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Bonefish(ソトイワシ科)

 和名ソトイワシのボーンフィッシュは温暖な南の海に生息するフライターゲットで、ソルトウォーターフライフィッシャーのみならず、フライフィッシャーマンなら誰でも憧れる魚であることは間違いない。その理由はフッキングしてからのダッシュ力。このサイズではあり得ないほどのパワーを持ち、30センチのボーンフィッシュでさえ、一度に50ヤード以上のバッキングを引き出す、まるで魚雷のような魚であるからスゴイ。また、フッキングに至までの戦術の難しさ(キャスティング技術)も重要で、パワーのみならず、キャスティングスキルが要求されるからこそ、その戦術が重要とも言える。

 このおとぼけ顔のハワイ名は、 ”Oio(オイオ)”と言い、日系人が多いハワイでは、つみれなどにして食べているという。ガイドにこのボーンフィッシュがどんな味なのか?と、訪ねたところ、「白身魚30%にドロを30%、甲殻類を30%を混ぜたような味」だって。美味いの?と再び訪ねると、首を大きく横に振ったいたところを見ると、おでんのネタになってしまうのも合点がいく。このボーンフィッシュの数は年々相当減っているようだ。

 今回の釣行でたまたま見つけたハワイの釣り新聞には、「1945年の終戦後、日本人の手によって持ち込まれた持ち込まれた刺し網により、オイオの漁獲高は飛躍的に伸びたが、現在ではその数が減少しているウンヌン」と書かれていた(後に東君がフライフィッシャーで詳しく書くと思う)。現在では何も保護はされていないが、昨年からタグを打っての追跡調査や、少なくともこの刺し網だけはやめましょうと言う、釣り人よりの良い方向へと繋がっているようだ。

 実はこのあこがれのボーンフィッシュは日本の沖縄にもいるんですよ。ただ、数がとても少ないのと、サイズが小さいこと、それに足が速く見つけにくい魚なので、ソルトウォーターガイドという職業がない今の日本では、まぐれはあってもコンスタンスにで釣ることは、現地点ではないでしょう。

 ちなみにハワイで釣れるボーンフィッシュのサイズは平均5〜8ポンドほどで、写真のボーンフィッシュは10ポンドオーバー。カリブ海やクリスマス島へ出掛けても釣れるボーンフィッシュのサイズはだいたい3ポンド前後で、大きくて6〜8ポンドだから、ハワイのサイズは他よりも極めて大きい。その代わり小さな群れがないため、数釣りは不可能で、今回の釣行では一人で日に5本が最高で、実際は1日1本というキングサーモンやスティールヘッド並みの水準である。