リーダーの一番人気は、バット径が細くしなやかなマキシマでしょうか。ついでバリバスSTD、トラウトハンターのフィネスです。ティペットは新しく出た商品ほど強くなっていますので(しなやかさは別として)、特に細い7Xより細いものを使う場合は、最新のティペトをお勧めします。
初めて間もない方に、よくリーダーの長さについて聞かれます。一昔前までは私なんかは6〜7フィート+50cmティペットが普通だったので、9フィートでも長いと感じるのですが、現在の主流はやっぱり9フィートでしょうか。それ以下の長さを在庫していても回転率が悪く経年劣化で商品がダメになっちゃうので5年ほど前に取り扱いをやめちゃいました(現在の取り扱いではTHのトラウトリーダー8feetが一番短いです)。ですので、9フィートが長いと感じる方はバットを50cmほど詰めて使う事をお勧めします。
それと14フィート以上のリーダーを常に使っている人がいらっしゃいますが、源流主体の時期はやっぱり長過ぎてフライラインが出なくなってしまいますので、9フィート以下にした方が良いでしょう。考え方は人それぞれですが、長過ぎるリーダーはトラブルが多く初心者向きとは言えません。14フィート以上という長さは止水あるいは流れが緩いプール状の本流などが向いていますので、早春の釣りが一般的な使い道です。
昨今はナチュラルドリフト=バットの柔らかいリーダーという考える方も多いですが、フライラインから伝わるループを作るエネルギーはリーダーのバット径が極端に細いと、そこで力が抜けてしまい、抵抗があるフライはターンしなくなってしまいます。魚を掛けるという一言につきる場合はライン、リーダー、ティペットを経てフライまでが一直線の状態がフッキングする時の理想です。ですので、たるみを作ってドラッグフリーを長くするという手法は、中級者以上向けのテクニックだと思った方が良いでしょう。やっぱり基本はポイントまで一直線。それも川をまたいだ時は角度が浅くなるアップクロスが基本です。
今までラインコントロール(フライを自分が思った的に当てる事ができない人)は一度Trout Hunterのトラウトリーダー10feetをお試し下さい。このリーダーはバット径が太く太い部分が長く続くのでパワーが先端まで残る為に、コントロール性能はとても優れています。是非一度お試しを! |