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■ 魚拓???

 更新がずいぶん遅れて申し訳ありません。9月に入ったとたん、朝は氷点下、アスペンの木々は黄葉、今は雪がちらつき、あっという間に夏は去っていきました。今年も昨年同様、夏がかき入れ時のWYS周辺。釣りを楽しむ暇などありませんでした。日本からいらっしゃるお客さんのほうが、いい魚を釣っていらっしゃって、うらやましい限りです。トホホ。

 というわけで、大きな魚の写真の代わりに、今回は魚のアートのご紹介です。

 日本の方にはレネ・ハロップさんの絵が有名ですよね。我が家にも4枚彼の絵があり、我が家の家宝になっています。とても繊細な色使いや魚と虫、そして彼の巻いたフライとのコンビーネーションという発想。偉大な釣り師はすばらしいアーティストでもあることはいまさら私がご紹介するまでもないでしょう。トラウトハンターの2階は小さなギャラリーになっていて、レネさんの絵が展示してありますので、ぜひ釣りの合間に見にいらっしゃってはいかがでしょう。

 もう一人、私たちの知り合いで、ヘンリーズフォークアングラーズのベテランフィッシングガイド、スミティーさんもすばらしいアーティストの一人。私の働いているロッジにもたくさん彼のアートが飾ってあります。

 一瞬「魚拓???」と思ってしまいそうなアート。スミティーさんは日本の魚拓からヒントを得て、和紙のような紙を使っていらっしゃるそうで、なかなか和紙を手に入れるのが難しいのだとおっしゃっておられました。文化の違いでしょうか、墨を使ったモノクロの魚拓を見慣れている私にとってはとてもセンセーショナルなアートです。彼のアートは今年のHFFのTシャツやポスターにも採用されていますし、絵まで手がでない私にも買える手ごろなお値段のカードなどもHFFのオフィスで販売しているようです。また新しくなったヘンリーズフォークアングラーズにもたくさん彼のアートが飾られていました。興味のあるかたは彼のWEBがあるようなのでアクセスしてみてください。(http://www.marksmithfishart.com) (以上の作品の写真はこのコラムにのせることを了解していただいていますが、著作権がありますから無断で仕様、転用はしないでくださいね。)

 さて、今年の釣りシーズンも終盤を迎えようとしています。今年は雪解けが遅く、5月末にも雪が降って、ギャラティンなどは7月の半ばまで雪代で釣りになりませんでした。と思いきや6月7月あっという間に気温が上がり、FFのキーポイントであるPMDのハッチが何処もいまいちだったような気がします。今年も6月の半ばから7月の初めにかけて、日本人の釣りの方々がたくさんいらっしゃったようですが、無常にも航空券の値段が上がって日本人の方が少なくなる7月20日くらいからHFの状態がよくなったり、日本の9月の連休にこちらは雪がふったり、なかなかいい時期にあたるというのは限られた時間の中では難しかったようです。私も日頃の行いが悪いせいか、週一回の休みが満月の日だったり、風がビュンビュン吹いて釣りにならず、泣きべそをかいた不完全燃焼の2006年夏でした。

 でも雪が本格的になる10月末までファイヤーフォールリバーや公園内のマジソンリバーでは秋の釣り、静かなHFの釣りに期待して出かけたと思います。

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