10月に入ってしまうと渓流のフライフィッシングしかやらない方々は静まり返ってしまうのですが、私の若かりし頃はそれでもしゃかりきになって釣り場を探して出かけたものでした。
関東近郊で10月を過ぎても釣りができる河川は静岡県と神奈川県の一部にあり、神奈川の酒匂川水系上流の玄倉川や世附川などが14日まで。静岡県だと河津川は31日までで、潤井川や芝川は14日まで楽しめます。この静岡にある潤井川は富士山の大沢崩れから来る流れで、要所から湧き出る湧水により下流部ほど豊かな流れになります。芝川は多くの管釣りのニジマス類を支える富士養鱒場が上流部にあり、その少し下流にある小学校の裏手でライズするトラウトをよく狙っていました。
がしかし、私が若い頃に通った経験からすると10月に入ると特にヤマメやアマゴは産卵期に入るので、大物は婚姻色が出ていて喰いがとても渋く、釣れるのは産卵に参加しない一年生の猛攻ばかり。産卵前に親魚をいじめるのも気が引けるので、一般河川で10月の渓魚釣りは次第に遠のいてしまったのです。
さて10月に入った事だし新たな話題を提供しなくては皆さんに釣りへ行ってもらえないので、今回は富士宮市を流れる富士の湧水を蓄えた芝川のC&Rを訪ねてみることにしました。この秋の選択肢の一つとして覚えておいてください。
芝川観光非出資漁業協同特別区
場所:〒419-0313 静岡県富士宮市西山872−1
(芝川西山簡易郵便局で入漁証購入)
TEL:0544-65-0640
期間:通年
時間:朝8時〜夕方5時まで(腕章を購入、返却できる時間)
釣り方:フライフィッシング・テンカラ・ルアー(オールキャッチ&リリース)
*詳細は漁協のHPにて