Fly Fishing Shop
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コーヒーポットキャンプ場の流れ
ブラウンドレイク
シャンクがまだ着いた状態で
小さいけど食欲旺盛
レールロードランチで釣れた21インチの虹鱒

■ Drakeのころ

 今日は独立記念日。一年で一番釣りが楽しい時期です。今年は6月の長雨低温のせいか、やっと先週あたり、ヘンリーズフォークでグリーンドレイク、ブラウンドレイクのハッチがはじまりました。

 サイズはフックサイズは10番から12番ですから大きなメイフライで、サーモンフライのときのような大きなフライですが、大きな魚が三角の頭を上げてパックンパックンライズしているのをみるともう心臓バクバクものです。

 6月中旬ごろから、「ドレイクのハッチはそろそろかなあ」と気がそぞろになり、とうとうヘンリーズフォークあたりで一番ドレイクのハッチが早いコーヒーポットキャンプ場にでかけました。ここはヘンリーズフォークの源、ビッグスプリングから近いので、水温がレールロードランチよりも安定し、上流にあるにもかかわらずすこし早い時期からドレイクのハッチが始まります。

 ご存知のようにドレイクは、このコーヒーポットあたりやレールロードランチのミリオネラプールやオズボーンブリッジあたりのような静かなフラットな流れでハッチします。この日も水面を大きなメイフライがハッチし水面を覆います。この日は不思議なことがおこりました。普通夕方しかハッチしないブラウンドレイクがお昼すぎにハッチしはじめたのです。はじめはグリーンドレイクだと思っていましたが、まだらの羽に茶色っぽいボディ、まだら模様の羽根、流れてくるシャンクもブラウンドレイクのものです。なぜこんな早い時間からハッチしたのかは不明ですが、大きなメイフライに10インチもない小さなブルックやカットスロートが飛びつく様はまさに食物連鎖の生物の授業を受けているようでした。

 一週間後、ラストチャンス付近でもこのドレイクのハッチがはじまり、20インチ以上もある大きな魚が出てくれました。私たちが喜んだのは大きな魚が釣れたことではなく、川面にたくさんの魚がライズしていたことです。当初HFFのメンバーが調査したときは、「全然魚がいないようだ」と悲観的な見方でしたが、開けてみると、こんなにも魚がいるではありませんか!!

 大自然の不思議はまだまだ頭の固い私たち人間の目には見えません部分がたくさんあるのかもしれません。