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お疲れさまって、感じ?

 こんなにインターネットが普及する前に、『釣内会 回覧板』というフリーペーパーを作っていた時期がありました(1996年頃)。その中でリールの改造計画というネタで、フルーガーの塗装面を剥離剤で剥がすと言うお話を書いたことがあります。

 これが実際やってみると解るのですが、バックフェイスとスプール、それとアウトリムがそれぞれ違う合金でできているため、剥離剤で簡単に落ちるのはアウトリムだけ。半端に落ちた側面は、剥離後にバフ掛けでシルバーにするという、とんでもない労力を かけて人と違うものをこしらえました。

 この労力、プラス、アルミエンブレムを追加したのが、T'sから発売されたフルーガー。このリールはキャップスさんが代理店で長く販売しているリールで、ノーマルは¥6,100の価格。塗装剥がし代にアルミエンブレムの分も考慮すれば、価格設定は妥当ではないでしょうか? それともあなた自信で落としてみますか? 特に窪んだ所なんかは落とせないで泣きが入りますよ。

 2005年3月現在フルーガー社から要請で改造できなくなりました。今後はの入庫予定はありません

PFLUEGER MEDALIST 1492 AK DT3F+20yds
ハーミット価格
SOLDOUT(というより製造中止)
ハーミット的満足度
(5段階評価)
●●●
管理人の私的考察
パッと見た感じ、サンドブラストしているように見えたのですが、長い擦れが多数見えるので、細かなワイヤーかなにかでポリッシングしているようです。その為、凹んでいる部分は塗装が剥がしきれていませんが、これも個性だから、そう受け止めて。精度はもともと安いリールだからこんなもの。でも雰囲気は充分。下の1955年モデルと比べても格好いいぞ。エンブレムの作りは、微妙な採点どころ
背面はこんな感じ、窪んだところは落としにくいのでしょう
スプールの反対側も処理してくれていました
研磨した時の傷が良い感じに残っている

これは私の持っている1955年モデル。センターがアルミなのはこの当時のプレート
シャフトも波うっていてグラマラス。こういうテイストが、今のリールに欲しいところ
オリジナルの方がエンブレムの厚みが若干薄い