今回宿泊したのはLodge Rio Bakerというベルトラン湖畔の小さなロッジです。オーナーはアルゼンチン人ですが管理は地元のチリ人夫妻に委任されており、手入れが行き届いています。食堂の目の前に広がる青い湖と雄大な山々を眺めながらチリワインやピスコサワーを飲みチリの家庭料理に舌鼓を打つのは至福のときでした。
ロッジが湖岸にあるので、ロッジの船着場からそのまま船を出して真っ青なベルトラン湖上へ釣りに出かけます。天気が良いので気温が上がるにつれて湖面に美しい靄が立ちます。氷河から溶け出した水の影響か湖も川も見事なターコイズブルー。カリブ沿岸のビーチリゾートにでもいるかのような錯覚に陥ります。
透明な湖底に見える緑色の部分は減水期になると陸が出るところで、やはりかけ上がりが格好の魚のつき場になります。湖は#7でストリーマーを引きましたが、この時期は白っぽいゾンカー、白いラバーレッグのついた黒のウーリーバガーなんかがいいという話でした。また湖岸をドライで攻める場合、もちろんカディスでもいいですが、チェルノブイルアントなどの大型ドライフライにもかなりの反応がありました。湖にはブラウンもそこそこいますが、釣れた魚の大半はやはりレインボーでした。
|