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■ 南米 チリ 釣行 JAN/04
 今年の1月、チリへ行ってまいりました。マスのパラダイスとして近年世界中のフライフィッシャーに注目されているパタゴニア地方です。私の住むメキシコからだと南北の移動だけなので時差の影響がなく、フライトも夜メキシコを出て翌朝にはチリの首都サンチャゴに着き、その日の午後には第11州(アイゼン州)の州都、コジャイケまで着いてしまいます。頑張ればイブニング狙いも可能でしょう。

 コジャイケは人口4万5千人の小さな地方都市ですが、インターネットの普及もあって近年米国をはじめとする世界中のFFマンが訪れるチリ・パタゴニアのフライフィッシングの拠点となる町の一つ。釣り人のみならずパタゴニアを旅するバックパッカーやサイクリストの姿も多く見られます。このコジャイケで日常生活用品の一通りは揃い、釣りのライセンスも入手できます。レストランもホテルもそこそこあり、レンタカーのオプションも可能。ただ良質なFF用品の多くはコジャイケでは入手困難ですので予め十分な準備が必要ですまた急激な天候の変化に耐えうるウェア類も当然必携。↓(左下へ)

 フライタックル

タックルは標準は#5、小さい川でチビマスと戯れるなら#4、大きな川や湖の20インチオーバー相手には#6、コーホサーモンやシートラウト、スティールヘッド狙いなら#8といったところでしょうか。魚のパワーがありフライも大きいことに加え、風が強いことが多いのでファストなパワーのあるタックルの方が良いでしょう。フライは最小で#18程度。ほとんどは#12くらいのオーソドックスなドライフライからストリーマーまで各種。事前情報収集のためメールしてあれこれ教えてもらったチリのフライフィッシングクラブ会長に『絶対持っていけ!』と薦められたチェルノブイルアントも忘れずに。

 次にフィッシングのアウトフィッター手配ですが、米国系の検索エンジンで探すとそれなりに出てきます。米国資本のロッジが多いですが、ローカルのアウトフィッターも散見できます。私はMincho's Lodgeというローカルのフィッシングロッジを前述のチリFFクラブ会長に教えてもらい直接宿泊の予約をするとともに、ロッジ経由アウトフィッターのガイドを手配してもらいました。ロッジのオーナーのミンチョは英語が非常に流暢で、ゴルフの腕もプロ級のじいさん。またアウトフィッターはRUMBOPATAGON(Webサイト有)という米・オレゴンに在住経験のある若い兄弟がやっていて、釣場の選定の相談からロッジと釣り場の送迎、昼食の準備など含めサービス内容は充実、英語でも問題なさそうです。