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ボーンフィッシュのタックルは?

 各メーカーさんから出ているボーンフィッシュ用ラインを見てわかるように、ライン番手のメインは通常7〜8番を選択することが多いでしょう。カリビアンのリピーターならば、もしかするとサイズが小さくても引きが楽しめるようにと、6番を選択する人も中にはいるはず。でもハワイではこれは×です。

 その最大の理由は、ココウインドと呼ばれる四六時中吹きさらす、東風。山のない南の楽園と違い、標高が高い山を持つハワイでは、雲もかかるし(ボーンフィッシュが見えないんです)、雨も時々振る気まぐれやさん。常に7〜8メートル以上拭いている状態なので、ある程度ラインが重たくなくてはいけません。もちろんボーンフィッシュの平均サイズが大きいこともその理由に当てはまります。

フライロッド
私はバックアップ用に何本か持って行いきますが、基本的にオススメは9フィート8番〜9番のロッドです。ちなみに私が使用しているのは、ウインストンボロンII x 9'6" #8/4psc、スコットS3S908/4、スコットHP888/3で、同行のH氏はGルーミスのクロスカレント9'0" #8 とセージのXP990でした。長さが9フィートが良い理由は、もし一人でランディングするような事になった時、ロッドが長ければ長いほど自分に魚を寄せることが困難になるためです。

フライリール
いつもならば200ydsも巻いていれば十分と思っていたバッキングラインでしたが、今回リールの芯が出るまで持って行かれて、沖のリーフまで走りきり、サヨナラしたビックワンが数匹います。ビリーペイトのボーンフィッシュリールのバッキングが足りなかったのは初めての事です。それともうひとつ言えるのは、通常よりも引き出されるバッキング量が多いので、魚がストップしてから、大量のバッキングを巻き取らなければなりません。このことを考えると、#8ライン+300ydsのバッキング+ラージアーバーのリールである必要があります。私の持っているリールの中では、ティボーのリプタイドがそのリールになるでしょう。
(右上)



フライライン
これは迷わずボーンフィッシュ用のフローティングラインを選びましょう。ボーンフィッシュラインの特徴はベリー部がやや前よりで、魚を見つけてからキャスティングへ移るまでの時間を少なくするため、フォルスキャストを何度もしなくても20ヤード以上ラインがコントロールできるようになっています。また、熱帯気候用なのでラインが硬めで、ロッドにまとわりつかないもの特徴のひとつ。

リーダー
ラインの伸びと沈下速度を考えるとフロロカーボンリーダーの9〜12フィート、02X〜0Xがティペットなし直結の使用範囲です。IGFAへの記録狙いならば、3Xリーダー(8lb)に16ポンドのショックリーダーをつける感じです。

フライ
今回写真を取ることができなかったので、以前バハマで撮ったカニの写真を載せておきますが、一番の好物はボケジャコだとか。図体の割に食べるものは質素ですね。その為、一日中エサをあさっている感じで、潮の加減もありますが、基本的に朝夕が食いがたつのは他の魚と同様で、食いがたってくると、テールを持ち上げた状態のボーンフィッシュを見つけサイトフィッシングができます。ボケジャコの写真は撮れなかったのですが、どんなものかはYahooでスナモグリと入れてみましょう。黒鯛のエサであることもわかります。

 フライサイズは#2〜#4が中心で、小さくても#6を使う点は、やっぱり他のボーンフィッシュスポットよりフライが大きいことで、ココのサイズの違いを知ることができます。フライはクレージーチャーリーやクリスマスアイランドスペシャルなどで充分ですが、ガイドのフライはあまり光り物は入っていませんでしたよ。基本色は淡いクリーム色からタン系の色で、いかにもエビやカニ、といった色を想像しながらニタニタと巻くと、フライも自然と行き来してきますゾ。フライの見本写真は後日アップします。