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 憎めない顔つきのカマス君
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■和歌山発オカッパリソルト カマス編
 ソルトウォーターフライフィッシングだからといって、バッキングライン200以上も巻き込んで挑む、豪快なシイラやカツオを想像しないでください。私が今回紹介するソルトウォーターフライの世界は、渓流シーズンに使っていたタックルで渡り合える、身近で手軽な魚たちです。

 メジャーなシーバス(こちはヒラスズキも混じります)やメッキアジに隠れて、あまり日の当たらない、日陰者対象魚君達がたくさんいるのです。また、こういった釣りはフライフィッシングの中でもまだまだ人口が少ない分野なので、未開拓な部分が多く、探求心がそそられる釣りなのです。

 私が住む和歌山県新宮市では、秋から冬にかけて接岸する「カマス」を紹介しようと思います。どの地方でもポピュラーでだいたい狙うことができるはずですので、参考にして頂ければと思います。左下↓

 カマスごときにそんなたいそうなウンチクはいらないだろうと言われそうですが、カマスを追いかけてきたおかげで、私はスズキやメッキ、コトヒキ、ヒラメ、タチウオ、ムツなど、たくさんの魚たちと巡り会うことができたのです。

 カマス釣りにおいて一番大事なことは、まず魚と接近遭遇すること。これにつきます。時間帯は日没から暗くなるまで、特にライトなしでもフライがティペットに結べるかどうか、という時間帯がもっとも期待できます。

 日中や夜間も釣ることはできますが、釣果はあまり期待できません。したがって、仕事帰りの夕マズ目にぴったりな対象魚といえるでしょう。

 嬉しい外道マルスズキ
 #4ゾンカーを飲み込んだヒラメ夕方のボイルに狙い打ち。
 カマスに混じって釣れました。
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 季節的には夏でも釣れますが、どういうわけか外洋に面した磯や堤防で釣れることが多いようで、フライフィッシングならば、やはり秋の方が狙いやすいでしょう。

 地域によって格差があるので一概にこうとはいえませんが、漁港内で手軽に狙えるようになるのが9月の下旬から冬場にかけて。この時期になると群れもまとまって夏に比べると釣りやすい状態になっています。

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