暑過ぎて皆が釣りへ行かないので、私は意地でも釣り続ける(関東甲信)

ハーミットでは来店のお客様が減ってしまう状況を「お盆状態」と言いますが、今はお盆前だというのに、まさしくその状態。お盆は帰郷する方が多く都会は閑散とするために来店が減るのでそんなふうに僕らは言うのですが、今は暑過ぎて来店が激減した、そんな状態。クーラーを効かせて待っているのですが、夕方以降にチョロっとお客様が来店する程度。そんな今は通販頼みと言うことで、ここをご覧の皆様は「ハーミットを救ってやろうじゃないの!」と思いながら商品をポチって頂けると幸いです。

そんな訳で、この暑さにめげてお客様の釣行回数は激減。たまにはクーラーの効いた部屋でビールでも煽るダラダラの休日を過ごすのも良いとは思うのですが、こうなったら意地でも釣りへ行くのであります。私にとっちゃ電気を使ってギンギンに冷やされた部屋よりは、マイナスイオンたっぷりの飛沫を浴びて過ごす渓流がお似合い。

外気温40℃がなんのその。天然のクーラー求めて標高1,000m以上へレッツゴー!

以下は皆さんに涼を届けるために行ってきた渓流の話。お暇な方はご覧あれ。

高巻きの連続
今では普通のカメラ機能なのかも知れませんが、OMシステムのTG-7は 標高・気圧・座標・気温(水温)・方位が表示されるので、自分の位置と標高が簡単にわかります。今回は入渓点が約970mくらいで退渓点では1,290mくらいだったので、ざっと320m遡りました。その間に大小含めて13基の堰堤を巻きましたとさ。
ハネナガフキバッタ
そんな堰堤がたくさんある面倒な川なので、堰堤が多い箇所は人が入りたがらないと踏んで入渓。するとあたり一面にこのフキバッタだらけ。失敗した、ホッパーパターンを一つも巻いたこなかった・・。
5番ロッドに3番ライン
車を置いてから暫く歩いて入渓したのですが、ここでロッドを間違って持ってきた事に気づく。車に戻る往復の時間を考えると面倒なので、5番のロッドに3番ラインというアンバランスで釣る羽目に・・。
イワナ
最初は8番のライムトルード(バッタのグリーンに近いかなと思い)フライを流していたのですが、高反応でも出てくる魚のサイズが小さい。仕方なく、ロイヤルコーチマンや、デタッチドボディ・メイフライなどで釣りました。お魚は7寸〜8寸中心。
シャワークライミング
スタート時の外気温は24℃ほど。とても快適で水量は若干低いものの、恐れているほど減水にはなっていませんでした。ただ、大水がここのところ出てないようで、淵に砂礫が溜まりポイントらしいポイントが少なくなっていました。
イワナ釣り
釣り人の足跡は無いのですが、大物の気配はなし。慣らして同じサイズばかり。前半は魚の反応が若干鈍く、水温が上がった10時ごろからが調子良かった。
堰堤を降りる
堰堤を登ると砂礫が貯まり淵が少ない。暫く歩くと谷が深くなり釣れ始め、また堰堤となる。それを高巻いてはまた降りる、その繰り返し。足に自信がない人はすぐにバテちゃうかもね。
渓流の恵み
暑くなってきたら、ほと走る水を頭からかぶるので、その様は修行僧みたい(笑) でもすぐにクールダウンできる。服装は沢登りスタイルなので本格的に暑くなったら、滝壺で泳いじゃいます。
渓流
イワナのサイズは上がらないけれど、飽きるほど釣れるので良い休憩場所を見つけたらおにぎりを頬張る。コンビニおにぎりでも渓流の景色の中で食べれば、いつでもご馳走になるのである。
デタッチド・ボディ・メイフライ
北海道の先輩が亡くなってから、彼のお気に入りだった「デタッチド・ボディ・メイフライ」を使い続ける私。フライの軽さと浮力と、お魚が吸い込みやすいのかフッキング率が良いのが嬉しい。ただ巻くのが面倒なのと丈夫さが無いので、1本で10匹も釣ればボロボロでゴザイマス・・。
イワナ
今回はキリよく20本釣ったら上がろうと思ったけれど、途中で雲行きが怪しくなったので19本で終了しました。ネットが活躍するほどの大物は無し・・。
ネルエピックのゲーターとソックス
ネルエピックの最強コンビネーションについて最近問い合わせが多い、「本当に濡れないの?」かって。今回もソックス部分以下の足は全く濡れていません(正しく履いた場合)。濡れるのはゲーター下部のソックスとの接点だけですが、その部分でさえでも濡れているという表現が適切かどうかと考えてしまうほど、びしょびしょにはならない。補足すると、いつでも絶対水が入らない訳ではありません。私はコレを海のフラット(干渉帯)でも履きますが、太もも以上の深さにずっと浸かっている状況では、流石に海水は侵入してきます。
イワナ
今回は私以外に入渓している人はいなかったのですが、サイズに恵まれずの数釣りとなりました。退渓して車まで歩いて1時間半。イブニングは別の川をやろうと思っていたのですが、天気が怪しくなってきたので、午後3時前には帰路に向かいましたとさ。釣り過ぎは次回の釣りが雑になるので程々にしておきましょう、という感じかな。

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。