水平線のナブラを夢見て沖を目指すもベタ凪だったシイラクルーズ

毎年夏になると相模湾に繰り出しているのだけれど、もう何年もカツヲを手にしていない。もっとも皆さんを楽しませるためにシイラ中心のチャーターボートなので、オフショアのフライフィッシングは「海の日」辺りからスタートする。カツヲを本気で狙うのであれば季節で言えばもう少し前の6月下旬頃に釣りをするか、あるいは暑さが遠のいた10月以降の戻りカツヲを狙えば良いのだが、今年は7月の中旬でもカツヲが釣れ盛っていた。もしかして僕らも少しは釣れちゃうかも? なんてポジティブな気持ちはチト甘かった様です。あぁ、ちゃんと血抜きをしたカツヲが食べたい・・。

日本付近を通る黒潮の大蛇行が終息し、本来の相模湾らしくなってきたと感じる私。この調子でいけば後半は青モノが増えて相模湾でいろいろな魚種が狙えるのではないかと勝手に想像してます。また、昨年まではチャムに使うイワシはマイワシだったものが今年はちゃんとシコイワシ(カタクチ)が手に入ったので、今回は本気でカツヲを探してワッチ(ナブラを見つける役)を続けたのですが、大潮だというのに海はうんともすんとも言わず、潮が一向に流れている気配を感じなかった一日でした。

さて、そんな濁り気味だった相模湾のお話ですが、その翌日はまたしても山奥でイワナ釣りをしていた私。その標高差は1,000m、気温差は12℃でゴザイマス。お暇な方はご覧くださいまし。

相模湾の夜明け
イワシは取れている様ですが、相変わらずバケツ一杯1.3万円と高価。カツヲはイワシを大量に撒くので3杯分を詰め込み、丸伊丸でいざ夜明け前の海へ。パヤオに到着する頃には丁度お日様が出迎えてくれます。
丸伊丸の散水装置
パヤオに到着し散水開始。朝日に照らされてキラキラ光る海と潮。投げ込まれたイワシに反応してシイラが散水の周りに集まってきます。
満月にしなるロッド
朝の時合いはいつもボーナスポイント的なもの。パヤオに到着して約30分は入れ喰いを楽しみますが、私はイワシを撒いているので釣りができません。全員が釣れた所を見計らって空いている時間に私はロッドを振ります。
イワシ
イワシの生簀にカメラを突っ込んで撮影してますが、どれがマイワシだか分かるかな?背中が黒く細身で小さいのが(全体に写っているのが)、シコイワシ(カタクチイワシ)です。
シイラ
シイラのサイズはわりかし大きめで60cm〜1.3m程度。私はかなり大きい奴を掛けたのですが、ドラグを締め込んでもバッキングラインを150mほど突っ走り、10番ロッドでは止める事ができず、パヤオにバッキングが巻いてしまい新品のラインごと切れてしまいましたとさ。あ〜ぁ。
満月のロッド
写真を見てびっくり。ロッドの強度テストをしているのかと思うほどのしなり。このロッドはグラファイトですが、私を含め数名がグラスロッドを使っているので、多くの人のロッドが満月にしなってました。
シイラ
今回の最大魚はコレだったかな。多くの方が大物を掛けていたのですが、私と同様にパヤオに巻いてしまった方、あるいは無理に止めようとしてぶっちぎられた方などが多数でした。
相模湾のシイラ
海はベタ凪で潮が少し濁っている状態。カツヲ鳥はたくさんいるのですが、全て海上でお休み状態で、どこを見渡してもナブラのナの字もありません。カツヲは一度も沸く事が無く、潮目周りで狙うシイラのみの戦いでした。
ポッパーを引く
オオドモ(船尾)で釣る人はキャスティングできるので、ポッパーやミノーなどを遠投してかなりの数をキャッチしていました。
シイラ(マヒマヒ)
毎年相模湾でシイラを釣ると夏が本格的に始まったと感じる僕ら。シイラはフライフィッシング初心者でも簡単に釣れるターゲットなのですが、船をチャーターしなければならないハードルがあります。もう少しハーミットで出船数を増やしたい所なのですが、丸伊丸はオヤジさんが引退し2号船がなくなってしまったので、船の予約が取りづらい状態になりました。
丸伊丸
毎度お世話になっている、丸伊丸の船長。帰港する際に手伝ってくれる息子さんの成長を見て僕らの老いを感じます。
アイスクリーム
釣り終えた後は横須賀PA(上り)にて恒例のソフトクリームを食べて解散。コロナ前までは丸伊丸で冷麦を食べて解散だったのですが、コロナ以降どこの船宿も食事の提供をやめちゃいました。さて、帰ってシャワーを浴びたらビールでもかっくらって、早めに寝るとしますか。
北の渓流
その翌日は体を休めるための休日。しかしです、私の釣りの虫はおさまりません。充分睡眠をとった私はいざ北を目指します。車をぶっ飛ばして現場へ到着したのが12時半。車止めには3台の車がありましたが、どうせ朝から入っているだろうからと後追いでゆっくりと上がることにしました。
イワナ
しかし、さらに私よりも遅くにはいった方が来て状況を聞かれたのですが、私もその時点でまだ釣り時間はほとんど無し。仕方なく彼らの場所を作って上げるためにさらに上へ小一時間掛けて登りました。結果、釣りをする時間は1時間あるかどうかでしたが、数本の小さなイワナを釣って終了となってしまいました。相模湾の翌日にこんなに歩くとは思わなんだ。
林道のある川
この川にはかつての林道があって35〜6年前は車の通行ができたのです。私はこの道をランドクルーザー70で県境超えをしてました。が、それは遠い昔。今は人が通るのも阻むほどの崖崩れが多数。しかし、林道がある川は入渓数も多し。いっぱい歩いても釣れるとは限りません。
山奥
帰りの時間を考えると16時半にロッドを畳んでも車まで1時間半はかかる計算。18時半をまわると獣が活発に動くので、予定通りに納竿。その頃には雨粒が大きくなり、丁度よい納竿時間となりました。1日は船に揺られ翌日は歩き倒したので、連日気持ちよく10時間は眠れる、まるで子供のような私。8月に入るといよいよ釣りへ行く場所は決まった場所になりますが、その前にフライを巻かないとね。

 

 

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。