FAGUSのSmooth Hiker(スムース ハイカー)のインプレッションをしてみた

ここ数年、私は6月以降はファーガスロッドの出番が多くなっている。グラファイトロッドはキビキビとした釣りでテンポ良く釣れるので釣果に結びつきやすいが、多少フライをかじってくると数釣りが目的では無くなるもの。その為どうしてもロッドに釣り味を求めるのでグラスロッドの使用が多くなっている。グラスとバンブーロッドのメーカーであるこのファーガスのロッドは、ファストフリット・シリーズを除けば、その釣り味を重視したグラスロッドらしいモデルが多くラインナップ。そのファーガスのグラスロッド群に新たにスムースハイカーがこの秋から加わったので、そのロッドを借りたのでインプレッションしてみます。

ファーガスにはすでにアクティブハイカーという6ピースパックロッドがあるけれど、そちらはややファストフリット寄りのやや全体が硬めのアクションに仕上げている。それに対しこのスムースハイカーはフォレストバムのアクションをよりデリケートに、そしてベンドカーブが6ピースでありながらよどみ無くスムーズに曲がっているのがその特徴でしょうか。

アクティブハイカーがグラファイトからグラスは移行したいアングラーにオススメのパックロッドだとしたら、こちらはすでにグラスアクションに慣れている方向けで、グラスらしい6ピースモデルが欲しいという方のしなやかなアクション。ショートレンジは手首振りだけでロッドのアークを広げてキャスティングをする近距離を得意とするモデル。このモデルに遠投は必要としませんが、中距離以上が必要となった場合はロッドを曲げ過ぎないようにしてロッドティップの距離をより広げる為に肘をスライドしてストロークを増やし、ラインスピードを得るキャスティングスキルを必要になります。

そんなスムースハイカーを今回も出勤前に朝霞ガーデンへ持って行き、それぞれのロッドの感触を楽しんできましたので、そのそれぞれの特徴を記してみます。

FAGUS Smooth Hiker
スムースハイカーは全部で4種類。全て3番ロッド。ブランクカラーはライトグレーでスレッドはブランクカラーが透けるように巻かれている。ティッピングはジョイント部のみに施されている。
スムースハイカーのグリップ
グリップはシガータイプで、ロッドバランスを出すために7フィート55インチモデルだけ長め。それによりどのモデルもリールをつけた時の重心が丁度グリップトップあたりに設定されている。

f-6083SH/6feet 8inch・3weight・6pcs私がグラス慣れしているせいか短さを感じずショートレンジを手返しよくキャストを繰り返し続けられるモデル。比較的勾配が少ない河川でシラ泡から飛び出てくるヤマメの姿を想像しちゃいます。

f-6083SH
f-6083SH

Fine:7フィートのフォレストバムのアクションに似ていますが、よりロッドの曲がりがスムーズで手首を返してポンと振った時のラインからティペットの先までの伝わり具合が気持ち良いです。

Weak:振り抜いた時のラインスピード感はあるのですが大きめのフライをセットした場合、トルク不足さを感じるかもしれません。私だったら大きめのフライをあまり使わない、ヤマメ狙い中心の河川で使います。


f-6113SH/6feet 11inch・3weight・6pcs:8インチモデルよりも3インチ長いので、ほんの少しだけロッドのメンディングが使える様な感じを受けるモデル。この3インチ差の感覚は中々表現するのは難しく、どちらを選ぶかは好みの問題かな。

f-6113SH
f-6113SH

Fine:ロッドバランスが非常によく取られているロッドなので、8インチモデルと同様にロッドの曲がる感覚をロッドティップを止めた後に展開するフライラインの軌跡を見ていると、とても気持ち良いです。

Weak:あくまでもキャスティングレンジは中距離以下で中距離以上が必要になった場合はロッドティップが暴れ始めるので、距離を必要とした場合は自分の方がにじり寄って魚を狙う必要があると感じます。


f-7023SH/7feet 2inch・3weight・6pcs7フィートを超えてくるとロッドを曲げてティップがついてくるロード(動き始め点からストップ点へ移動)する時間が、「あぁ、ヤマメ釣りってこのテンポなんだよね。」と思えてくる。グラスらしさはこの柔らかさの中にあります。

f-7023SH
f-7023SH

Fine:振り抜いた時のロッドの長さ(ロッドを曲げる重さ)の感覚がグラスの面白さを感じさせるモデル。長さが増した分だけアワセ時の衝撃はロッド全体が吸収してくれる感覚が味わえる。

Weak:玄人はどんなロッドでもフルキャストを試みますが、無理です😆。ロッドの暴れをどうねじ伏せてラインスピードをあげようかと試行錯誤しましたが、遠投時は力が入りすぎてロッドティップの暴れは止められませんでした。


f-7053SH/7feet 5inch・3weight・6pcs:個人的にはこのでろんとした感じの7フィート5インチモデルが、管釣りでのレインボートラウトフィッシングを楽しませてくれました。

f-7053SH
f-7053SH

Fine:22番のミッジから14番の一般的なドライフライまで、細いティペットでフックセットを確実にこなすロッド。さらに寄せる時にはロッドのよどみ無い曲がりがロッドテンションが抜ける事がなく、ランディングまでスムーズにおこなえました。長さが手伝ってロールキャストしてのピックアップは快適。

Weak:普段アクティブハイカーを使っているので、それと比べてバットの弱さは否めない。管釣りで30センチのレインボートラウトを釣るだけでも寄せるのは一苦労(それが楽しいのですが)。尺イワナ狙いでこのロッドを持っていくと、魚に主導権を握られてヒヤヒヤするかもしれません。

スムースハイカーのベンドカーブ
ロッドの名前の通り、ロッドのベンドカーブはこの通りとても綺麗。ロッドはとてもしなやかなので、大きなレインボーを掛けると翻弄されてしまいます。

総合的に見てこのロッドを必要とする方は以下の様な感じでしょうか。

狙う魚はヤマメがが多くフライは14番よりも小さいものを使う機会が多い。ティペットは5Xよりも細いものが中心で、長めのリーダーシステムを使うリーダーキャストが多い方。射程距離は10m以下が多く、主にフライラインが6m程度が出た状態で扱う事が多い場所で多様。電車旅行が多くパックロッドが必要な状況で、そのターゲットは30センチ以下が多い場合。そんな方々にはこのシリーズはお勧めです。

メイド イン 岩手のこのロッドは全てが岩手県の遠野で作られています。その岩手魂が入ったグラスロッドを体験したい方は、このスムースハイカーのみならず、他のモデルのインプレッションを見て、ロッド購入を検討してみてください。

アクティブハイカーのインプレッション
ファストフリットのインプレッション
フォレストバムのインプレッション
ファインループのインプレッション

お盆過ぎの渓流終盤は下野国へハイキング時々釣り

このブログのファンがどれだけいるのかわかりませんが、「あれ、先週は何処へも行かなかったの?」と問われれば、お盆の最中だったのでお客様に付き合って管釣り〜で遊んでました。ハーミットはお盆モードのまま閑古鳥が鳴いてますが、満員御礼の管釣りの賑わいは妬ましく、寒々としたフライ業界はどうしたら元気になるのだろうと、考え込んでしまった管釣り釣行でした。

そして今週の話。

お盆が過ぎると私の渓流釣欲は下降気味、かといって湖へ行くにはチト水温が高いので、この時期はいつも何処へ行くかが悩みの種。湯川へ行こうかとも考えたけれど、上流側の混雑がスゴイとの話を聞いているので、一般河川での混雑はどうしても避けたい。で、思ったのが今年は下野国の県内共通年券を買っているので、せっかくだから今まで行かなかった北西部に足を伸ばしてみようと思ったのでした。行き当たりばったり、西の果てへGo!

前日の閉店が遅く少し疲れ気味だったので、東京をゆっくり8時過ぎに出発。下野国の北西部は交通の便が悪く高速を降りてからの道のりが長い。いくつかのダムを巻いて辿り着いて見ると、前日に大雨でも降ったのかかなりの水量。おまけに途中の良さそうな場所には釣り人の姿。すでにここまでで道程は4時間半を要している。方々見て回っているとどんどん時間が経ってしまい、すでに夕方。どうする?俺。

その後私がどうしたかが気になる方は、以下をご覧くださいまし。

赤久縄
先週の管釣りはお隣りの上州で遊んでました。渓流にはヤマメ、ポンドにはレインボーの他にコスチもいる隠れ家的な『赤久縄』。午前中はゲーターを履いて渓流を楽しみ、午後はポンドで入れ食いを楽しみました。ここはお蕎麦が美味しいので、それも楽しみの一つかな。相変わらずバッタ使いの私ですが、マッキーズフライにホッパーパターンを加えるかを考え中。
下野国
さて、今週はというと下野国の最西部へ。源流は水量はガンガンと流れていて、釣れそうな場所を探して右往左往。先客が多いので仕方なく本流を外れて幾つかの支流を回る。猿に威嚇され人気スポットで人々を眺め、そんな事やってたらロッドを出さずに夕方になってしまった。ムムム、結局ロッドを出さずに帰るのか・・。
ホームリバー
家へ帰って翌日出直すとのと、このまま素泊まりで安宿へ泊まって仕切り直しかを天秤にかけると、素泊まりした方が高速代よりも安い。結果、18時前に安宿へ入り翌朝5時過ぎに出発して行き慣れた川へと出かける事にした。
下野国の渓流
今シーズンはすでに何度か入っているこの川だが、毎回違う場所で釣りしている。せっかく早めに宿を出たのだから、今回は久しぶりに一番上の釣り場を責める事にした。車を止めて釣り場までは林道を歩いて2時間以上の道のり。2年前に仲間が32センチの尺ヤマメを釣ったポイントでは今年も尺ヤマメが浮いていたのにそれを無視し、さらに上流を目指す。ハッキリ言って釣りというよりは歩く時間が長いのでハイキングの気分。
婚姻色が出始めたヤマメ
いつもメインとしている場所からさらに1時間以上は上流の場所。この季節だから、もちろんイワナ狙い。しかし最初に出てきたのはヤマメさん。ほのかに桃色に染まってます。
産卵まえの山女魚
「いやいや、こんな上流だからそんな筈は。」とロッドを振るも、またしてもヤマメ。婚姻色を纏ったヤマメは産卵準備の証。とても綺麗なのですが、これから産卵して命を全うすると言うのに、それをいじめてリリースするというのがどうも私は苦手。数本のヤマメが出たことでさらに上を目指す事にし、フライは10番よりも大きい物しか使わない事にした。
堰堤
それにしてもこんな山奥にこんなもの作って何の効果があるのでしょうね。堰堤がある毎に、その上には砂礫で埋まった瀬。下には溢れた砂礫で埋まり始めた滝壺がある。お魚はそんな人間の作った人工物に屈せず生き続けている。
イワナ
フライを大きくした途端に、釣れる魚は全てイワナになった。チビイワナを避けるにも丁度良いと思っていたけれど、サイズに関係なく掛かってくる。今回の場所は7 〜9寸半まで。深い場所でかけた個体は黒く、そして瀬で釣った個体はその色を移して浅い色をしている。
イワナ
堰堤下のシラ泡のすぐ横にできる巻きの部分で釣ると、イワナのお腹はオレンジで全体がゴールド、そして背中は真っ黒け。
壊れたロイヤルトルード
フライを変えずロイヤルトルードで10数本も釣ったら、カーフテールのウイングがもぎ取られてしまった。これでも釣れるでしょうが視認性がよくないので、ここでようやくフライ交換。
イワナ
久しぶりに最上流部へ来たものだから帰りの時間が読めない。上流を覗いてその上に緩い流れがあると、ついフライを流したくなる無限ループ。おおよそ15時にはやめないと帰りの行程が暗くなる可能性があるので、この魚を最後に納竿とした。前回の南アルプスといい今回も飽きるほど釣ってしまったが、雑な攻めが多かった為に尺モノは釣れませんでした。
立派な樹木
かつてはダム巻きでその行程往復6時間半というのを日帰りで行っていた事を考えると、往復で5時間程はまだ短い方。しかしながら年齢的に太腿とふくらはぎをイジメ過ぎたかな。景色を楽しまない早足の道のりが往復5時間なのに、釣りの時間は4時間とこれいかに。やっぱり釣りというよりはハイキングだな😆

 

ロッドを折るよりもはるかに辛いフライボックスのロスト

最近はロッドを折ることが少なくなったなぁ、なんて思っていたら先月スコットのラディアンを折ってしまった。ハイエンドのフライロッドはライフタイムワランティ(生涯保証)が付いているものだから、ついガサツに扱ってしまう私。その修理は半年を要する場合があるけれど、バックアップのロッドがあればなんとかなるもの。そして修理代は免責でどのメーカーもおよそ1万円程度。昨今は16〜22万円になってしまったハイエンドロッドの価格を考えると、つい安いと思ってしまうのが良くない。もちろん細心の注意を払って折らないのが一番なのである。

そんな訳でロッドを折ってしまった時の心的ダメージはほんの一瞬で、バックアップさえ用意していれば、落ち込むのは30分もあれば事足りる。これがフライボックスを無くしたダメージだったらどうであろうか?

あなたは釣りへ出かける時に何個のフライボックスを持っていますか? 私の場合は種類を分けてフライベストにザッと6個を持ち歩いている。これが源流釣行の場合はイワナに小さいフライは使わないのでいつも4個を持参。今回は南アルプスの渓へ行き、前日に巻いたバッタ(ホッパー)フライを中学生の時に買ったライトタフボックスへと現場で移し替えた。

スパッツとセミドライソックスを履き、いざ出陣。

今回は朝一番のバスには乗らず3番バスで南アルプスに入山したので、山歩きせずに目の前から入渓する事にした。入渓点から岩場を降りて瀬の中を対岸へと渡り、そしてタックルの準備にとり掛かった。ラインを通しティペットを通した所で、さて昨日巻いたバッタでも結んで軽快に釣り上がりますか、とボックスを探すと無い・・。さっき仕舞った筈のポケットは半開きになっており、そこには2個のボックスのうちのライトタフボックスが見当たらない・・。魚釣りたさに、つい前のめりに準備したのがいけなかったのだ。

おいおい嘘だろ、さっきここに仕舞った筈。しかしいくら探しても無いものは無い。ボックスを最後に確認した場所からタックルを組んだ場所までの移動距離はわずか200mたらず。私は何度も往復してフライボックスを探したが見当たらず。きっと渡渉する時に岩から岩へ跳ねて渡ったので、その時にボックスを流してしまったのでしょう・・。普段ベストのポケットを開けっぱなしにしているお客さんを注意しているのに、実際には自分が無くしてしまったのである。

フライボックスには私の大切なフライを巻いた時間と思い出。そして50年連れ添ったボックスとの別れ。中に詰まったフライの数は大した量では無かったが、フライロッドを折るよりもはるかにダメージは大きいのでアリマス。

初っ端から出鼻を挫かれて、さらに上に見えるは先行者。気持ちをすぐに切り替えられたのは、すぐに釣れ始めるイワナのおかげでした。

そんな南アルプスでの釣りは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

イワナ祭り
前日に巻いて一度も使う事なく流されていったフライたち。今頃はどこを彷徨っているのでしょう。そして手持ちのバッタは昨年の残りもの1本のみ。大切に使わなきゃね。という事で上流300m先に釣り人を見つけてしまったので、瞬足な私はいつもの1/3のスピードで釣り上がることに。一つのポイントを丁寧に攻めてしまう事で、魚のストック量が多いこの場所ではバイトが続きます。
イワナ
丁寧なアプローチとフライを見せる時間を長くすると、一つのポイントで必ずイワナがバイトするのですが、そこは人気の河川。出ても舐めるようなバイトでフッキングに至らず、スレッカラシ。そこで色々なフライを使ってみた結果、最初のうちはフライングアント11番が効率よくヒットしてくれる事がわかった。
フライングアント
しかし、フライングアントは5本も釣るとソラックスボディが食いちぎられ釣れなくなります。その前にフライの数が無さすぎて、このアントはパッチにくっ付けてあった散々釣ったフライ。使う前からウイングはボロボロでした。
イワナ
魚のサイズは7寸半〜9寸半まで。上流を行く釣り人は右岸(上流を見て左側)を釣っているので、私は左岸の竿抜けを拾い釣りしていく。しかし、先行者の歩みは遅く、すぐに追いついてしまった。おにぎりを食べながらその様子を見ていたら、どうやら初心者のようである。
南アルプスの魚たち
目の前の右岸に釣り人がいるけれど、左岸で容赦なく釣りまくる私。右岸の彼は10時頃には川を降りはじめたので、上流への遡行許可をとって上を目指す。今思えば彼は釣り降ったのだから、その上流のポイントをすっ飛ばす必要ななかったな。その後も釣れ続け12時を前にして20本を軽く超えてしまった。こんなに真剣に釣りをしてしまったのは、ボックスを無くしただらしない自分の情けなさから、その反動でムキになっていたからだろうか。もはや細かい魚は要らぬと、小型を避けるために12番より小さいフライを使うのは止めた。この頃から河原にはいつものカワラバッタが多く見えはじめた。
イワナ
よしよし、ここからが本番だなと一本しかない切り札のホッパーパターンを結ぶ。本当は2026年バージョンを使いたかったなぁ。バッタをキャストして一投目。瀬尻ですぐにイワナが出た。シーズン後半は目立った大きな虫は少なく、唯一大きな虫はこのカワラバッタのみ。風が吹いたり人が歩いたりすると川面にバッタが落ち、それをイワナが襲う。ホッパーパターンを使えばフライが大きいので必然的に魚のサイズが上がるし、フライが大きいのですぐに見つけてくれる。
大イワナ不在
この堰堤と堰堤の間に大きなイワナが浮いている事が多いのだが、今回は釣りをしている最中ずっと山小屋への物資を運ぶためのヘリコプターが行き来していたので、浮いている個体は一つも居なかった、残念。
イワナ祭り
早く上がった所で帰りのバスまで時間があるので、その後も釣り続ける私。大分釣り飽きたので、その後は多少深い岩陰中心だけに絞って上を目指します。
ソーラフレックス
シムスのソーラフレックスフーディはこんな風になっていて手甲入らず。もっとも日焼けしすぎた私がこんな事しても無意味ですが・・。
イワナつり
1個しかないホッパーパターンはイワナに頭の部分を壊されてしまい、最後は足がもげて使えなくなりました。いま呑気にこんなこと書いているけれど、今の私にはホッパーパターンが1個も無い事を思い出した。早く巻かネバ!
イワナ祭り
結局私は管釣りで終始入れ喰いをしている気分でしたので、数はヤバイくらいに釣ってしまい少し釣り疲れました。今回は一人釣行だったせいもあるので、いつもならばこの半分くらいの釣果って事なんだよね。もっとも、こう書いてしまうと誰が来ても釣れるように感じてしまいますが、やっぱりそこはキャスティングやフライ、それ以外のスキルや経験は必要。この川をお客さんに紹介したところで釣れない人は釣れないんです。釣りが上手になる早道は、やっぱり上手な方と一緒に行って釣りのノウハウを教えてもらうことだと思います。
北岳を目指す人々
釣りは15時過ぎで終わりにしてバス停まで下山します。山荘に着くとちょうど最後のバスが到着し、白根御池小屋を目指す登山者が登って行きます。かつては山登りもしていましたが、ジジイになった私はもはや趣味は釣り一択。
ワセリン
おまけ情報を一つ。最近はネルエピックのセミドライソックスが人気でよく売れるのですが、生ゴムが触れる足首が痒くて仕方がないと言うお声をよく聞きます。ウェットスーツ類を着た事がある人だったら使った事があると思うのですが、肌とウェットスーツが触れ合う足首には、履く前にこのワセリンを塗っておくと痒みが抑えられます。私は若い時にサーフィンをやっていて(ほんの少しの間だけ)、先輩方からこのワセリンを渡され、首周りに塗りたくってました。
雷魚
南アルプスで釣りまくった今回。翌日はここに留まって他の川へ行くかとも考えたのですが、下界の市街地は最高気温38℃予想なので東京の方が涼しいので一旦帰りました。今回は少し釣りすぎたのでちょっと気持ちを切り替えて、翌日は関東圏の雷魚釣りへ出掛けてみたのです。しかし流石に朝早くは起きれず到着が遅すぎて何もなし。もっともロッドとリールを積んだのにルアーを忘れてしまったことは内緒ですヨ😆(相変わらずズボラな私でアリマス)

水平線のナブラを夢見て沖を目指すもベタ凪だった相模湾シイラクルーズ

毎年夏になると相模湾に繰り出しているのだけれど、もう何年もカツヲを手にしていない。もっとも皆さんを楽しませるためにシイラ中心のチャーターボートなので、オフショアのフライフィッシングは「海の日」辺りからスタートする。カツヲを本気で狙うのであれば季節で言えばもう少し前の6月下旬頃に釣りをするか、あるいは暑さが遠のいた10月以降の戻りカツヲを狙えば良いのだが、今年は7月の中旬でもカツヲが釣れ盛っていた。もしかして僕らも少しは釣れちゃうかも? なんてポジティブな気持ちはチト甘かった様です。あぁ、ちゃんと血抜きをしたカツヲが食べたい・・。

日本付近を通る黒潮の大蛇行が終息し、本来の相模湾らしくなってきたと感じる私。この調子でいけば後半は青モノが増えて相模湾でいろいろな魚種が狙えるのではないかと勝手に想像してます。また、昨年まではチャムに使うイワシはマイワシだったものが今年はちゃんとシコイワシ(カタクチ)が手に入ったので、今回は本気でカツヲを探してワッチ(ナブラを見つける役)を続けたのですが、大潮だというのに海はうんともすんとも言わず、潮が一向に流れている気配を感じなかった一日でした。

さて、そんな濁り気味だった相模湾のお話ですが、その翌日はまたしても山奥でイワナ釣りをしていた私。その標高差は1,000m、気温差は12℃でゴザイマス。お暇な方はご覧くださいまし。

相模湾の夜明け
イワシは取れている様ですが、相変わらずバケツ一杯1.3万円と高価。カツヲはイワシを大量に撒くので3杯分を詰め込み、丸伊丸でいざ夜明け前の海へ。パヤオに到着する頃には丁度お日様が出迎えてくれます。
丸伊丸の散水装置
パヤオに到着し散水開始。朝日に照らされてキラキラ光る海と潮。投げ込まれたイワシに反応してシイラが散水の周りに集まってきます。
満月にしなるロッド
朝の時合いはいつもボーナスポイント的なもの。パヤオに到着して約30分は入れ喰いを楽しみますが、私はイワシを撒いているので釣りができません。全員が釣れた所を見計らって空いている時間に私はロッドを振ります。
イワシ
イワシの生簀にカメラを突っ込んで撮影してますが、どれがマイワシだか分かるかな?背中が黒く細身で小さいのが(全体に写っているのが)、シコイワシ(カタクチイワシ)です。
シイラ
シイラのサイズはわりかし大きめで60cm〜1.3m程度。私はかなり大きい奴を掛けたのですが、ドラグを締め込んでもバッキングラインを150mほど突っ走り、10番ロッドでは止める事ができず、パヤオにバッキングが巻いてしまい新品のラインごと切れてしまいましたとさ。あ〜ぁ。
満月のロッド
写真を見てびっくり。ロッドの強度テストをしているのかと思うほどのしなり。このロッドはグラファイトですが、私を含め数名がグラスロッドを使っているので、多くの人のロッドが満月にしなってました。
シイラ
今回の最大魚はコレだったかな。多くの方が大物を掛けていたのですが、私と同様にパヤオに巻いてしまった方、あるいは無理に止めようとしてぶっちぎられた方などが多数でした。
相模湾のシイラ
海はベタ凪で潮が少し濁っている状態。カツヲ鳥はたくさんいるのですが、全て海上でお休み状態で、どこを見渡してもナブラのナの字もありません。カツヲは一度も沸く事が無く、潮目周りで狙うシイラのみの戦いでした。
ポッパーを引く
オオドモ(船尾)で釣る人はキャスティングできるので、ポッパーやミノーなどを遠投してかなりの数をキャッチしていました。
シイラ(マヒマヒ)
毎年相模湾でシイラを釣ると夏が本格的に始まったと感じる僕ら。シイラはフライフィッシング初心者でも簡単に釣れるターゲットなのですが、船をチャーターしなければならないハードルがあります。もう少しハーミットで出船数を増やしたい所なのですが、丸伊丸はオヤジさんが引退し2号船がなくなってしまったので、船の予約が取りづらい状態になりました。
丸伊丸
毎度お世話になっている、丸伊丸の船長。帰港する際に手伝ってくれる息子さんの成長を見て僕らの老いを感じます。
アイスクリーム
釣り終えた後は横須賀PA(上り)にて恒例のソフトクリームを食べて解散。コロナ前までは丸伊丸で冷麦を食べて解散だったのですが、コロナ以降どこの船宿も食事の提供をやめちゃいました。さて、帰ってシャワーを浴びたらビールでもかっくらって、早めに寝るとしますか。
北の渓流
その翌日は体を休めるための休日。しかしです、私の釣りの虫はおさまりません。充分睡眠をとった私はいざ北を目指します。車をぶっ飛ばして現場へ到着したのが12時半。車止めには3台の車がありましたが、どうせ朝から入っているだろうからと後追いでゆっくりと上がることにしました。
イワナ
しかし、さらに私よりも遅くにはいった方が来て状況を聞かれたのですが、私もその時点でまだ釣り時間はほとんど無し。仕方なく彼らの場所を作って上げるためにさらに上へ小一時間掛けて登りました。結果、釣りをする時間は1時間あるかどうかでしたが、数本の小さなイワナを釣って終了となってしまいました。相模湾の翌日にこんなに歩くとは思わなんだ。
林道のある川
この川にはかつての林道があって35〜6年前は車の通行ができたのです。私はこの道をランドクルーザー70で県境超えをしてました。が、それは遠い昔。今は人が通るのも阻むほどの崖崩れが多数。しかし、林道がある川は入渓数も多し。いっぱい歩いても釣れるとは限りません。
山奥
帰りの時間を考えると16時半にロッドを畳んでも車まで1時間半はかかる計算。18時半をまわると獣が活発に動くので、予定通りに納竿。その頃には雨粒が大きくなり、丁度よい納竿時間となりました。1日は船に揺られ翌日は歩き倒したので、連日気持ちよく10時間は眠れる、まるで子供のような私。8月に入るといよいよ釣りへ行く場所は決まった場所になりますが、その前にフライを巻かないとね。