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Xcalak

 それはともかく我が釣りであります。4日のうちの行きと帰りの移動がそれぞれ一日ずつで、釣りは中2日の予定だったのですが、日ごろの行いがよほど悪いのか、熱帯低気圧がXcalak沖に停滞しておりまして、釣りを予定していた日の初日は見事に雨!。フラットの釣りは水面下の魚の動きや影をどのくらい目視できるかが釣果を大きく左右するので、あまりにも激しい雨の日には釣りになりません。場合によっては身の危険も伴います。

 この日の釣りは結局キャンセルとなりました。これにはちょっと凹みました。だって何もやることがない。雨だし、宿泊した米国人経営のホテルは村の中心部から離れているので出て行くにも勇気が要ります。結局は持ってきた本を読んで飯を食うということにならざるを得ません。もっとも海産物しかありえない村の料理はなかなか乙でした。

豪華なお食事

 翌2日目は願いが通じたのか何とか雨は止んでくれました。とはいえ雨が止んだだけで重い曇り空は広い水平線のあちこちに散見でき、明らかにその下は雨が降っていて、それらがいつ押し寄せてくるかわからないのですが、釣れないほどでもない、と判断して楽観的に出発しました。2日とも釣りが出来ないんじゃ着た意味がないことは今回のガイドを務めてくれたビクトルも承知です。

ガイドのビクトル
ビカビカのボーンフィッシュ

 タックルは#8と#9で、後者はいつものようにターポンとパーミット用です。ボーンフィッシュ用には最近は#7や#6の選択もあるのですが、汎用性を考えればやはり#8は王道。突然パーミットやスヌークに遭遇したら#7では取れる確立も下がります。

 ラインはトロピカルのフローティングWFで十分。リーダーは1X程度のものを適当に、これに2Xのティペットを2ftから3ft継ぎ足して10から12ft程度の全長にします。素材はもちろんフロロカーボン。フライはゴッチャ、チャリーの#6に加えフラッシャーあしらったお手製の#8程度の小さなシュリンプパターンを。色は茶か薄いピンク。濃い目のピンクも朝には効果的。

この日の釣りは、一言で言えばまあ良かったと思います。7時半に開始して小一時間の間にギューンギューンで2匹ゲット、ギューンにランディングミスで1バラシ。その後雨で動けず約30分の中断の後、更にギュンギュンギューンで3ゲット、ギューンのアレッ?で2度バラシ。またまた豪雨で1時間ボート上で立ちんぼ(座ると腰回りが余計に濡れるので少しでも不快感を軽減すべく立っていた)の後にウェーディングで2ゲットと昼飯前にまずまずの釣果が。外道もこの日はミニジャック・クレバルやちびトレバリーもガシガシとフッキングし、なかなか賑やかでした。

昼食後はパーミット狙いに切り替え、ポイントを探っていったのですがなかなかパーミットは発見できず、ボーンをガツガツガツーンと3匹釣った程度に終わりましたが、天候不順を考えれば、1日の成果としては十分満足できる内容。

ボーンをいじると手にボーンの粘膜がくっついてカピカピになるのですが、これをはがしながら独り悦に入りましたネ。

豪華なお食事