最近はロッドを折ることが少なくなったなぁ、なんて思っていたら先月スコットのラディアンを折ってしまった。ハイエンドのフライロッドはライフタイムワランティ(生涯保証)が付いているものだから、ついガサツに扱ってしまう私。その修理は半年を要する場合があるけれど、バックアップのロッドがあればなんとかなるもの。そして修理代は免責でどのメーカーもおよそ1万円程度。昨今は16〜22万円になってしまったハイエンドロッドの価格を考えると、つい安いと思ってしまうのが良くない。もちろん細心の注意を払って折らないのが一番なのである。
そんな訳でロッドを折ってしまった時の心的ダメージはほんの一瞬で、バックアップさえ用意していれば、落ち込むのは30分もあれば事足りる。これがフライボックスを無くしたダメージだったらどうであろうか?
あなたは釣りへ出かける時に何個のフライボックスを持っていますか? 私の場合は種類を分けてフライベストにザッと6個を持ち歩いている。これが源流釣行の場合はイワナに小さいフライは使わないのでいつも4個を持参。今回は南アルプスの渓へ行き、前日に巻いたバッタ(ホッパー)フライを中学生の時に買ったライトタフボックスへと現場で移し替えた。
スパッツとセミドライソックスを履き、いざ出陣。
今回は朝一番のバスには乗らず3番バスで南アルプスに入山したので、山歩きせずに目の前から入渓する事にした。入渓点から岩場を降りて瀬の中を対岸へと渡り、そしてタックルの準備にとり掛かった。ラインを通しティペットを通した所で、さて昨日巻いたバッタでも結んで軽快に釣り上がりますか、とボックスを探すと無い・・。さっき仕舞った筈のポケットは半開きになっており、そこには2個のボックスのうちのライトタフボックスが見当たらない・・。魚釣りたさに、つい前のめりに準備したのがいけなかったのだ。
おいおい嘘だろ、さっきここに仕舞った筈。しかしいくら探しても無いものは無い。ボックスを最後に確認した場所からタックルを組んだ場所までの移動距離はわずか200mたらず。私は何度も往復してフライボックスを探したが見当たらず。きっと渡渉する時に岩から岩へ跳ねて渡ったので、その時にボックスを流してしまったのでしょう・・。普段ベストのポケットを開けっぱなしにしているお客さんを注意しているのに、実際には自分が無くしてしまったのである。
フライボックスには私の大切なフライを巻いた時間と思い出。そして50年連れ添ったボックスとの別れ。中に詰まったフライの数は大した量では無かったが、フライロッドを折るよりもはるかにダメージは大きいのでアリマス。
初っ端から出鼻を挫かれて、さらに上に見えるは先行者。気持ちをすぐに切り替えられたのは、すぐに釣れ始めるイワナのおかげでした。
そんな南アルプスでの釣りは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。




















































































































