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冷たい水で取れなくなるタングステンは元素記号で74番目。スウェーデン語で『重い石』と言う意味だそうで、比重の高い物質です。鉛のオモリ(実際は亜鉛合金がほとんどなのでしょうが)は元素記号で82番目で原子量が非常に近いので似た様な重さということになり、毒性の低いタングステンが使われる様になっています(難しい話はわからないのでさっと逃げておきます)。 ということで鉛よりもぐっと環境へのインパクトが少ないということをフライフィッシングの利点として考えましょう。メーカーのコピー通りなら、通常の釣りオモリと比べて30%重いと書いてありますが、確かに同じソフトシンカーのルーン・ディープウェイトに比べると同じぐらいの量だと重いです。 ついでだからほぼ同量を付けた時のテストもしましたぞ。柔らかさと加工のしやすさはフルックスのタングステンの方が使いやすく、また、冷水に浸した時の硬さはどちらもほぼ一緒でした。キャスティング時のシンカーのズレはどちらもほとんどなく、良好。ということでタングステンの利点はちょっとの量で重さが得られるので、水の抵抗がうけにくい点。それと時間はかかりますが生分解するので、地球には優しいという点。フライマンがナチュラリストを気取ると矛盾しますが、自分のできる範囲で環境へのインパクトを減らした方が自分のためでもありますよね。
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