なんでいきなりダブルホールなの?とお思いのあなた、御察しの通り、間をはしょりすぎです。答えは簡単、ムービーはとりあえず撮ってきたのがこのダブルホールだけということ。残りは後日付け足しますのでご勘弁を。
さて、ダブルホールで注意深く見て頂きたい点は、ロッドの止める位置と、バックキャスト(またはフォワードキャスト)へ移行する時のロッドの反対(180°の位置)に伸びる引き手です。細かいことを言えば完全には180°反対へ引いていないので、皆さんは180°になるようにさらに練習してください。ロッドの直線上の反対へラインを引くことで、フライラインはストリッピングガイドで生まれる摩擦が軽減し、スルスルとラインが戻るはずです。
ここではメーカーさんに借りたループのイエローラインのロッドを使っています(多少柔らかめのミディアムファースト)。初めて振ったロッドなので多少ぎこちなさはありますが、ご勘弁を。
下は2006年のキャスティング練習中に撮ってきたムービーですが、
光が少ない日だったので、あまりよく映っていませんがご覧下さい。
理想はすべてがリズミカルであること。ビートは1/4拍子です。決してヘビメタなどをイメージしてはいけません。70年代のフォークソングやクラシック音楽でも口ずさみながら練習してみましょう。
ロッド一回の動きに対して、左手の動きが引いて戻す2回の動き。1/2回はロッドと引き手が同時に動き、ロッドを止めてから1/4遅れてラインを戻すタイミングです(わかりづらいかな?)。つまりは、
リズム
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1
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2
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3
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4
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左手
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引いて
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戻して
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引いて
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戻して
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右手
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バックキャスト
~ストップ |
ロッドは止めたまま
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フォワードキャスト~ストップ
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ロッドは止めたまま
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左手は右手よりもせわしく、特にラインが戻る時は右手はまったく動かず、左手だけが素早く戻ります。引き手の角度はストリッピングガイドにラインが擦れないようにするため、ロッドと真反対(180°)に引くことができれば、ラインはスルスルと戻る筈です。最初のうちは自分の振るロッドの角度とその真反対をよく見極めてストリッピングガイドを見ながらキャスティングしましょう。
ロッドのティップは直線移動することは忘れてはいけません。うまくリズムをつかんでくるとラインは気持ちよく戻ります。最後は一気にシュート!というここからの飛距離の秘密はまた今度。
それまではダブルホールをきちっとマスターしておいてください。そうそう、振りすぎ注意。いくら練習とは言え、ラインを振り回すのは3~4回までにしておいてください。空中には魚が居ませんし、魚は食いつきません。本当の勝負は着水してから。1秒でも長く、フライを長く水面へ置くことが、ヒットへのキーポイント。
自分がカッコイイと思ってキャスティングしていても誰もそんなもの見ていませんよ。
と言うことで、今回はコレまで。ムービーをよく見て同じリズムを刻んでね。
また、キャスティングに悩んでいて来店できる方は、当店で開催しているキャスティングスクールにおいでください。
みなさんのお役にはたてると思います。