斬れるオトコになる道具
「オレに触ると怪我するぜ。」的なオーラを放つ道具。フライフィッシングで扱う道具の中で危険なものかもしれないシザース。かつて私は手のひらを刺し、革一枚で貫通を免れた事もあるけれど、かといってナマクラなハサミなんて決して使う気にはなれない。切れ味はいつも鋭く、切りたいものがスパッと斬れるということは、タイヤーにとって重要な事でしょ？皆さんもそう感じる筈。
今宵紹介する商品は Handmade in Japan のフライ業界で言えば " 名刀 正宗 " 的なシザース。1921年創業のMIZUTANIは、理美容師向けにカスタムメイドを送り続けるメーカーで数年の歳月を経てタイイングシザースをリリース。このシザースにはカヴァ ナノパウダーメタルと言う、粒子の揃った鋼材を使う事で耐久性と超鋭利なエッジを可能にしました。閉じた時のサクっと感は今までに無い感覚。そして今まで逃げていた微細な素材を一刀両断、あぁ、この感覚クセになる。ちなみに全てがスパッと斬れるのではなく、PEなどの逃げるマテリアルは切りにくいのであしからず。
付属品はには内蔵ドライバー（別付属メダル型ドライバー）や、メンテナンスオイル、シザーススタンド3個（ハサミがすぐに持てるように工夫されたピン）やお茶目な絆創膏など。至れり尽くせり。綺麗な化粧箱に入り、プレゼント用としてもお勧めできる逸品です。切れ味が悪くなったら研ぎ調整（¥3,000）をしてくれるこの商品のコンセプトは、30年愛用していただくこと。
新たにブラックバージョンと、ハーミット的には買う方はほぼいないだろうと踏んでいる、ダマスカス鋼で作られた特注バージョンが追加。ラブレスやランドールがお好きな人にはたまらないかも？ どちらも制作にお時間がかかります。
Mizutani CaVa タイイングシザース：スタンダードモデル￥20,000（外税）/ブラック￥28,000（外税）/ダマスカス￥120,000（外税）
