坊主の記録を伸ばしたくないので、芦ノ湖へ出かけてみた件

全国一般解禁が過ぎると釣り人はそれぞれの通い慣れた渓流へと出向く訳ですが、実際のところ三月の前半は天候に左右される日が多いので、思い通りの釣りができるとは限りません。私のように釣りへ行くたびに雪に見舞われてしまうと、フライは見えないし水温は溶けた雪で極端に下がるしと条件は悪くなる一方。例えニンフを沈めたとしても、お魚は捕食モードにならない事が多いというもの。

ひと昔前の私と言えば3月解禁は伊豆半島の先っちょからスタートし、季節の変化とともに北の川へと移動していたのですが、昨今はその伊豆半島の先っちょの川はあまりにも観光渋滞がひどいので行くのをやめてしまいました。さらに北関東の年券を買うことによって元を取ってやろうと言う魂胆が裏目に出て、まだ寒いのに北関東へ行ってしまうのです。3月初旬の釣り条件は静岡県の方が絶対良いのにねぇ。

この時期の釣りで安全牌の場所といえばやっぱり芦ノ湖でしょうか。ただし魚の居るところが深い為ボートが有利。まだ水温は低いので放流鱒は放流された場所から動かず固まっているので、魚探と釣れる水深のある場所へ行けば何とかなるものなんです。水温が10℃以下のこの時期は釣れる水深は大体5〜10mのエリアの5〜6m付近に多く、特に小型の群れは一塊になるので、それさえみつけてしまえば数が伸ばせます。

今回はオデコという文字を回避するために出かけた芦ノ湖。情報ではルアーのミノーイングの人は釣果が上向きという情報なので、今年のドラワカシーズンはもしかしたら早いかも?なんてボート屋の情報でそう言われたものだから、フローティングミノーとシンキングの二本立てで挑みました。

天気は予報に反して曇り時々雨。朝は暖かく午後は寒いという状況でどんな釣りを展開したのかは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

芦ノ湖ボートフィッシング
毎月第3火曜日はマッキーを連れて釣り研修。芦ノ湖の釣りをどう組み立てていくかと、ボートポジションなどをレクチャーしてきました。朝イチは芦ノ湖のブラウン銀座へ直行し、フローティングミノーでその感触を確かめましたが、やっぱりまだ少し早いみたい。うえ乃ボートの杉ちゃんの情報によると、現在南側で接岸しており、そちら方面のワカサギの定置網は豊漁。でもこの情報は釣り終わった後に聞いたので、僕らはムジナ窪から南を攻めてなかったんです、ガックシ・・。
ブラックサンダー
皆さんは携帯食は何を食べてますか? 物の値上がりが凄い中、このブラックサンダーは安価で嬉しい私の非常食。スニッカーズ1本を買うんだったら、これ4個買った方が食べ応えがある感じがします。でもブラックサンダーをポケットに入れられるのは4月前半ごろまで。それ以降はドロドロに溶けちゃいます。
レインボートラウト狙い
ドラワカでのブラウンが不発だったので、船を湖尻の早川口付近へと向けました。魚探をかけると5.5〜6m付近に割と固まった群れが居たのですが、その群れを狙うとなるとどうしても隣りのボートが邪魔になってしまう。なので、その横へつけるのですが、ポイントへの距離と角度が微妙にずれているので、ぽっつらとしか釣れない状況。
レインボートラウト
お昼過ぎに一旦食事をしに「うえ乃」へ戻り仕切り直し。メシを食べた後は同じポイントへ戻り適当に数釣りをしたら再度ブラウンハントへ出掛けようということにしました。午前中にいた船はボートポジションを動かしていたので、すぐさまその良いポジションへ入り魚探に映る群れを狙う僕ら。フライを入れるアングルとカウントが合って仕舞えばワンキャスト、ワンヒットです。お魚のサイズは30〜35センチくらいが中心。
マッキー
今回僕らが使用したタックルはこんな感じ。私はフローティング6番用にスコットのGT8106/4。マッキーはエピックのグラスロッド。シンキングはタイプ3でカウント30〜35秒で6メートルライン狙い。ロッドはスコットのセクター908/4と同じくスコットのスイング988/4。
ワカサギ
釣れたトラウトから吐き出されたワカサギくん。今年のは大きめです。すでに捕食されている事を考えると良い日に当たれば、ドラワカの釣りはそろそろ開幕と言って良いでしょう(私的考察ではあと2〜3℃上がってほしい)。
箱根
数釣りを楽しんでいたら遠くから夕暮れを伝えるメロディが・・。あらま、夢中になって数釣りを楽しんでいたら、ブラウンハンティングへ行く時間がなくなってしまいました。気が付けば周りにたくさんいた船も全て引き上げてしまい、湖上に見えるのはわずか数隻になっていたので、慌てて船着場へ戻りましたとさ。
リリース
船着場では毎回釣った魚を放流するのですが、桟橋に居座る個体は少ないらしく、桟橋周辺でレインボーが沢山釣れる事はあまりありません。ちなみに今年の芦ノ湖はかなり減水しているので、ウェーディングにてのフライフィッシングを楽しまれる方は、バックが取れるので釣りやすいです。
レインボートラウト
今回はレインボートラウト以外の魚種は釣れず。最大はマッキーが釣った40センチ程度までだったので、慣らしてサイズは同じぐらい。
芦ノ湖のレインボートラウト
かくして今回はオデコ回避の為に行った芦ノ湖。そうは言っても私の気持ちは川にあるので、この翌日は家で体を休めようと思ったのに、気がつけば北関東へと出かけてしまうのでした・・。

 

暖かさにつられて、ポジティブに考えて出かけた本栖湖の件

祝・全国一般解禁2026年。暖かさも手伝って皆さんはどこへ出かけましたか? 明日には皆さんの釣り話を聞けるだろうと楽しみに待っている管理人です。そんな私は先週どこへ出掛けたかと言えば、2月とは思えない暖かさに私の脳内はポジティブな気持ちになり、「やべぇ、この暖かさ。もしかしてお魚が釣れちゃうんじゃない?」と、解禁前だったので行くところは本栖湖一択。流石に毎回管釣り続きじゃ、飽きちゃうしね。

今年の2月後半の暖かさは例年の3月中旬〜下旬並みだったので、釣り人だったら誰でもソワソワしてしまう。例年の本栖湖であれば朝方はー5〜7℃になるのだから、東京を出発するときには二桁気温だったので、それはもう心が躍ってしまうのです。しかし今冷静に考えれば、ほんの数日だけ外気温が上がったところで、あの大きな本栖湖の水温が一気に上がることは無いし、急激な気温上昇は強風を呼ぶので決して好条件とはならないんですな。

気持ち良い暖かさで冷静な判断ができなくなった私は2月なのに本栖湖の夜討ち朝駆けを敢行し、見事に打ち砕けたのでありました。そんな水が少ない現在の本栖湖状況は以下の通り。お暇な方はお付き合いくださいまし。

本栖湖の朝
本栖湖へ着いてみれば朝の気温はー2℃。なんだ、いつもとさほど変わらないじゃん。それに2月釣行はいつもだったら10時着なのに、夜明けから釣りをしたものだから、全く魚っけを感じない。というか、水温が冷たいのなんのって。
本栖湖の水位
本栖湖の現在の水位は私が今まで見た中で最低水位を争うほど低い水位。ちなみにその逆に多い時は観光駐車場が水浸しという年もあったのです(スポセン反対側にある現在のキャンプ場が水没する水位)。ご覧の通り「もぐらん」を陸揚げするためのレールはすっかり陸に出てしまってます。
本栖湖の南岸
入漁証を買いに浩庵荘へ行き、そのまま左回りで南岸の通行止めエリアまで足を延ばす。外気温はすぐにプラスになったのですが、相変わらず川尻側の陽が当たらない場所はバリバリに凍ってます。
本栖湖の溶岩帯
1980年代は溶岩帯でよくブラウントラウト狙いをしていましたが、今回はとても水位が低かった為に歩きやすかったので、久しぶりに溶岩帯の中を釣り歩きました。当時、月明かりでブラウンが出ると言われ、2月の寒さに震えながら夜明け直前の溶岩帯でミノーを投げていた時の事(当時は二刀流なので、ルアーを投げている日もありました)。突然ドバッと出てヒット! その迫力でブラウンと確信し大騒ぎしたのですが、寄って来てみれば50アップのブラックバスだったというオチがありました。
ブラウントラウトを求めて
溶岩帯は温まりやすいので、ブラックバスでもポカンと浮いていないだろうかと思い、ニュージーランドパターンとして有名なミセスシンプソンを結んで方々にキャスト。透明度の高い水底には魚影は見えず何事も起こりませんでした。
溶岩帯
水の綺麗な本栖湖は20m下でも丸見え。こんな日にボイルが起これば狙いやすい場所なんだけれど、太陽が上がってしばらくしたら強風になったので、その風を避けて風裏来たのが溶岩帯へ入った理由。懐かしの倒木や水中パイプを見て、40年前の記憶との相違を確かめながら歩いた。
本栖湖のヒメマス
この看板と以下の看板を見て皆さんはどう思いますか? 本栖湖にはもともと魚はおらず、観光資源としてのヒメマスだそうです。昨今はレイクトラウトを狙ってルアーマンが押し寄せることは、観光源とは言えないのだろうか?
本栖湖事情
かたやレイクトラウトも誰かの手によって放流されたものだが、その経緯は不明。そして2行目に書いてある「本種の生息確認は栃木県の中禅寺湖に続く全国2例目です。」と書いてあるのがどうも腑に落ちず、希少種だから釣ってくれと謳っているように感じてしまう。ヒメマス、レイクトラウトのいずれも人の手によって放たれたものなのに、どうしてこんなにも扱いに差があるのだろうか。
本栖湖の春
今回は強風を避けて本栖湖の風裏を探して一周を釣り歩いた結果、何もナッシング。最後は南岸の風裏で何かが起きるのではと投げ続けて終わりました。外気温は高くても水温はいつものこの時期です。3月の半ばも過ぎれば本栖湖は突然釣れるようになりますので、芦ノ湖の釣りが落ち着いたら、本栖湖へ足を伸ばすことをお勧めいたします。

 

銀盤の女王であるワカサギを求めて(赤城大沼とこの一週間)

ふと気づけばハーミットは今年の4月で創業29年になり、30年目の年を迎えることになりました。それだけ長い時間が経ったのに私の釣欲はオープン当初のままだという事が自分でもビックリ。挫折しかけて辞めたくなった年もあるけれど、これだけ頑張ったのだから、そろそろ何か良いことでもあるかなぁ。

相変わらずパッとしない釣果が続いている私。1〜2月は渓流に行くにしても場所は限定され管釣りを紹介するにしても新しい場所がなくなってきたので、さて何をしたら良いかと考えてしまう日々。どこへ行こうか悩んでいた時、久々にハーミットのHPの前身である『世捨て人倶楽部』のHPを見ていたら、この時期は氷上のワカサギ釣りを楽しんでいた事を思い出した。そうだ、こんな時は他の釣りで息抜きだなと、急遽ワカサギ釣りが懐かしくなり決行する事にしましたよ。

ついでにざっと話をすると、先週の日曜日はキャスティングスクールに始まり、その足で朝霞ガーデンへ。その翌々日には赤城大沼へワカサギに出かけ、さらにその翌日には奥多摩の小菅川へ出かけるという週3の釣り三昧。おバカな管理人の私は、釣り場とハーミットを往復しているようで、家に帰る暇がありませぬ😆

そんなハーミット店主の行動は以下の通り。おバカな私の日常を、お暇な方はご覧くださいまし。

キャスティングスクール
2月のキャスティングスクールは解禁前に自分のキャスティングを再確認しに皆さんが訪れます。自分の釣りに幅を持たせるには、自在にキャスティングが出来るかで決まります。何度もスクールへ訪れる方々は、それはもう上達は早いものです。
アキュラシー
キャスティングはとかく遠投に走りがちですが、アキュラシー(正確性)も重要。同じポイントにフライを入れるにしても、カーブ(ポジティブ)か、シュート(ネガティブ)で入れるかで、その流れ方が変わり、フライを自然に流す(ドラッグフリー)ことができます。渓流中心の場合、そんな練習も大切です。
管釣り
キャスティングが終わると、その足で朝霞ガーデンへ。キャスティングの確認をしつつ実釣を交えることで、その一連の動作(ルーチンワーク)が身に付いてきます。管釣り嫌いな方もいらっしゃいますが、普段から管釣りなどで釣り慣れる事で、突然の大物にミスなく対処できるのでは、と思います。
赤城大沼
朝霞ガーデンへ行った翌々日はマッキーと釣り仲間を連れて、群馬県の赤城大沼へ。ハーミット初期は毎年冬にこの氷上ワカサギをやってました。昔は赤城大沼の他に、榛名湖、山中湖などでも釣りができたので、この30年でどれだけ温暖化が進んだのかがわかります。
氷上ドリル
穴開けドリルは先端に付いている刃がどれだけ鋭いかで、氷への食い込みが決まります。以前はワカサギイベントが毎年あったので、参加者のお金を募ってハーミット・マイ・ドリルを購入したのですが、そのドリルは当時の釣り仲間に預けっぱなし。なので、今回はレンタルドリルだったので、刃が入らないのなんのって! それに現在の方々はマイ電動ドリルを持っていて、氷の穴開けなんて秒で終わってしまいます(驚愕)
魚探で探る
ワカサギ釣りは午前中が勝負。午後になると全然釣れなくなります。開けた穴に魚探を入れて、お魚が群れていれば即仕掛けを投入。水深が10m以下であれば、電動リールよりも手バネ竿の方が格段に手返しが良いです。今回はドリルを含めて全部レンタルですが、管釣りよりも全然安い値段。
赤城大沼
普段はフライロッドを握るマッキーと私ですが、今回は二人でワカサギ釣りで肩を並べる。どちらもベテラン風を醸し出していますが、私とて氷上ワカサギは10年ぶり以上。
冬のワカサギ
釣りをしない人は「ワカサギ=冬の釣り」だと思っている方が多いのですが、僕らからすると氷上ワカサギは一年で一番釣れない時期の釣り。本来ならば夏の終わりにボートからやれば、芦ノ湖だったら200〜300匹は当たり前。しかしこの時期は1束(100匹)なんて全くもって無理。以前は10人掛かりで10本という日もあった位なので、とても難しいのであります。結果、3名で8匹という貧果。それでも久しぶりの魚信を楽しんだ1日でした。
小菅川C&R
その翌日はお店はマッキーに任せ、私はひとり山梨県の小菅川C&Rへ。着いてみるとあれま、偶然に出会った釣り仲間がカメラ片手に川面を眺めている。釣況を聞けばカワウにやられてお手上げ状態。お魚は4本しかおらず、それをすでに釣ったので釣れないよ、との弁。
カワウ駆除
確認すれば仰る通りでお魚おらず・・・。そしてカワウ駆除の為に仕掛けられた鉤を掛けたマスがブロックに繋がれるだけ・・。
ニジマス
唯一泳いでいるのはカワウに喰われなかった大きなニジマス4本のみ。それはルアーの方が攻めていたので、私は竿を出すのを諦めました。現在はこんな状況ですが3月からはC&Rの場所が下流へ移り、お魚はバッチリ放流されますので問題ありません。それまではしばし小菅川は休憩といったところ。
奥多摩湖
ついでだから、奥多摩・小河内ダムを散策。今年の解禁はこの状況だと、多摩川水系はかなり深刻。私はこの場所へ50年以上釣りに来ていますが、こんなに水位が下がったのは初めて見ました。おまけに底水なので、水は濁り良いコンディションとは言えません。
小河内ダム
放水されている水がこんな色なので、下流部もずっとこんな色。解禁まであと10日足らずですが、こんな状況だと中流域は釣りにならないかもしれませんね。皆さんの近所はどんな塩梅ですか? という具合に、私はこんな釣り三昧の日々が続いてます。来週は釣り以前にフライを巻かないと持って行くフライがありません・・、困ったもんだ。

今年の釣りを振り返える釣行(本栖湖と桂川フライ・ルアー釣り場)

今年もあっという間に終わってしまいました。先ほどブログをザッと一年間振り返ってみたのですが、ドキドキするような巨大魚との遭遇は残念ながら無く、「あと一歩」で手に届きそうな魚として、新しく挑戦した九州でのセールフィッシュ狙いが良い思い出でしょうか。

年間の釣行回数で言うと内訳は、「渓流37回・湖14回・ソルト19回・管釣り&CRとその他26回」と釣行回数96回という結果に。ハーミットのイメージを聞くとソルトウォーターに強いお店という方が多いかと思いますが、実際には渓流でヤマメやイワナを釣っている日数の方がはるかに多いんですよ。

そして今年最後の釣行(もしかしらたら、もう一度行くかもしれませんが)は、本栖湖にて。こんなに遠回しに話している時点で何も無いことはご察しの通り。今回は水が悪くあまり良い気配を感じなかったので、後半は以前紹介したダブルヘッダーの釣り方として、「桂川フライ・ルアー釣り場(桂川漁協)」へ行きましたとさ。

大した話は書いてありませんが、お暇な方は以下の写真にお付き合いください。

本栖湖
今回は暗い時間に到着できなかった私は日の出少し前からのスタート。現在のマッキーと私の釣行データを合わせて分析すれば、放流魚はそれなりに釣れているけれど、大物の気配が意外に少ないという感じでしょうか。人気のポイントはいつ行っても混んでいますが、実際にはサイズを選ばなければ他の場所でも釣れています。寒くなるこれからは釣れる時間も日中ですので、無理せず楽しんでください。
本栖湖とオニギリ
朝イチ入ったポイントは何もなく、一旦浩庵荘で入漁証を購入し移動。次のポイントも何も無し。湖を一周まわってみると水質が少し悪い感じだったのと、エサ釣り師が1本もキャッチしていなかったので、本栖湖は午前中で納竿しました。
本栖湖
本栖湖は毎年12月の頭ぐらいから、4月上旬まで川尻からスポーツセンター前まで凍結のため全面通行止めになります。
本栖湖
現在はかなりの減水で、キャスティングはしやすい状況。朝早くはマイナスの気温になりますが、日中の暖かい時間は風さえ吹かなければ、意外とポカポカ陽気に。
桂川フライルアー釣り場
本栖湖を午前中で諦め、後半は桂川フライ・ルアー釣り場へ移動。高速を使って大体45分ほどの移動時間です。年始は3日より営業するようです。
管釣りの半日
平日の場合、半日券時間を過ぎていれば先に釣りをして問題ありません。管理の方が入漁料を徴収しに来てくれます。半日券は¥2,500とお手頃。
レインボートラウト
ポンドの水深はおおよそ1.5m。少し重めのフライを使い、沈んでいくリーダーを見ていると魚が食いついて走りますので、それをアワセます。大体25〜30秒カウントしても何も変化がない場合は、フライをごく低速でゆっくり引くと、その際にもアタリがあります。
Scott GT8106/4
新調したScott GT8106/4に大分慣れてきましたが、まだ私の腕の延長にはなった気がしません。練習あるのみですな。
レインボートラウト
気温が温まった小一時間ほどはドライでも十分釣れましたが、寒くなった後はアタリが止まり最後はニンフでズル引き。結果数つりを十分に楽しんだのですが、今回も大物は出ず、サイズは20〜35センチといったところ。本栖湖と管釣りの両方楽しんでも一日¥3,300。冬の遊びは他にもあるけれど、本栖湖へ行って富士山を眺めているだけでも癒されますヨ。

 

本栖湖爆投日誌・ポジティブな強いハートでも幸運は続かない

本栖湖は週を重ねるたびにアウトドアを楽しむ人々が減っていき、やがては釣り人のみになる。彩りを添えた紅葉シーズンが終盤になる頃には登山や観光の人も見えなくなるので、土産物屋は半分も空いていない。そうなると僕らの昼飯はコンビニ飯に頼るしかないのが、もうセンブンイレブンのおにぎりは飽きたなぁ。

この季節になると水温は10℃前後まで下がるので小物の動きは鈍くなり、大物狙いの季節となるのは東京湾のシーバスと一緒。その大物を求めて本栖症候群にかかった僕らはここへ通う訳だけれど、ルアーとフライではその年齢が大きく違う事に気づいてしまう。

昨今の本栖アングラーはレイク狙いの人が多くジグスプーンや重いスプーンを投げているのだが、そんなルアーアングラーは見ている限りでは30〜50歳前後ぐらいになるだろうか。それに対してフライフィッシャーマンは若くても50歳以上で60歳前後が中心となる。かといってこの過酷な寒さなので、70歳以上で本栖通いを続けているのは稀なのである。そういう訳でフライフィッシャーマンはジジイなのだ。

インターネットとは情報収集するのにとても便利なもので、例えばハーミットのホームページ回覧数や見ている人の住んでいる地域、性別、あるいはその年齢なんてものが拾えてしまう。ではハーミットのHPやフェイスブックを見ている人々の年齢層を見てどうかというと、50歳から上の方だけでなんと50%以上を占めてしまうのだ。ちなみに20歳以下の方は1%程度なのだから、どれだけフライフィッシング業界がジジイの集団なのであるかが分かる。

釣り場で声をかけられた時、ふとそんなルアーとフライの年齢差を感じてこんな事を書いているのだけれど、そろそろジジイの私なんぞがフライへの情熱を語るよりも、熱を帯びた若者がフライフィッシングの楽しさを発信してほしいと感じるこの頃。

こんな事を考えながら投げ続けていれば何かいい事が起きるだろうとポジティブにキャスティングを続けていたけれど、辺りはいつの間にか暗くなり、空にはうっすらと雲を被ったお月様が、私を労う様に優しく照らすのであった。チャンチャン。

本栖湖で爆投
水温がまだ落ち切っていない季節は朝方に反応がある事がまだある。風もなく穏やかな時間はわずか30分程度だけれど、その際にライズやボイルが起きる。今回は沖と言うよりもほとんどど真ん中に近いくらい遠い場所で数百匹が跳ねるボイルがあった。果たしてあの魚は何?
本栖湖
結局朝は何もなし。入漁証を浩庵荘に購入しに行き、その足で湖をぐるっとポイントを見ながら散策。時合いが来ていないと判断した私はスコットGTのインプレッションを書く為に本栖でロッド振りまくる。
小魚の群れ
スコットGTを振り終えた途端に本栖湖は雨の中へ。やる気が失せる冷たい雨。雨足がひいた頃合いで色々ば場所を探ったのだけれど、とある岬(と書いたらどこだかわかっちゃう)で足元を泳ぐイワシのような小魚の群れ。ざっと見ても千匹以上の単位。背中がライトブラウンで水中にカメラを突っ込んでも光らないので、ワカサギではないみたい。朝みた光景はこの小魚の大群が大物に追われて突き上げていたのかな?それにしてもこの小魚なんなのか、謎である。

本栖湖
急深の場所でタイプ3を使ってドン深まで沈めてみたけれど、何もなし。富士山が見えれいればモチベーションが保たれるけれど、ずっと雨なので寒さに負けそうになりましたよ。
本栖湖
夕方になると雨は上がったのでやる気モード。しかし17時の時報がなるまでずっと投げ続けて何もありませんでした。お月様は「よく頑張ったね!」と言っている様な気がした本栖湖の爆投日記。次回は何か良いことが起きますように・・。

Keep Cast! 本栖湖は3度訪れると良いことがある

ハーミットのブログは秋から冬の間はとかく本栖湖とシーバスの話題が多い。それはまぁ私が漢のロマンに満ち溢れた釣りが好きなため、状況がどうであれ出かけてしまうんですね。特に本栖湖は中学時代から釣りに訪れているので、半世紀近く通っているのです。通い始めた頃はブラウントラウト全盛期。なぜマグナムラパラをキャストしていたかは思い出せないのだけれど、それを投げていたら、後ろから大きなブラウントがチェイスし岸ギリギリまで追いながらUターンしてしまったシーンを思い出す。老いた今でもその幻影に追いすがるように幻を探し続けているのでしょう。

以前にも書きましたが、本栖湖は3回通えば1度くらいは魚とのコンタクトがあります。サイズの大小はあるにせよ、3回続けて通えばきっと私が通い始めた時の様な体験をし、この湖の虜になってしまうのです。私は大物に魅せられた本栖人ですが、それは芦ノ湖や中禅寺湖で同じ様な体験をした人は、その世界から抜け出せなくなるのであります。皆さんもそんな今でも思い出す釣りのシーンはありますか?

さて、昨日はこの秋になって3回目の本栖湖チャレンジ。この時期は紅葉と富士山の景色を楽しめるのでそれだけで充分、な筈・・。今回はマッキーと二人で訪れた本栖湖は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

朝方の本栖湖
おバカな僕らは朝の時合いを逃さない為に夜明けと共に釣りを開始。例によって人気のポイントは入れないだろうと思い、それ以外の場所で適当に入ります。ちなみにこれだけ通っているとどのポイントでも釣った事があるので、おすすめポイントというのは存在しません。どこでも釣れます! ま、3回に一度くらいのペースですが・・。
スペイロッドをオーバーヘッドで振る。
最近はウィンストンのマイクロスペイ以外にこのスイング1184/4も使ってます。今では私にとっちゃ、12フィート以下はもはやシングルハンド😆  このロッドで310グレインを片手でキャストしているので、シングルハンドで言えば12フィート11番と言ったところ。その竿を1日中振り回しているのだから、どうりで腕が太くなる筈だ。もちろんバックスペースが無い場所ではダブルハンドとして使っています。
遠投できず
朝イチは何も無かったので急深の場所へ移動。バックスペースがない急深の場所は遠投できないけれど、お魚がいるのは足元10mの範疇だから問題なし。キャストを繰り返しポイントを少しずつずらしながら魚を探すと、とんでもないサイズのブラックバス発見(60センチ近いかな)。口元にフライを通すけれど全く見向きもせず。私に一瞥して潜って行きました。
秋の本栖湖
今回やらかしたことは、偏光レンズとレインウェアを忘れました。偏光レンズはマッキーに借りたけれど、ウィンドブレーカー代わりに使っているレインウェアが無いと、吹きつける風がとても寒いです。朝の外気温は3℃で日中は10℃ほど。例年より少し暖かいかな。
本栖湖
富士山をバックにひたすらキャスト。本栖病に侵されている僕らは休むということを知りません。休むと負けた気になります。岸に腰掛けることなく本当にひたすら投げ続けるのです。
レインボーがヒット
本栖館で昼飯に費やした時間はわずか30分。その後は小物でも釣ろうかと新たなポイントへ。入るとすぐにマッキーがおチビちゃんを掛けた。私も小物釣りたさに小さめのフライに結び変えてキャストを繰り返す。すると沖で妙なボイルを発見。魚が何にせよ届く距離では無いが、それでもそのボイルした場所の方向へ出来るだけ遠投を繰り返した。すると突然ロッドにドスン。最初はすんなり寄ってきた魚は私を見るなり一気に走り出しジャンプを繰り返す。今巻かれたばかりのフライラインは一気に引き出され、ハーディのソブリンは甲高い悲鳴を上げた。なんて心地の良い音だこと!
本栖湖のレインボートラウト
数度のジャンプとリールの悲鳴を聞いた後、上がってきたのは55サイズのヒレピンで体高のあるメス。久しぶりに超楽しかったデス。
ヒレピン
今回のレインボーは胸鰭の欠損も無く、とても綺麗なヒレピン。本栖湖レインボーの最大サイズはハチマルアップが上がっているので、リリースしたこの個体がそのサイズになればと願うばかり。
レインボートラウト
背中のカラーはいくらか本栖ブルーに染まってます。もっと深いところに生息する個体だと、ギンギラギンで背中は真っ青になるのですが、コヤツはやっぱりさっき何かを表層で喰っていたヤツだと思います。
本栖湖
良いサイズが一本取れた事で、俄然やる気スイッチが入るマッキー。しかし夕方の時合いは何事もなく終わりました。気がつけば夜明けから17時まで投げっぱなしのぶっ通し。休憩を全く入れずに良くもまぁ釣り続けたものです。マッキーも立派な世捨て人ですなぁ。
レインボートラウト
かくして一昨日の戦いは終わりました。この魚で満足したからもう行かないなんて言葉はありません。私はいつか見た大物と重なるランカーサイズがキャッチできたとしても、死ぬまで本栖の幻影を追い続ける事でしょう。

オデコはオデコを呼ぶ伊豆半島のフライフィッシング

最近、心にポカンと穴があいた様になんか釣りに身が入らなない。ついこの前までアレを釣らなきゃ、コッチも釣らなきゃと、忙しく動き回っていた筈。しかしこの秋になってから何故だか心に隙間が空いたかのように、そのやる気スイッチが入らない。年末までの毛高き目標は残すところオオニベのみとなったのだが、かえってこんなユルユルな気持ちの方が、気負いが無くて良いのかもね。

さてそんな目標が定まらない今週は何をするかを散々迷ったのだが、行った事のない管釣りへ行くか、はたまた堤防のフライフィッシングの二つに絞った。気持ちを上げるために過去のブログを見ていたら堤防釣りの楽しそうな姿に感化され、唐突に海へ行きたくなったのであります。久しぶりにカマスでも行ってみるかな、と・・。

千葉の南房の東京湾側はコロナ時の入門釣り人のマナーの悪さに釣り規制が著しく厳しくなり、昔僕らが行っていたポイントは釣り禁止になってしまった。ならば今回は気分を変えてあまり行く事がない伊豆半島へと繰り出してみたのですよ。

前日に見立てたのはU港とK港。夜明け前から釣りをすればなんか釣れるでしょうと、たかを括って出かけた私(もちろん情報を拾ってこの二つに絞ったのですが)。そんな中途半端な気持ちが良くなかった・・。ということで先だっての火曜日はオデコ記録を伸ばしに行って参りました。大した話じゃないですが、私の釣行備忘録にお付き合いください。

カマスを狙いに来たのですが・・
夜明け前にU港へ着き、早々に釣り開始。初めての場所で勝手が分からないから、そこらじゅうの釣り人に話しかけて情報収集してみる。するとカマスのカの字もないじゃありませんか。「今月に入って魚は抜けちゃったよ。」と。カマス狙いでまる二日間投げ続けてオデコの方が語った言葉。まぁ、それ以外の何か釣れるでしょうと投げ始めましたが、漁港周りはトウゴロイワシのみであとは何もおりませぬ・・。唯一の釣果は沖側へ向けて遠投を繰り返すルアーの方がショゴとワカシを朝イチに掛けたのみ。ほとんどの方が肩を落として空手で帰るのであります。朝2時間粘っても生体反応があまりにもないので、新たな漁港を目指して移動です。
コマセで鯖を釣っていた漁港
次に訪れたのがK港。ここでもひと通り釣り人の話を聞いて回ったのだが、「サバしか釣れないよ!」というネガティブワード。私にすれば鯖が釣れるのならばそれで充分じゃないかと言いたいところ。が、その鯖も沖へ向かってコマセを頻繁に打っている方のみが釣れていて、フライにはうんともすんとも言わず。その後潮止まりになってしまい半ば諦めた私。そこでふと思ったこと。「そういえばここから一碧湖や松川湖が近いじゃん。頭を切り替えてレインボー狙いにしちゃおう!」これがいけなかった・・・。
松川湖
松川湖へ到着しすぐに自動販売機で釣り券を購入。以前訪れた時にはややこしいルールが沢山あったのですが、漁協のページをみるとその区分がなくなった様。早速釣りを開始するべく湖をざっと見ると以前よりも水位が少なめ。これならば釣れるのではないかとロッドをウィンストンに持ち替えてスタート。んがしかし、ここのルールはウェーディングが禁止なので、インレットの浅瀬はシャローすぎて釣りにならず。急深を探していくつかのポイントを探るも、雑魚の反応もなし・・。
松川湖でオデコ
以前来た時はライズがあってそれを狙ってヒットまではしたものの、ランディングに失敗。その場所で色々と試してみるものの今回は何も無し。ライズ無し、雑魚無し、アタリなし。ポイントをいくつか変えたところで一度ボイルが起きたが、バスの様。地元の常連さん曰く、レインボーは真ん中の筋以外はまだ回っていないとのこと。結果、何をやってもダメだったので、ボイルするバス狙いに切り替えボイル待ち。夕方5時過ぎに目の前で起きたボイルにフライをキャストしようやくヒット。んがしかし、すぐにフックアウトしてしまいました。もう周りは暗がりになってしまいここで終了。一日中釣り続けて海水も淡水も見事にタコったのでありました。あ〜ぁ。

何をやってもうまくいかない日もあるさの本栖湖釣行

本日の事、早めに出勤して仕事を終わらせたらブログ書きやタイイングに精を出そうと家を出たら、電車は線路内への人の立ち入りとのアナウンス後に完全にストップしてしまった。他の路線へ乗り換えを促すアナウンスが流れるけれど、そんなもんはすぐに動き出すだろうと思ったらいつまで経っても動かず。仕方なく別の路線に乗り換えて出勤すれば、結果的に出勤時間はいつもと同じ。私が通勤するJR路線は混雑と遅延で悪名高い。歳を取るごとに世の中のスピードは倍速早回しで進んでいると感じるけれど、こんな無駄な時間が重なると、ただため息ばかり出てしまう。先だっての本栖湖もなんか似た様な感じで歯車が噛み合わず何事もなく終わったのでした。

まだ水温が落ち切らないこの季節は、朝の2時間が本栖湖の勝負どころ。現在の日の出時刻は6時頃でその30分前から空は明るくなり始めるので、タックル準備を考えると大体5時過ぎには到着したいところ。その予定に合わせていざ中央道へ乗ると、八王子〜相模湖付近での事故による通行止め。進んでいるうちに解除されることを願ってはみたものの叶わず、八王子ICで降りて相模湖ICで乗り直さなければならない始末。結果、都留を過ぎる頃にはすでに周りは明るくなってしまい、時合いを逃した到着となってしまったのが今週の本栖湖釣行。

水温がまだ下がり切ってないこの季節の日中ピーカンは、時合いが過ぎれば何もやる事がなし。結果、晴天の中いくら爆投した所で湖からの反応は何も得る事ができないのでありました。ま、ハプニングがあれど釣れないのはいつもの本栖湖ですな。

釣れないで何のボキャブラリーもないから以下の文章は大して面白みがないかもしれませんが、現況を知りたい方はご覧くださいまし。

本栖湖
シーバスと同じく本栖湖も良い季節に入ってきたので、釣り人がとても多い。それよりもキャンプ場が大盛況で、今までは夏季しか営業していなかった大久保キャンプ場までもが開いておりビックリ! よって大久保浩庵荘はキャンプの人々に埋め尽くされ、釣りができません。さらにサップとカヤックで楽しむ人々の群れ。さらにさらに、エレキをつけたボートがぷかぷか。後に漁協にて聞いたら、今秋もヒメマス解禁を断念した代わり、その期間だけボートフィッシング(レイク狙い)用のボートを貸し出しているとのこと。
本栖湖
北西風が当たる観光駐車場がある側はわりかし水温が落ちて的水温になったけれど、風裏になる北西側が何だかまだ生暖かい。それも湖に浸かっていると暖かくなったり、冷たくなったり。まだターンオーバーがイマイチなのかもしれない。透明度が高く足元を見れば南国のフラットでボーンフィッシュを狙っているかの様。
本栖湖
サップやカヤックが発着する観光駐車場は釣りをしていると、目の前をボートが行き来するので釣る気になれず。ポイントを探すというより静かな場所を求めて長崎付近で釣りをする。といっても人気のポイントなので釣り人だらけで、前後への移動ができず。
本栖湖
現在は紅葉真っ只中で、釣り場でぼーっとしているだけで充分に本栖湖を満喫できる。あ、もちろんお魚が釣れた方がもっと良いんですが・・。日光に比べると真っ赤が少なめですが、温かみのあるオレンジが映えていて、気持ちの良い季節です。
本栖湖
時に爆風がふっと止まる。湖面が静まり返った時に、ゴミ溜まりでライズをしないかと探し回る私。本栖湖ブルーのグラデーションを楽しみながらその幻影を追うのですが、今回は残念ながらハヤのライズさえありませんでした。
本栖湖
先日のレイクトラウト大会のパンフレットなのですが、湖底図が記載されているので余ったものを漁協で配っています。これを見ればどこが急深なのかわかりますが、国土地理院の湖沼図でもわかります(こちら
爆投本栖湖
ラストは寺前にて投げ倒すも、湖面に腕押し(何も手応え無し)。爆投はキャス練と考えて本栖湖を去るのでありました。
本栖湖
今回の収穫は綺麗な富士山を見れた事かな。ちなみに帰りは大渋滞にハマり、途中で一般道へ降りるも今度は下道でも事故があり、その惨劇を横目でみながら行きも帰りも渋滞だらけの本栖湖でした。ま、その事故に巻き込まれなかっただけよしとしましょうか・・。

本栖湖戦線異常なし!(フライングアントを試せなかった件)

10月に入り湖モードに突入した私は野反湖のドライフライフィッシングを堪能した後、その翌週は丸沼へ。いずれもフライングアントのドライフライフィッシングを満喫したので、この流れで「本栖湖もフライングアントでいけるんじゃね〜?」的な安直な考えで山梨へ出掛けてきました。

本栖湖へ通い始めて50年近くが経ったけれど、ここ5〜6年は季節の変わり目である9〜10月は昔に比べると本当に外気温が高くなったと感じてます。私が秋の本栖湖を目指す目安は現地の最低気温が10℃以下の日が数日以上続いた後に行く様になるんですが、どうも今年の秋も昨年同様に様子が違う様。

本栖湖へ到着したのは朝焼け前には間に合わず午前6時頃。河口湖インターから本栖湖へ延びる国道138号線は鳴沢村から青木ヶ原樹海を経て本栖湖へ入るのだけれど、そのほとんどが霧の中。本栖湖へ付けば先だっての丸沼同様に霧が立ち込め、対岸を拝むことができないんです。「もしかして?」と湖に手を突っ込むと、外気温が12℃に対し体感では20℃位で、冷えた手の甲よりも暖かくまるでぬる湯の温泉に浸かっているかの様。

行ったからには竿を出す訳なんですが、浩庵荘で入漁証を購入し南岸中心に攻めては見るものの、まるで何事もなく帰ってきました。
お魚の写真はありませんが、現在の本栖湖近況を知りたい方は以下をご覧くださいまし。

本栖湖
先だってレイクトラウト駆除の目的で本栖湖で初のレイクトラウト大会が開かれたそうな。参加人数が170名以上で釣り上げられたのは合計19本という貧果。そりゃそうでしょうなぁ、ここ数年駆除し続けている訳ですから。レイクはヒメマスを食べてしまう外来種だから駆除しようという動きなんですが、そもそもヒメマスだって人が放流しなけれはこの湖にはいなかった訳です。利権が絡んだ人のエゴとしか言いようがありません。また、レイクトラウトは中禅寺湖から持ち出し出来ないものがこの湖にいる事でこの騒ぎになりましたが、そもそもヒメマスの養殖事業をやっている場所は北海道の一部と十和田湖、中禅寺湖の三ヶ所(私の知る限り)。ですから、もし中禅寺湖からヒメマスを移送した経歴があるのであれば、それに混じったレイク稚魚が放たれたと考える方が妥当ではないでしょうか? 最も私の推論、憶測ですからその真意はわかりません。いずれにせよ、何の罪もないお魚達が外来種騒ぎで無駄死にする姿を見ていて、私は悲しくなるばかりです。それとこの看板に書いてある2行目の文章がどうも引っかかります・・。
本栖湖
現状、レイクトラウトは水深40m付近に多いそうなので、フライフィッシャーマンの僕らには関係のないお魚(産卵期は浅瀬に来ますが)。なので僕らはヒレピンのブルーバックレインボーを追いかけるのみ。そして漁種調査によって外来種扱いされているブラウントラウトが刺し網で上がっている事実を知って、それが間違ってかからないかと、わずかな夢を追っているのです。今回は東風が巻き込んでいたので風裏を探し本栖湖を一周。釣り人は長崎のみいましたが、風をモロに受けて釣りづらそうでした。私は川尻からスポーツセンター前の南岸を中心に風裏のゴミ溜まり探し。しかし湖の温度を知るとドライで釣れる気がなくなりました(ウグイなら釣れたかも)。
本栖湖
あまりにも湖が生温かったので、ポイントを急深の場所に変えてラインをタイプ3と5にして沈めてみた。モンタナマラブーをカウント60秒とってもまるで何も無し。氷層水温があと5℃ほど下がって欲しいのですが、あと2週間くらいかかるかなぁ・・。
本栖湖
普段あまり入らない急深の場所に立ち沈めまくりましたが、リトリーブ最後で手前の石にフライが喰われてしまうばかりでした。なんか足湯に使っている様でこのまま釣り続けても何もないと感じた私は12時まで粘って本栖湖を後にするのでした。

丸沼の船上で五里霧中になってしまったドライフライチャレンジ

このブログ内のタイトルで五里霧中という言葉を使うのは2度目のこと。釣り場は水辺なので霧に包まれてしまうのは頻繁にあることなんですが、今回は行き先が見えないだけではなく釣りの戦法までが迷わされ手探りな状態に陥りました。まぁ先週の野反湖から何も準備せず、簡単に釣れるだろうと高を括っていた私が悪いのです。

天気予報は曇り。片品村は1日を通して外気温が上がらない予報。沼田インターチェンジを経て最近はその道すがらにある「すき家」で朝食を済ませるのだが、それが朝7時半の頃。予報とは違い思っていた以上にここ沼田では雨が降っていた。そこから奥日光へ向かう国道120号線を登り始めると、その雨は霧になり丸沼の湖上は一寸先が見えず霧に包まれていた。外気温は11℃。

丸沼の岸辺には4〜5名のダブルハンドキャスターとルアーマンがいるけれど、湖上は霧に覆われていてどれだけ船が出ているか分からない状態。この季節はいつもならばダムサイト付近が釣れるので、行く手を拒む霧に惑わされないように、岸辺近くを伝ってダムサイトを目指す。かつてハーミットがシーバスガイド船をやっていた頃、こんな霧の状況で船を出した事があるが、マリンコンパスがあるにも関わらず全くどこにいるのか分からず、遠くの大型船が放つ霧笛を聴きながら船を進める恐怖を少し思い出した。

なんとかダムサイトに辿り着くが、湖面にはライズはなく寒くて虫が全く飛んでいない状況。さらには霧は小雨になり5番ロッド一本しか持って来ていないので、沈めてリトリーブする事もできず。仕方なくインジケーターを付けてニンフを沈めると、イワナが掛かったかと思ったらニゴイが釣れる始末。あぁ、まさしく八方塞がりの五里霧中。こんな時、あなただったらどうしますか?

そんな昨日のフライフィッシングは、以下の通り。
帰ろうかと思った午後に一筋の光が見えたのでした。

日光丸沼
丸沼に着いてはみたものの、湖面はこんな状況で全く先が見通せない。うむむ、どうする、私。
丸沼の釣り
丸沼は野反湖よりもやや低い1,400m台。でも先週の野反湖よりも寒い一日。今シーズン初めて背中にホッカイロを貼りました。ボート代¥2,900+入漁料¥2,500を環湖荘に収めていざ出発。
ライフジャケットとオール置き場
湖畔のすぐ左側にワンボックスのバンがあり、この中のオールとライフジャケットを借りて出船します。自前のライフジャケットを持っている人はこのオレンジを切る必要はありません。漕ぐ体力を奪われないように、オールの面が小さいもので長さが短いものを選ぶように私はしています。
タックルは5番ロッド
手漕ぎボートのフライフィッシングは荷物が少なくて良いですね。雨が降った翌日は船に水が貯まっているので、船に積まれた空き缶か柄杓で水を掻き出してから出航しましょう。
霧の丸沼
晴れてきた、と思ったらまたすぐこの後は霧の中・・。湖の真ん中を通って進むと危ないので、国道側の岸辺を確認しながらダムサイトを目指しました。しかし着いてその様子を見るといつもと違い、無の世界。寒く、虫飛ばず、ライズ無く・・。ボート場付近の水温は生暖かく、ダムサイトは水温が2℃以上低い感じ。
ニゴイ様
待てど暮らせど虫は飛ばずライズなし。ただボ〜ッと浮かべても釣れないので、仕方なくインジケーターを付けたニンフフィッシングをする事に。岸際に向かってキャストし、20秒待ってチョコチョコと動かしながら手前に引くと、アタリがありヒット!。尾が切れ込んでいるので岩魚を釣ったと思い喜んでいたら、なんとニゴイ様。引きは楽しいのですがコイ科の魚を狙ってはおりませぬ・。
静まり返る湖面。
寒くて無の世界が続き、さらに追い討ちをかけるように小雨が降り始めた。木々から雨粒が湖面に落ち、そんな状態でお昼を回ってしまった。やることがなく八方塞がり状態。寒さに負けてもう帰ろうかなと思った。そう思った瞬間、雨は止み一瞬温かみがある空気に入れ替わった。それを機に木々から落ちる雨粒に混じってレインボーの鼻面が顔を出す。待ってましたとすかさずキャスト。
丸沼のレインボートラウト
前回の野反湖で活躍したフライングアントをキャストすればすぐに出たこの一尾。レッドバンドの50センチ台はもの凄く引きました。ただ、暗さのせいでカメラのファインダーを覗かず(偏光レンズをかけていると見えないので)適当に写真を撮ったので、魚の写真が全てちょん切れて写ってました。
丸沼のフライフィッシング
それからは怒涛のラッシュ。上記の魚をリリースした後は木から垂れる雫と一緒に落ちる昆虫を食べているようで、あちらこちらにライズする魚たち。慌ててキャストを繰り返す私。時に余裕をこいてこんな写真を撮っていたりしたものだから、バラしたり。この魔法のような時間は30分だけ続き、その間に4発掛けて2キャッチ。
レインボートラウト
その後は木々から落ちる雫が無くなると徘徊するレインボーは沈んでしまい、また静かになってしまった。それでも木々の下へ深くフライを捩じ込むとレインボーは時々掛かってくれて、結果5本のレインボーをキャッチ。それも全部50センチ前後で毎回リールファイトを楽しみランディングしたので、大尻沼並みに楽しいひと時でした。
フライングアント
使ったフライはこのフライングアント11番一本のみ。前回の野反湖で使ったフライをそのまま使ったので、コレ一本でどれだけのレンボーをキャッチしたことか。この流れで本栖湖でもこのフライを浮かべてみようかな。
ドライフライフィッシング
今回釣れたいくつかの要素は、(垂れる木・そこから落ちる雫・フライをキャストしにくい奥・風があたる面)でした。午前中は半ば諦めていましたが、午後に釣れた一本の後はその状況を一気に解決でき、釣果へと結びついたのでありました。
丸沼のフライフィッシング
いつもだったら時間いっぱい最後まで楽しむのですが、とても寒いのと左手を捻ってオールが漕ぎづらくなってしまったので、15時で上がりました。丸沼は11月末日まで開いているので、これからも良い日にあたればドライフライフィッシングを楽しめます。もちろん引っ張りやインジケーターのフライフィッシングでも釣れます。紅葉シーズンのこの時期にのんびりと景色を見ながら、この丸沼でフライフィッシングはいかがですか? さて私の来週は海の予定なのですが、お天気がちょっと心配になってきました・・。