職業柄、色々な場所で釣りをしてお客様に釣り情報提供する様に努めているので、続けて同じ場所へ行く事は極めて少ない私。しかし、今回は店の常連さんに「一緒に行っていっぱい釣りたい。」とリクエストされたので、その要望で思い立ったのは先だっての南アルプスの川。しかし魚は多いけれどスレッスレと言う不安が少し。果たして「私のアドバイスで数釣りは可能か?」と言う感じのミッションとして、珍しく同じ場所へ2度目の入渓となりました。
お盆が過ぎると登山バスの運行量はグッと減り、平日のダイヤは少なくバスを選べない。その為、2番バスで入渓してしまうと釣りが11時スタートになってしまうので、釣り時間が少な過ぎるので余儀なく1番バスにて入渓となる。到着が6時半の1番バスは渓にはまだ陽が差し込まず肌寒くお魚の反応はグッと悪くなる。案の定、前回入れ喰いだった場所からの反応は全くなく、河原に陽が入った8時過ぎ位からが右肩上がりでヒット率が上がってきた。
一緒に行った常連のお客さんはキャスティングスクールに通っているので問題なし。と、言いたい所ですが、普段キャス練では教えないリーダーキャストが不得意とすることが判明。イワナ釣りの場合、シラ泡横の巻きへフライを4秒程ステイ出来れば、大きなイワナが下から湧き上がってくるのですが、魚との距離が近くなるのでラインの重さでフライを投げられなくなってしまう。はっきり言ってテンカラよりも短い距離になる事があるくらい。または人間の背丈よりも低く木が垂れ込めるポイントは長竿であるテンカラやエサ釣りは不得意となる場所なのに対し、フライにとっては絶好のポイントなのだけれど、リーダーキャストが必須になってしまう。そんなラインの重さが得られな短い距離のキャスティングは、キャス練では教える事が稀なキャスティングレンジ。一定の距離ならキャスティングが上手な人でも距離が変わると途端に投げれない人は、どのレンジ(距離)でもゴルフのカップにボールを入れる精度と同じ様に練習する必要があります。
ハーミットのキャス練に来られるお客様にはよく私が話している事ですが、渓流の釣りはパターゴルフみたいなもの。グリーン上のどの場所でもカップへ投射する技術が必要なのですが、ただ真っ直ぐキャストしているだけではダメで、芝目や勾配を読んでパターでパットするのと同じく、渓流の場合は流れを読んでいかにカップサイズの場所へフライを投射してフライを自然に流せるかにかかっているのです。キャスティングを必要としない距離がゼロに近いこともあれば、40フィート以上先からアプローチしなくてはいけない事もあるのが渓流のフライフィッシング。どの場所から投げればドラッグが掛かりにくいか、それが苦手な場合どう対処するかを考えながらキャストができると、ワンランク上の釣果が目指せるでしょう。
今回は私がが後ろに付きながら、あ〜でもない、こ〜でもない、うるさく指導するものだから、きっとお客さんはやりづらかった事だと思いますが、その甲斐あって釣果は思った以上に伸びました。
そんな標高1,500mオーバーでお客さんをガイドしながらおかわり釣行をした私ですが、私の釣り虫は収まらずその翌日も釣りへ行くのでした。そんなお馬鹿な今週の私は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。













