さて、今度はエルクヘアとディアヘア。よく「ディアヘアとエルクヘアは何が違うのですか?」と聞かれますが、どちらもシカでございます。カディスのウイングにするにのはどちらでも大丈夫ですが、ディアヘアの方が若干フレアしやすいでしょうか。そのためディアヘアはマドラーミノーのクリップルヘッドなどに使われます。
左の二点はディアヘアですが、見てもわかるように下の写真ものもはヘアの生え方がよじれているため、境目ができています。この境目を使わなければよいのですが、綺麗にすべて使うのならば、こういったものは避けるべきでしょう。また、使うフライによりますが、フレアがしたくないディアヘアカディスを作るのであれば、毛のテーパーが緩いものを。その逆にマドラーミノーのヘッドを作るのならば、根本の太く、太さが先端まで保たれているものを探しましょう。
それとコンパラダンなどに使うものは、フライが小さいため、先端の一部しか使いません。ティップの色・先端1センチの均一感・テーパーが先端にきているもの選ぶようにしましょう。 |