フライを始めるときは、二人一組か、3人一組で行います。コマセを巻く（チャミング）する人が真ん中に入り、様子を見ながら撒いていきます。群の進んでいる方向と次にどこへコマませを打つかをアングラーに伝えます。このため、チャミングする人もそれ相応のコントロールが必要です。魚を探して的確に指示するという点では、ボーンフィッシュのガイドと同じですね。

　アングラーはチャミングする人のタイミングを見て、約2回のフォルスキャストでシュートしなくてはなりません。これはボラがコマセが着水してから約3〜5秒ほどしか止まらない為、その間に入れる必要があるからです。もし、これが難しいと思う人はあらかじめボラが回遊してきそうなコースにキャストしておき、その上にコントロールのいい人にコマセを撒いてもらう方法です。もちろんこれでも釣れますが、僕らの間ではこれを「カブセ」と言い、キャスティングの能力が伴わない初心者の釣り方としています。