えるのは面倒だし、お店の荷物も結構あるし、と車で行くことになり、昔、テレビ番組であったアメリカ大陸横断なんとかクイズの気分で雪深いウエストイエローストーンを出発しました。

 九月にデンバーで行われるディーラー向けのショーとは違い、一般ユーザー向けに一月中旬から、四月初めまで、全米各地でFFショーが行われます。中でもNJのこのFFショーは16回目の開催で一番歴史があり、最大規模だそうです。出展数はなんと230。キャスティングデモ、タイイングデモはもちろんのこと、隣にあるホテルでお店や団体の紹介やセミナーなどがあったりと、盛りだくさんの3日間です。

 日本でも過去数回FFフェスタが行われていますが、たぶんフェスタの企画や準備などをやっていただいているのはFF業界の方々で、自分たちの通常のお仕事をしながらまた自分たちのブースの準備をなさりながらの開催でとても大変だとお聞きしています。アメリカでは、FFショーをビジネスにしている専門の方がいらっしゃってショーの前日は、ローラースケートを履いて会場を回るなど、もう手馴れたものです。出展業者も自分たちのブースに専念できます。シムスやパタゴニアなどのウエア、セージ、ウインストン、オービス、Gルーミス、スコット、ダイヤモンドバックなどのロッドと日本でもおなじみの主だった大きなFFメーカーだけでなく、トラウトハンターのように個人のFFショップも出展して、そこで品物を売ることができるので、中にはFFショップ全部を持ってきたような大きな出展もあり、メーカーブースの周りで、個人のFFショップがそのメーカーの商品を値引きして売っているは、不思議な光景でした。

 出展はアメリカ東部はもちろんのこと、モンタナ、アイダホ、ワイオミングと私たちのエリアからの出展も多いですし、土地柄カナダ、ドイツ、イタリア、フランス、イギリスとヨーロッパからの出展もあり、特にイタリアのトスカーナから来たおじさんたちは、レネハロップさんのフライを参考にするといって、たくさん買っていかれました。日本のバンブーロッドビルダー吉田さんもお友達のクラフトマン土屋さんと出展なさっていて、日本の真竹を使用した繊細かつ実用性のあるのバンブーロッドは大盛況だったようです。お友達のアメリカ人の方たちも「いいロッドだ」とほめておられたので、同じ日本人としてうれしく思いました。またNYやNJにお住まいの日本人の方々もたくさんショーにきてくださり、なんだかとてもうれしかったです。あっそうそう、日本のFFフェスタに行かれたサイモン ゴーズワースさんやバンブーロッドビルダーのトーマスドルシーさんを発見!!トラウトハンターのスタッフとはお知り合いのようで、ブースにもなんどか立ち寄ってくださったのですが、私はミーハーなので写真を一緒にとってもらい、ウホウホです。

 このショーのお手伝いをして、感じたことがいくつかあります。

 ひとつは、フライフィッシング自体の層の厚さです。日本では大きなFFメーカー、FFショップ、ロッドやネットのビルダー、FF関係のクラフトがメインの出展だと思うのですが、ここではそういう出展に加えて、ガイドや旅行関係、ゲストランチなどのブースも数えきれないほどありましたし、ソルト、フレッシュウオーターの釣り、海外の釣りと多岐にわたるFFが紹介されていて、多種多様の釣りスタイルを持つ来場者のニーズに答えていたようでした。(日本も昨年はバスFFやソルトFFに関するものが用意されていたようですね。)FF関係の本だけでも、たぶん5、6ブース分のスペースにびっくりするほど用意されていました。そんな感じでブースで会場がいっぱいで、キャスティングデモ用のスペースをとるのがやっと。。。

ずいぶん長くなったのでこの続きは次回書くことにして。。。。