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デピューズ スプリングクリークからの眺め
釣り人用 i-phoneのカバー
ちょっと高価なニッパー
モンタナで大人気のBIG SKYシャツ
今話題のSAGE ONE
バルクハイマーロッド

■ 2012年ヒットの予感?

 

 2012年がはじまり、あっというまに長良川も解禁してしまいました。ご存知のように欧米はクリスマスは盛大ですが、新年は大晦日にカウントダウンをしてその後はあっけなく平常業務にもどってしまいますので、お正月気分というか新年を迎えた新たな気持ちが薄く、気がつけばもう2月も半ばです。

 この冬は実家の富山などは大雪でJRや飛行機がとまったりして、とても大変そうなのですが、ここモンタナボーズマンは穏やかな冬です。でも大雪の降りやすい3月4月が控えていますし、先日モンタナ州の州都へレナに用事があっていってきたのですが、すごい雪でした。スノーパック(積雪量)を見てみると、ギャラティン川周辺では平年の70%前後と少ないのですが、イエローストーン川上流などでは90%を越えていたところもありましたし、ミズーリー川のクレッグでは一時華氏−20度ほどまで気温が下がり、スノーストームで外に出られなかったという電話もありましたのでまだまだどうなるかわかりません。でもいい天気に誘われてリビングストンのデピューズスプリングにハイキング。(釣りはほとんどしていません。)雪に覆われたアブサロカの山並みは本当にいつ見ても美しく、富山の立山連峰を思い出させます。

 日本でも2012年の新製品がぞくぞく発売されていることと思いますが、今回このあたりでヒットしている商品を集めてみました。お断りしておきますが、あくまでも私の独断私見であること 日本で発売されていないものもあるかもしれませんことをご了承ください。

 1つ目は、モンタナ・フライ・カンパニーから発売された お魚柄のi-Phone、i-Pad カバー。モンタナで携帯電話をカバーしているVerizonで昨年春にi-Phoneがつかえるようになったので、このあたりでもスマート フォンを所有するようになりましたので、このカバーは大ヒット商品のようです。携帯電話やCPに関しては日本のほうが数段進んでいますから日本でもこういうものがすでに発売されているかもしれませんが、このモンタナ・ フライ・カンパニーはモンタナ州の北西部・グレーシア国立公園の近くのコロンビア フォールズという小さな町にあり、最初は地元のフライタイヤーが巻くフライを中心に取り扱っていたのですが、いまではニッパーやフォーセップなど小物なども取り扱うようになり、最近注目のフライフィッシングビジネスのひとつです。ちなみに私は化石のような大昔の携帯電話しか持っていませんので、残念ながらこのカバーは使えません。

 余談ですが、モンタナ フライ カンパニーは私が今ちょっと注目しているフライフィッシング
ビジネスの会社で以前もタイイング用のスレッドを紹介しましたが、なかなかいいセンスというか面白い製品を売り出しています。先日もこんなかわいいフライボックスをみつけて思わず買ってしまいました"Olive
The Woolly Bugger"という子供向けの絵本がこちらで出版されています。

 2つ目はA-bel からでている ニッパー。なんと値段が$50もするのに結構売れているようです。私などはニッパーやフォーセップをよく落とすのでそんな高価なものを買ってなくしたらどうしようと思うと買えないのですが、デザインと品質がいいのでGFや奥さまがパートナーのギフトとして買っていくらしいです。日本で発売されているかどうかは不明ですが、バレンタインデーもちかいので彼女におねだりしてもいいかもしれませんね。

 3つ目はSIMMS社のBIG・SKY・ シャツ。このシャツは3年前ほどから売り出されているのですが、初年度などはブルーリボンフライズでは完売。追加注文したくらいです。いままで都会でスーツをきてバリバリ働いた後、定年後モンタナに越してきたおじ様方の夢はカーボーイ。その夢を少しでもかなえるために、そういうおじ様方はブルージーンズにカーボーイハット、カーボーイブーツ。そしてスナップボタンのチェックのシャツを着るのです。そんなおじ様方がこのシャツを見過ごすはずがありません。今年は素材が少しかわり、麻のように夏の暑いの中でもさらっとした感じのシンセティック素材が使用されていますからぬれても乾きが早いと思われますし、フィッシングのときでも着れるのではと思います。

 4つ目は 2つのロッド。ひとつはSAGE"ONE"
私は結構SAGEが好きでドライフライにはLLやSP、ニンフやストリーマーにはXPLを使っていたのですが、モンタナに移り住んでからはWinstonが主流になり、Sageのロッドにはご無沙汰してしまいました。昨年のフライフィッシングディラーショーにいってきた人たちの多くが今度のSAGE One という新しいロッドはいいぞーといっていて、空振りしかしていないのですが確かに軽くていい感じのロッドでした。

 もうひとつはバルクハイマーロッド。ワシントン州で作られているロッドで2012年新発売というわけではないのですが、以前この周辺ではトラウトハンターでしか目にした事がなく、以前ボニー・ ハロップさんが使っていらっしゃったので注目はしていたのですが、最近イエローストーン周辺のフライショップでも目にするようになりました。わたしはトラウト用のシングルロッドしか振ったことがないのですが、ステールヘッドを狙うスペイ用のダブルハンドやソルトウーター用の高番手もあり、最近日本でも代理店ができたようなことを聞いています。仕上げがきれいなのとモデルによってはドライフライで釣るにはもってこいのアクションなのでこんどロッドを買う機会があればバルクハイマーかなあと最近は思っています。

 一方ではもう2013年の準備が着々と進んでいるようですからこんなことを書いているのは遅いのだとは承知していますが、フライショップで新しい製品を見ながら2012年釣りシーズンへの期待を大きくしています。