3日遠征のクライマックスは初日の15分で終わったしまったブラウンハント

昨年の事。イブニングのポイントでナナマルはありそうなブラウンが三角形のお口を出してヒゲナガを頬張っているのを見つけた。もちろん果敢にチャレンジはしたものの、左岸側ではどうしてもポイントに上手くフライが流せず、結果的にそれより一回り小さいサイズをキャッチした事で終わってしまったブラウンハント。その光景が忘れられずに3週間後にまた出かけてチャレンジしたが、大物ブラウンは姿を見せる事はなかった。

あれから一年。何年も生き続けるブラウンは、まだあの場所にいるのではなかろうか。そのための準備は万端、の筈・・。今年はその大物を狙いに少し前倒しにして行くことにしたのだが、この地へ通い始めてもうすぐ10年近く。しかし、いまだに季節と場所が読みきれずに信州の中で彷徨い続けている。素直に有名なポイント(川)へ行けば良いのだけれど、新たな地を探すフロンティア・スピリットが私は好きな為に北関東のサクラマスも然りで、同じように彷徨っている。人が集まる場所が苦手な私は人気の河川に行く事は稀なのでありマス。

今回は遠征に三日を当て、初日は8時半に到着。メインはイブニングのあのポイントだから、まずは肩慣らしと別の場所へ入渓。日中はドライで探ってダメならばスイングという作戦で、まずはヒゲナガを結んでみた。穏やかな流れのシャローへキャストしてみる。上流へ移動しながら数回は投げただろうか。「この穏やかな流れの下には底石があるから出るんじゃね〜の。」とポジティブな気持ちでヒゲナガドライを投げたらアッサリと加えたゴーマルアップ。やべぇ、今年は入れ喰いか?

そんな事を思ったのが開始から15分。その後は丸三日間な〜んも無く、ただ盛り下がる一方でした、チャンチャン。

そんな信州遠征は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

信州でブラウンハント
ちなみにいつもこの旅で購入する入漁証は数知れず。実はいくつもの漁協の管轄を移動しているので、日に3種類の入漁証を買う事もしばしば。現場へ入って水の色と増減を確認して河川を決め、さらにポイントを絞り込んでいきます。なので、信州へ入ってからの移動距離は半端ないです。
とある川
釣れる釣れないは別として、こんな景色の中でダブルハンドを振るのは気持ちが良いものです。
ブラウントラウト
車から歩いて20分。いつものポイントへ行き、この辺で出るのではとヒゲナガドライをキャストしたら出た個体。残念ながら鵜(ウ)にやられて傷モノ。ワニバサミ状態でやれたようで、反対面はもっと汚かったので写真には撮れなかった。釣行開始からわずか15分の出来事。
様変わりしたポイント
今日は幸先が良いと思い、ドライをやったりウェットでスイングを続けるも、チビのアタリさえ無し。もっともこの川は歩いて釣る川なので、そう簡単に入れ喰いなんて事はありません。仕方なく別の川へ行くもダメだったので、予定していたイブニングの場所へさらに移動。するとそのポイントはこの冬に工事が入ったらしく、見事なぐらいに真っ直ぐになってしまった、あ〜ぁ。もうこの時点で今回の目的は終わりました。
着ぐるみ
目的を見失った僕らは移動を決断し、翌日は人気の場所へ状況を見に行った。するとそこはピンポイントで昨日夕立にあったらしく、轟々と流れる泥水。ポイント移動だけでも1時間以上あるというのに、トンボ帰りする事になるなんて、ホントついていない。イブニングはミッキーマウス?のポイントへ入ると、釣り仲間がブラウンをヒット。しかしランディング前にバラシ。
イブニングの釣り
その後はヒゲナガが飛ぶであろう19時までスイングをしまくったが、水面への反応は何もない。私にいたっては、アタリもな〜んもない一日になってしまった。この時点で回った漁協は4団体。その翌日はまた違う漁協だったりして。
信州の川
三日目はふた手に分かれ、私は車を置いた場所から延々と上へ歩き、ポイントを確認してから良さげな場所のみスイングをするというスタイル。釣り仲間はそのままずっと釣り降り続けたらしいが、反応はチビブラウンのみだったそうな。私は相変わらずな〜んもなし。よく歩いたなぁ。
上流の流れ
暑い割りには水温が低いのだけれど、せっかくだから少し上流のポイントでチビブラウンをドライで釣ろうという事になったが、いつもたくさんいるチビブラウンが全くいない。ガックシ・・。
アイスクリーム
心が挫けそうだったので、アイスクリームで一旦リセット。更に別の場所へ移動し、イブニングのヒゲナガドライに賭ける事に。
イエローサリー
イブニングに良さげなポイントを探し、腰を据えてライズを待つ僕ら。16時半にはイエローサリーが飛び始めたが、メイフライは流れておらずライズするものは一切無し。
夕闇
日没は18時46分。その後30分待っても水面を流れる虫が一切無かったので、諦めました。この三日間は日中はとても暑くて夕立だったのですが、朝夕は激冷え。夕焼けを見上げてもメイフライのスピナーフォールが多少あっても、ヒゲナガは全く飛んでくれませんでした。
ブラウントラウト
この三日間は歩きに歩いた。そして投げまくったが、盛り上がりは最初の15分のみで後は盛り下がるのみ。夜に酌み交わすお酒も何となく寂しく、二人はリベンジを決意するのでありました。

スズキのエンジンを駆ってダブルヘッダーを試みる(東京湾&芦ノ湖クルーズ)

釣り人にとって5月の新緑は美しく魚の行動が活発になる季節なので、一年のほとんどが5月でも良いと思う程、釣りにはベストシーズン。あっという間に過ぎて行くこの一ヶ月をどう無駄なく釣りの計画を立てようかと考える訳ですが、私には釣りたい魚が多過ぎて休日が足りません。かといって仕事をせずに休み過ぎたら、お店は潰れちゃいますなぁ。仕方ない、体を酷使するしかないか・・。

私は若い頃はオートバイが好きで色々なメーカーのバイクに乗ってきたのですが、スズキのバイクはハスラーという2ストロークのオフロードバイクに乗っていました。現在はその名前は軽自動車に継承されましたよね。

スズキをはじめとする2輪を作っているメーカーさんは船外機のエンジンも手掛けていて、現在ではヤマハ・スズキ・ホンダが製造しています。その人気はヤマハとスズキで二分しているイメージですが、特にスズキは値頃感と壊れにくさから多くのボートに採用されているように感じます。

と言うことでスズキの船外機のお話は後付けで考えた事なのですが、毎年恒例の「ゴールデンウィークはシーバス」を実行する為に、スズキのエンジンを駆るシークロでシーバスへ行ってきました(スズキにはスズキ)。しかしながら適水温が続く芦ノ湖のドラワカも気になってしまい、ダブルヘッダーにしてしまった私。芦ノ湖もスズキのエンジンを搭載した和船ボートですが、そんなお馬鹿な釣りに若者を連れ回し14時間耐久レースのようなフライフィッシングを実行。久しぶりに『ポップ吉村の伝説』を読み返していたので、丁度良いスズキ繋がりかな。

お暇な方はご覧くださいまし。

集合マフラーのお話
バイク好きな人は誰でも知っているポップ吉村。僕らはその世代なので、4ストロークエンジンに乗っていた方は集合マフラーが欲しかった筈。この本は当時のお話が載っているのだけれど、大藪春彦の『汚れた英雄』の登場人物とリンクするので、私にはたまらない本なのである。
横浜の夜
シーバスのスタートは午前2時。爆風の中、東神奈川にあるシークロから横浜の海に出発。その爆風は出航できるかどうかのギリギリの風で本牧は風速13m。北西風だから今回は出船したけれど、南だったら出船できない状況。船を走らせると案の定ビショビショになりました。
東京湾クルーズ
昨年末にシーバスに連れて行ったYくんを今回も連れ出してみた。横浜の海は荒れに荒れて風裏を探すのが一苦労。釣りというよりは風裏を探しての時間が長いので、 さしずめ東京湾横浜クルーズと言ったところ。
ヒラフッコ
海が荒れるとマルスズキよりもヒラスズキが釣れる? サラシが好きなヒラはこんな日が絶好のエサ日和なのでしょう。東京湾の平均気温が昔よりも上がった為なのか、ヒラスズキの釣れる確率が多くなってきた。
シーバス
私もそれに続けとシーバスをゲット。フライを巻かずに手元にあるものを使っているので、使い古しのフライの針先が甘いのかフッキングにひと苦労。
東京湾クルーズ
夜が明けてみるとゴールデンウィークの海はタンカーが少なく、タンカー脇をフローティングミノーで撃つ作戦は船の少なさに遠くの船を目指す事に。一瞬だけ風はおさまったものの、大荒れの東京湾。そんな荒天時の海原でスズキの船外機は安心を与えてくれます。シーバス(スズキ)釣りにはやっぱりスズキのエンジンですな😆
シーバス
タンカー周りはうねりが高くて数隻しか攻める事ができなかったけれど、シーバスはもんどり打って出てくる。このシーバスを最後に東京湾クルーズ終了。さて、陸へ上がったら芦ノ湖を目指そうっと。ゴールデンウィークだから、芦ノ湖まで渋滞に巻き込まれるかどうかが心配。
芦ノ湖クルーズ
横浜を出たのは7時少し前で、8時半には湖尻にあるうえ乃ボートに到着。同じ神奈川県なのに芦ノ湖は微風で良い状態。しかしピーカンなのはドラワカにはちょっと良くない状況。でもフライには出てくれるだろうと早々にボートを南に向けた、芦ノ湖クルーズの始まり。
芦ノ湖
横浜の海は90馬力のスズキのエンジンだったが、今度は15馬力の和船。広々としたデッキは二人でフライを振り回しても充分な余裕がある。到着早々フライリールからラインを出している最中に、目の前でブラウンのボイル。慌てて投げるも間に合わず。
芦ノ湖クルーズ
船を進めると岩の影から出てくるブラウンたち。しかしフライにヨロヨロと付いてくるだけで喰いっけが無い。唯一フライにバイトした個体は操船中に流しっぱなしにしたドラワカに喰いついた奴だが、残念ながらフッキングまでには至らなかった。
バイトはあるけれど・・・。
午後15時以降は再び喰いがたつだろうとポジティブに考えて、その間にボートハウスに戻って食事を済ませ再び戻る僕ら。その後もあと一歩というところまでブラウンを追わせるが、フッキングに至らず残念。17時の時間いっぱいまで投げ倒したが今回のドラワカは撃沈しました。ま、このピーカンでは致し方ないかな。それにしてもまぁ、朝の2時から15時まで移動を除けばほぼノンストップで釣り続ける僕ら。釣り終わった後はすぐに次の計画を考えている立派な釣りバカ達でした。

 

ココアからアメリカンコーヒーに変わったけれど徒労に終わった本流

今回の釣行は本流で一日中スイング予定だったのだけれど、到着して川を覗けばココア色。そういえば前日の雨は結構降ったよなぁ。それにこのシーズンは代掻きだから、雨が降ると本流はすぐに濁ってしまう。水の色に関しては以前ブログに書いたけれど、こんな時は上流へ移動してヤマメかイワナ狙いをして、イブニングは再び本流へ戻れば、状況によっては濁りは取れている事もあるので、そんな作戦に変更する事にした。

しかし、最初から上流で釣る予定であれば釣り場まで東京から1時間40分もあれば着くのだけれど、かなり下流部に位置するこの本流から最上流部を目指すと、その行程は全て下道。google様に聞いてみると移動距離は約65キロで、1時間半を要してしまうのである。なので、家を出発したのは5時半でも釣り開始時間は10時近くになってしまう事になるが、運転好きの私はそんな事でへこたれません。

という事で、今回は本流から支流へ向かいそこからヤマメ狙いのスタートでしたが、さらにまた本流へ戻ってスイングをしたので、総移動距離は600キロ弱となってしまいましたとさ。

そんな管理人の様子は以下の通り。お暇な方は日増しに緑濃くなる河原景色をお楽しみください。

北関東の渓流
朝はフリースを着込んでいたけれど、現場に着く頃には気温が上がり、厚着なんてしていられない。木漏れ日が素敵な渓流へ入渓すればすぐにライズを見つける。この時期は日中が一番虫っけがあるんです。
ヤマメ
居付きのヤマメちゃんはまだ少し錆びている感じ。活発にライズして水面付近のミッジを一生懸命に食べてました。
マダラカゲロウの一種
ふと自分の肩に目をやれば、ヒメフタオカゲロウが。サイズにして14番ぐらいかな。マダラ模様のウイングが特徴です。
北関東の川
私は一旦下流に降り、そこから上流を目指したので、先行した釣り仲間に会うまでにかなりの時間を要した。聞けば同じように沢山釣っていたが、スレている個体も多いとか。かなり山岳部の渓流なので、ヤマメはまだ育っておらず、サイズは6寸半平均でたまに7寸ちょっとが顔を出す感じ。
ヤマメ
大きい魚は出ないけれど、天然物が多い川なので美しい魚体の子がほとんど。水温は11℃とまだちょっと低いかな。
北関東の川
お魚はどこでも出てくるので、時間を掛けて進んでしまい、予定の退渓点まで行くことが出来ず、途中退渓をした僕ら。数はたくさん釣ったので充分楽しめました。
イワナ
今年始めてのチビイワナ。巻きのポイントへフライを入れたら出てきましたよ。君たちと遊ぶのはあと一ヶ月は先かな。このイワナを最後に退渓し、また本流を目指すのでした。
本流は軽い濁り
本流へ立ち込めば濁りはだいぶ取れていて、膝まで入水した時にウェーディングシューズがギリギリ見えるかどうかぐらいの濁り。これなら釣れるだろうとスイング開始。しかし本流も水温が少し低い事がマイナス材料。
ウェットフライのスイング
いつもの様にリードフライがグリズリーキング。ドロッパーにダンケルド。ティペットは0X。水位はプラス15センチ程度。気持ちはいつもポジティブなんだけれど、大河に糸を垂れた途端に疑心暗鬼になる。
トワイライトな時間
トワイライトなプライムタイムに入ると、対岸にルアーマンが入ってくる。仕事終わりの一投なのでしょう。ウェーダーを履かずに15分ほど様子を見て、駄目ならばすぐに帰ってしまう。地元ならではのショートタイムフィッシングは羨ましい。徐々に暗くなっていくが、スイングフライへの反応は「ノー、コツン」。

 

スピナーフォール
真っ暗になるまでスイングし続けるけれど、最後まで雑魚のアタリさえありませんでした。水面にカメラを向ければたくさんのスピナーが流下。日中に見かけるカワゲラも珍しくこの時間に流下するほど川面は賑やかなのに対して、お魚は機嫌が悪い様です。今回の本流はな〜んもありませんでしたとさ。

 

ドラワカ、リベンジ。ブラウントラウトを求めて芦ノ湖旅

産卵を終えたワカサギは湖岸付近でフラフラと泳ぎ、その身をトラウトに捧げて一生を遂げる。年魚であるワカサギは産卵を終えれば泳ぐ力はほとんど残っていないので、トラウトにとっては簡単に手に入る食事となる訳だ。

ワカサギの産卵時期は芦ノ湖では3月後半から4月末ぐらいまでで、僕らはその季節にニセモノのワカサギを模したフライを浮かべるが、「ワカサギフライ」と繋げて書いてしまうと、それは僕らのエサであるワカサギ定食の事を指すので紛らわしい。ま、人間が食べて美味しいものはブラウンにとっても美味しいのですな。

フライ業界ではその紛らわしい言葉を使わない様にする為なのか、いつしかドラワカ(ドライフライ・ワカサギ)という言葉が定着した。実際には死にかけのワカサギがポッカリ浮いているものを喰われる事は稀であるが、ライフィッシャーマンは水面で喰わせる事に執念を燃やす輩なので、ドライフライにこだわってしまうのである。

今回は時間がないので昨年作ったドラワカを持って芦ノ湖へ向かったのだけれど、浮かべて思い出した改良点。昨年は浮力が強すぎるものはブラウンは見切っている感じを受けたので、引っ張った時にもう少しサスペンドするフライにしようと思っていたのに、それは後の祭り。仕方なく手元にあるものを持ってドラワカのリベンジをしに芦ノ湖へ出かけたのでした。

そんな管理人の様子は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

フライキャスティングスクール
第三日曜日はキャスティングスクールの日。この日はお客様にキャスティングを教えるのと共に、自分のキャスティングを見つめ直す日でもあるのです。
朝霞ガーデン
キャス練の後は朝霞ガーデンにて実釣し、キャスティングからランディングまでの一連の動作が確認できるのです。この季節は皆さん各地へ出掛けているので、朝霞ガーデンはガラガラ。
芦ノ湖
前回芦ノ湖へ出かけたのは3/17で、この時はまだ水温が低くドラワカへの反応はナッシング。今回は水温は十分上がっているので期待が高まる。それに午前中は雨風が強い予報なので尚更。うえ乃ボートを5時半キッカリに出たけれど、霧が濃すぎてエンジン全開でポイントへとは向へない状態。
フローティングワカサギ
シーバスに使うフローティングミノーと違い、横向きに作ってあるので片眼になっており、その目は水中側。こうして浮いていると白い棒みたいだけれど、理想はこの浮力の半分以下かな。
芦ノ湖西側
私の好きな立岩付近は不発。禁漁区より北側は活性が低いと判断し、そこから南へ下がって箒ヶ鼻方面へ。すると目の前にボイル。湖岸を右へ移動するボイルが岩に擦れる様に続いている。それに向かって狙い撃ち。魚はすぐにヒットした。
芦ノ湖のブラウントラウト
ドンと出たその個体は右へ左へ大騒ぎ。一時はフライラインを全部引っ張り出してしまったので、船で追い回しました。上がってきたコヤツはでっぷりと太った鰭ピンブラウントラウト。これでスコットのGT8106/4に入魂できました。と同時に少しロッドの非力さを感じてしまった・・。
濃霧の芦ノ湖
なんか雰囲気がムンムンしているので、もう一本を目指してさらに南下すると、もはや岸も見えない程の濃霧。そんな中で落ちパクでフライに出た個体はすっぽ抜け。更にフッキング後にすぐに抜けてしまうものもあり。そしてこの濃霧の中で夢中になって釣りをするのは良いけれど、急に現れるトローリング船はビックリしてハンドルを切るニアミス。霧が濃すぎて怖くて動けないのだが、どこからともなく聞こえるボイル音も気になる。
Googleマップ
いつまで経っても晴れない霧に不安を感じたので、Googleマップを見ながら湖尻方面へ微速前進で戻ることに。霧の恐怖は世捨て丸時代に東京湾で味わっている(その時は座礁しました)が、ボート同士の事故がとても怖いのです。
ドラワカ
お昼前には晴れたのでドラワカの釣り再開。晴天だとバイトシーンが見えるのが良いが、晴れた後はブラウンは出てもフライを追ってくるだけで喰わないのです。午後はフライにチェイスする個体は10回以上あったけれど、全くもってフライに触れることはなかった。
レインボートラウト
ちなみに濃霧でドラワカが見えない時間帯は四方八方にアオミドロをキャストして引っ張ったら、綺麗なレインボーが数本釣れました。サイズはいたって普通のサイズばかり。
ブラウントラウト
かくして時間いっぱい17時近くまで投げ倒しましたが、晴れてしまうと魚はフライを追っても喰わないんですよね。やっぱりドラワカは荒天の時が最適。夕方にムジナ窪で浮いてきた潜水艦のようなブラウンはドラワカをじっと見つめていましたが、今回釣ったサイズよりもずっと大きかったのでそれが心残り。とはいうものの、ブラウンだらけの芦ノ湖だったので、今後のブラウンハントはスイッチが入った時はスゴイ事が起きそうです。皆さんもワカサギのフライを工夫してお楽しみくださいまし。

フライフィッシングは腰痛を和らげる特効薬か?(北関東でスイング)

季節の変わり目になるとやってきてしまう腰痛。今年は何事もなくこのまま過ぎ去っていくのかと思っていたら、出勤前にちょっと変な格好で体をよじったら動けなくなってしまった。私の場合はなぜか季節が変わり目だけに起きるのですが、何故なんでしょうね。それにしても明日は釣りではないかと思うと、どうして今日なんだと怒りが込み上げる・・。あ、以前もそんなことあったけれど、あの時は秋だなぁ。

少し前のこと、その時は変な体制で物を取ったら動けなくなったのです。でもってその時の翌日は大尻沼釣行予定で、すでに予約の電話を入れていた後だった。症状はとても悪くコルセットをした状態で物につかまらなければ立ち上がれない状態。こりゃ釣りはダメだわなぁと思ったのですが、とりあえず朝起きて判断することに。翌朝はなんとか立てる程度だったけれど、ボートのオールが漕げるかどうかが疑わしい。現場までいって事情を説明してキャンセルしようかなと、よせば良いのにひとり大尻沼へ向かったのです。

到着すれば目の前にいる魚を想像してしまい、キャンセルを願い出るつもりが何を思ったかお支払いしてボートに乗ってしまったのです。体はなんとか上下に動けるロボット状態。しかし釣欲とは恐ろしいもので、「イタイ、イタイ。」と言いながら釣りを始めてしまう始末。キャスティングをし続けているとその行為で幾らか痛みが和らぎ、さらに魚がヒットすると釣れる興奮から痛みを忘れてしまのです。帰る頃にはボートを快調に漕ぎ、釣り終わる頃には全快していたのでした。

そんな訳で、そんな事を思い出してしまった為に今回も何とかなるだろうという気持ちで釣りへ行くことに。念の為、今回は運転を仲間に任せ、最悪何もできなくとも釣り場で風に吹かれて過ごすのも良いかな、という気持ちで本流スイングへと出かけたのでありました。

さてその結果、腰は治ったのか?
お暇な方は以下をご覧くださいまし。
*虫が苦手な方は閲覧注意

北関東にて
ということで、今回は私の車ではないので赤のエクストレイル。このサイズ感だと悪路の本流でも気にせず入っていける頼もしい味方。
オオヤマカワゲラ
川へ着けば水面はとても賑やかで、昼間だというのにヒゲナガカワトビケラのスケーティングがあり、オオヤマカワゲラ(写真の虫)の飛翔が気持ち悪いぐらいに飛び回り、水面へポトリと落ちる。こりゃ、お魚は動き出しているだろうと僕らの気分は上々。
北関東
「ヒゲナガであればグリーン系・・、オオヤマカワゲラであればブラウンとオレンジ・・。」虫を見ながらあれこれウェットフライをチョイスするけれど、私は相変わらずダンケルドとグリズリーキング。彼はグレートセッジとダンケルドをチョイス。最初のランは何も無し。二つ目のランは私が先行し、彼が15分遅れで同じ場所からスタートすることに。
戻りヤマメ
開始してまもなく私の上流で何か騒いでいる。よく見ると後追いの彼が掛かっているではありませんか。「またまた、ウグイでしょ?」と思ったけれど、ランディングされたのはギンギラギン。サクラとまではいかないけれど戻りヤマメサイズの立派な大きさ。6番のグレートセッジをガップリ喰ってマス。
本流スイング
後追いで仕留められてしまったので、気分はブルー。その後は何もナッシングなので三つ目のランへ移動することに。彼が掛けた場所の状況を分析すると流れの頭だったので、ここのところ水位が上がっておらず、遡上に向けて魚は次の雨まで流れの頭に待機しているのだろうと予測。テロテロの場所はステップダウンを早めにし、何事も無ければすぐに次へゴー!
戻りヤマメ
すると次のポイントで私にもガツン!久しぶりに本流でお魚をキャッチ。それも今年はまだ雑魚さえ釣ってないので、これが本流で最初のお魚。あれ、腰の痛みは何処? やっぱりフライフィッシングは腰痛の特効薬ですな。
小サクラマス
ヒットフライはグリーズリーキングで、北関東の本流でやる場合は私はドロッパーがダンケルドでリードフライがグリズリーキングがほとんど。
スピナーフォール
気がつけば夕暮れには夕暮れに沢山のスピナーフォール。大満足で帰路に着く僕らだった筈・・。「明日は天気が崩れるでしょ。明日のほうがもっと良いんじゃない?」と、急遽近くに安宿を取り翌日も同じパターンで攻める事にしたのであります。ホント、僕らはバカだなぁ・・。
ウェットフライ
前日のままのフライを撮影したら、グリズリーキングはスロートハックルが壊れていたので交換。そして前日と同じ時間に同じ場所へフライを流してみるのです。んがしかし、そんな甘い話はありませんなぁ。その後も時間を空けて投げ直しても何もナッシング。やっぱり一度もキャストしていない別のランに行かねばなりません。
ヒゲナガピューパ
虫っけの少ない時間は川中の観察。石をひっくり返してその塊をほぐすと、中からヒゲナガのピューパが。水面へと飛び立つ前に起こしてゴメンナサイ。
クロカワムシ
ネット状の巣の奥にはエサ釣り師にはお馴染みのクロカワムシ。コイツがヒゲナガカワトビケラの幼虫になります。大きい餌なので、大物狙い用のエサですが、長野県では人間様が食べるザザムシとして有名です。
本流の流れ
前日の二番煎じのポイントは全くもっての無反応。すでにフライを見せた個体はフライを変えた所で何も反応なしなのかも。前日に行かなかった所を頭に浮かべ、ついでに水田に水を引き始めて水位が下がり始めたので、それを加味して新たなポイントを絞り出す。彼には今年の流れの中では一番良いだろうと思う場所に入ってもらい、私は彼の背中を見ながら一つ上のラン(流れ)を攻める事にした。
小サクラマス
私の狙っていた場所はポイントは狭かったので、スペイラインのヘッドと少しランニングを出しただけの距離。投げ返すスピードも速いので適当にやっていたら突如ドスン。リールが悲鳴をあげて上がってきたのは、コヤツ。小サクラ咲く。サクラマスというにはもう少しサイズが欲しいですが、ガンガンの流れの中で掛けたのでとてもスリリングな一尾でした。
本流を降る
一本釣れたら満足な釣りなのですが、まだ釣れそうな雰囲気を感じてイブニングギリギリまでいろいろなランを探して投げまくりましたが、それっきりアタリはありません。本流はとてつもなく広く、狙う場所が多いため魚に出会うのはなかなか難しいものです。
本流のフライフィッシング
かくして腰痛改善フィッシングは二日間にわたり18時まで続き、雨が本降りになる前に終了となりました。本流のシーズンは始まったばかりですが、終わるのも速いです。今シーズンの残された時間であと1尾くらいベストなサイズと巡り会いたいなぁ。

4月解禁の渓流へ出掛けてみた件(暴風雨に見舞われた北関東)

季節が進み釣りに良い暖かさを感じる日が多くなってきましたが、現在の関東は日中にメイフライ(カゲロウ)のハッチ(羽化)が一番多い時期。関東の南では既にソメイヨシノのピークが過ぎている場所もあるけれど、北の外れでは桜なんてこれからという地域がある。それと同じようにメイフライのハッチは川によりマチマチだから、北の山岳部へ行けば関東といえども雪はまだたんまりとあるのです。

渓流の解禁は中部地方の2月初旬から始まり、3月の全国一般解禁で関東圏まではほぼ解禁するのですが、一部河川は東北と同じ4月解禁となり、ようやく日本全国はほぼ解禁した事になります。一般の人々が桜を求めて花見前線が北上するのと同じ様に、僕らは寒桜から始まりソメイヨシノと一緒に釣り場を求めて北へ移して行くので、長い期間に渡って日中のマッチ・ザ・ハッチの釣りが楽しめるというもの。

毎年訪れる4月解禁のこの川は4月の第二週目以降位からが本番なのですが(今週末以降)、私のホームリバーの調子がイマイチなので、まだ渓流解禁していない釣り仲間を連れ立って、いつもより一週間早めてここに訪れました。やっぱりまだ桜の蕾は硬いのですが、桜が咲いていなくとも解禁直後の釣り場は魚に飢えている釣り人でごった返しています。

さて、そんな今週の管理人は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

北関東の川
この時期の北関東の山間部はメチャクチャ寒い筈なのに、出発の時点で外気温が16℃。到着しても13℃と今までにない暖かさ。ヤマメのライズは11時過ぎと予想したのに、到着してすぐに緩いプールでライズが始まりました。
放流されたヤマメ
流れているものはユスリカのミッジと、それよりもひとまわり大きなガガンボ。放流量が多いので有名なこの川は、エサ釣り師が解禁日にひとり50本以上を釣りクーラーを満タンにして帰るので、ほんの数日でお魚の量は半減する。しかし大半のエサ師はイクラやブドウムシなどを使うので、ニジマスは釣れてもヤマメは釣果の2割程度。解禁から一週間もするとヤマメだけが多く残るので、フライフィッシャーマンにはありがたい限り。でもココの放流ものは私のホームリーバーよりも尾鰭があまり綺麗ではない。
ヤマメ釣り
放流ものと愚痴るけれど、1ヶ月もするとその尾鰭は天然と遜色がないくらい綺麗になる。しかしその頃になれば残された強者だけとなるので、釣りはそれなりに難しくなってくる。10時に入渓してしばらくライズの釣りに夢中になり直ぐにツ抜けしたので、その後は掛けたヤマメはオートリリース(ランディング前に糸を緩めてわざとバラす)する事に。12時前には予報通りの爆風になり、体が持っていかれそうになるのでひと休憩。
放流ヤマメ
強風が続くので、風裏を探し少し上流へ。同じようなプールを見つけてはライズハントを繰り返す私ですが、13時には釣り飽きちゃった。だって釣れる魚はほぼ同じサイズの放流もので、胸ビレが無い個体が全体の3割ほどを占めているんだもの。たまに釣れる天然ものはまだ幼児虐待サイズ。
上流の様子
私はずっとライズハントをしていたので、ほとんど場所を動かずに釣り続けましたが、上流へ釣り上がった仲間は、上流部で9寸サイズを釣り上げてました。この河原に緑が加わればこの川にも本格的な春の釣りシーズンが訪れます。
ヤマメ
13時にはこの川は飽きてしまったので、仲間と相談し別の川へ様子を見に行くことにした。今年は県内共通券を持っているので、1日の間に色々な河川を散策できる強みがある。後半は様子を見にリバーウォッチングです。
A川
県内を南下し最初に訪れた場所は着いた途端に土砂降り。ライズを待つどころかその場に留まるとビショビショになるので、さらに移動。そして訪れたA川のC&R区間。天気が悪いとはいえ、この区間に釣り人は一人のみ。遠目で見て釣れていたので、とりあえず僕らも組んだままのロッドをおろして釣りをする事に。
A川
朝方は13℃もあったのに、南下した暖かい筈の場所で午後は8℃で風速10m前後。入った時間が悪くライズのラの字もなし。いくら叩いてもフライへの反応がないのと、土砂降りが追いかけてきたのであえなく撤収。
北のK川
さらに移動して訪れたのは本流好きの聖地であるK川。一つ上の有名ポイントを覗こうかと思ったけれど更に別の川を見に行く為に移動。この場所には釣り人の車はありませんでした。そもそも、この時点で雨がどんどん強くなるので、釣りをする欲が失せてしまいました。
T川
3月の解禁から今ごろまでは多くのライズを見ることができるT川。過去の記憶を辿り、大物を釣った場所を巡るけれども、爆風と雨でとても釣りをする状態ではない。時計は16時半を回っていたので、釣りはこれにて終了。
ヤマメ釣り
それにしても今年は私が釣りへ行く日は、本当に天気が悪いですなぁ。この日も釣りができたのは実質3時間ほど。まぁ、その短い時間でツ抜けはできたので、文句を言っちゃいけませんな。

「人生残りの春を数えると、夢追い人にならざるをえない」

How many springs will you have?  Chase your dreams.
(人生残りの春を数えると、夢追い人にならざるをえない )

この言葉はかつてフライフィッシャー誌やタイトループ誌(つり人社)にハーミットの広告として使っていた言葉で、現在はハーミットのHPトップに載せています。これは私自身が死を身近に感じた時にその気持ちを日本語のコピーにしたもので、英文はヒガシ先生にお願いしました。老齢になった今では身に染みるこの言葉ですが、当時でさえ残りの春を数えると、死ぬまでに本流のサクラマスがあと何本キャッチできるのだろうと考えてしまい、毎年無駄にしない釣行計画を考える様になったのです。

あれから30年近く。気がつけばその間に何人かの釣友には春が訪れなくなり、三途の川での釣りへと旅立ちました。釣り仲間が減る度に思う事は改めて残された春の少なさを感じ、天気を案じて釣りへ行かないという選択肢を考えなくなったのが、今の私かな。

天気予報は大雨と暴風。釣り仲間は釣りを断念したので、本当は私もゆっくり起きて映画でも見に行くつもりでいたのです。が、起きてみれば路面が濡れていない。「もしかして、すっ飛んで行けば数時間は楽しめるんじゃね?」と、普段の出勤時刻と同じ時間に出発し、またしても北関東を目指す私でした。

そんな昨日は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

本流のスイング
到着してみれば天候はまだギリギリ雨が降っておらず、多少風が強い程度。ムッとした暖かさに「釣れてしまうかも?」と、相変わらずのポジティブシンキング。その割には結んだフライは新品は勿体無いので何度も使った使用済みウェットなので小汚い。でも、釣れて壊れてから捨てる方がその使命を全うすると思うので、使い古したフライには愛着が湧く。
本流でスイング
水面には流下するヒガナガカワトビケラの大量のシャック。夜中にどれだけのヒゲナガがハッチしているのでしょう。それを食べる個体がいれば、このウェットに食いついて来るはずなのですが、雑魚を含めてなんら手応えはありません。田んぼにはまだ水は引かれていないので、本流が目覚めるのはあと2週間先かな。
ウェットフライ
昨年東北で使ったダンケルドの残骸が大量にあるので、ハイシーズンになるまではそのウェットフライたちを使って探る。関東圏でスイングをする場合、私はドロッパーにダンケルド、リードにグリズリーキングを使うことが多いです。フライのサイズは4〜8番まで。
本流スイング
最初のランは何もなかったので移動して別のランを流してみる。毎年流れが多少変わるけれど、今年は大きな変化はなし。ポイントは沢山あるので、いろいろな場所を探ってそのシーズンの良さげな場所を絞り込んでいく。13時まで流して全くの無反応だったので、その後1時間移動してヤマメさんの様子を見にいくことに。
ガガンボ
前々回にしこたま釣れたポイントへ行くと、やっぱり14時半からライズ開始。しかしそれと同時に雨が降り始めてしまった。水面にはタンカラーのガガンボ16〜18番が水面を賑やかにしてくれる。
ヤマメ
ライズする個体はまだ少なく、最初にライズしたヤツを仕留める。しかしその後はザーザー降りになってしまい、ライズは無くなってしまった。雨雲レーダーは15分後に止むと言ったけれど雨は降り続く。この際だからこの場所を離れ別のポイントを見に行くことにした。
ライズなしの雨
その後雨は止む事がなく、本降りになってしまったので、強制撤収。なんか中途半端な時間に終わっちゃったなぁと帰路に着くのだが、そのまま帰らない私は何処へ?
『Project HAIL MARY』のパンフレット
頭の中に浮かんだ事は、最初に計画していた映画のこと。もしかしてレイトショーに間に合うのではないかと車を走らせ、20時過ぎに上映の『Project HAIL MARY』を観ましたヨ(ヘイル・メアリーはアメフト用語引用で一か八かと言う意味らしい)。長距離ドライブで疲れている筈なのに、映画が終わったのは23時過ぎ。家に着いてビールの栓を抜く頃は午前様になってしまった私でした。自分の事ながら、なんてタフなんだと思っちゃいます。

近所の川へ春を探しに(清流の春告魚、マルタウグイの話)

♪鯉(恋)も二度目なら少しは上手に愛のメッセージ伝えたい〜♪

久しぶりに脳内を巡る昭和歌謡のフレーズは中森明菜の『セカンド・ラブ』。前回はマルタを探していたのに恋(鯉)してしまったが、今期2回目となる散策なのでこのフレーズが頭から離れなくなる始末。つい口ずさみながら河原を歩いてしまうけれど、おいおい、考えてみればワシは鯉を探している訳じゃないヨ、探しているのはマルタウグイなんだよ。

東京の桜は満開宣言がでた本日。過去の写真を見返してみれば、その大半は桜が咲く河原でマルタウグイに出会っているのです。実際には早い時では2月下旬からで遅い時も4月中旬までのどのかで大きな群れに遭遇していましたが、ここ数年は遡上量が激減しその姿を探すのも一苦労。最近のマルタウグイのフライフィッシングは、釣りをするよりも魚を探して河原を歩いている時間の方が長いかもしれません。

ということで出勤前にサクっと釣って仕事をしようと朝5時ごろに現地入りするも河原散歩。薄明かりの中で車を止めて方々を歩き回り、ようやくマルタウグイの訪れを確認し清流に春が来た実感が湧きました。あなたの近所の川でもきっとマルタウグイが遡上していると思いますので、あなたも近くの春を探してみませんか?

ということで、以下は本日の出勤前の釣りのお話。お暇な方はご覧くださいまし。

マルタウグイを探して
前回コイを釣った場所では鯉の恋の季節が終わったようでその姿がありません。その代わりに桜は開花し、現在は五分咲きといったところ。バスを狙うルアーマンと情報交換したりしながら川を上下に動きましたが、どこにもおらず。仕方なく車をさらに上流へ移動し探すことに。
近所の川
ここのところの雨のお陰で水位は若干上がったかな。淀んだプールにはコイが少しいるけれど、その上の瀬で産卵するために待機するマルタウグイ(マルタハヤ)がいません。うむむ、この時点で下流から数キロ上がってきたけれど、さらに上に行ってみましょうか。
マルタウグイ探し
さらに上に上がって歩き回るけれど、時間がどんどん過ぎて太陽が上がってきてしまった。あと30分探して居なかったら、また来週はマルタ探しかなぁ。
マルタウグイの群れ
かなり上に移動してくると、とあるプールにマルタウグイの群れがいるじゃありませんか。しかしすでにフライマンがいらっしゃったのでそこはパスし、その上流部へ入らせて頂きました。少し歩いて瀬になる場所で瀬付きのマルタを確認。いつものように少し派手目のフライを数回流すとすぐにヒット。
マルタウグイ
パワフルな引きで楽しませてくれたマルタウグイくんに感謝。今年もこの川に春が訪れました。久しぶりにその鮫肌をなでなで。そのザラザラ感は川魚ではこの魚だけの感触。
マルタウグイ
マルタを狙うときは私はチャートリュースのフライを使うことが多いのですが、瀬付きの場合は蛍光色の方が良くて、深い場所では地味系が良い感じがします。私はこの一本を釣ってすぐ撤収。
マルタウグイの釣り
釣り場で声を掛けたフライフィッシャーマンは、2月末に小菅川C&Rで偶然出会った昔ながらの釣り仲間。またしても釣り場で会うなんて、フライフィッシャーマンの行動って皆同じなんですね。私と入れ代わりすぐにヒットしてました。
マルタウグイ
フライはオレンジ色のメルティヤーンっぽいものを巻いたフライ。私は仕事に戻りましたが、彼はお昼ごろまで楽しんだそうです。
2026年の桜
河原に多くの人出があるのは、釣りではなく桜の写真を撮る人々。街の色が賑やかになってくると、人々の気持ちも晴れやかになり他の生物と同じように動き出すのですね。青空と桜を見ていたら今日はこれだけで満足した午前中でした。さて、仕事しよっと。

 

山女魚が釣れて安堵した私は今年も夢を求めて本流スイング

「あなたはフライフィッシングで何を釣るのが一番好きですか?」と問われれば、私は間違いなくドライフライで狙うヤマメだと答えるでしょう。特にこの時期は他の対象魚と比べてハンティングの要素が強いことと、研ぎ澄ました色々な感覚を駆使して獲物がゲットできる点が一匹の価値を高めてくれる気がします。ドライで狙うのならばどのトラウトでも同じような気がしますが、ヤマメは繊細でいて美食家。フライセレクトやキャスティングスキルを試されるのは群を抜いて難しさを感じます。そして何よりもその美しさや触り心地などがなんとも愛おしいのです。

そんなヤマメの美に惚れ込んでしまうと降海型であるサクラマスはたおやかで端麗であり優雅さを持った魚の究極美を感じ、人生に一度はその魚に触れてみたいと思うようになるでしょう。釣り方としてはヤマメの様なハンティングの要素は無いですが、心を空にして禅の境地を求めている様な世界。努力だけでは報われないのが関東圏のサクラマスであり、ことフライとなるとキャッチするのには今では遠い存在になりました。私はそんな雲を掴むかのような世界がいつしか好きになってしまったのでアリマス。オオニベ、イトウ、サクラマス、どれも自分が思う相応のサイズを手中に収めるのには難しい魚ですが、この3種類であればサクラマスが一番現実味があるのですが、それでも関東圏ともなれば全然釣れないんですね・・・。

そんな無駄な努力の様な釣りが好きな私は、関東圏で納得のいくサイズが釣れるまでやめないと心に決めてしまったので、今年も短めのダブルハンドを本流で振り始めました。

どうせ何も無いのだろうという大方の察しの通りですが、お暇な方は以下をご覧くださいまし。

隣の漁協
まだ寒い本流は昼過ぎにならないと川に生命感がないので、それまでは放流ヤマメに遊んでもらう予定で少し早めの出発。先週と同じ場所で釣れば確実だけれど、芸がないのでその場所はパス。今年は県内共通年券を購入したので、フト昔を思い出し隣りの漁協にあるC&R区間を覗きに行ってみた。しかしまだ生命を感じられない静かな流れ。このポイントは来月初め以降からかな。
熊さんには会いたくない
釣り場へ行けばどこも注意喚起。この川で熊はまだ見た事はないけれど、注意は必要です。
まだまだ寒い渓流
放流情報を見てこの川にはルアーマンがちらほら。聞けばな〜んも無いとの事。とりあえず入れ替わりで入ってみたけれどな〜んもありませんでした。陽が入るのが遅い川は水温の温まりが遅いので見誤りました。
陽の当たる川
陽の当たるひらけた川に移動しお魚の様子を探るが、やっぱり午前中はまだ水が冷たい。ライズが無いので魚を呼び起こすつもりでパラスピナーをそこら中に打ちまくってみたら、えぐれのある石前でお魚の反応。見つけた魚は仕留める意気込みで、フライを小さなスピナーに変更してゲット。
ヤマメ
山女魚が一本釣れたので即撤収。だってこの場所から目的の本流までは移動だけでも1時間以上かかるんだもの。
本流の釣り
去年の今頃はもうやめようかと思ったこの大いなる本流での爆投ですが、釣れるとか釣れないの前に、こうやって水に浸かってスイングをしたいんですよね。始めてみればすっかりキャスティングの勘所が鈍っていて、飛距離が70%くらいしか出ない状態。
ウェットフライ
最初は練習だからと使い古したウェットフライを2個結んだけれど、こうして拡大すると一本はフックが錆び始めているじゃありませんか。次回はちゃんとチェックします。
本流の釣り
午後の一番良い時間を狙って本流へ出向いたので、水面はヒゲナガのケーティングあり、マダラカゲロウ類のハッチがあり水面は賑やか。しかしお魚の気配は無し。唯一やる気を出していたのは鯉で、たまに緩い流れで跳ねてました。春ですねぇ。
菜の花(油菜)
自分のキャスティングを確認しながら、あ〜でもない、こ〜でもないとキャス練状態。気がつけば17時近くまでスイングを続けましたがコツンという外道のアタリも無く終わりました。ま、初っ端はいつもこんな感じで、お魚が動き出すのを待っている感じです。自宅近くの川と違い油菜の花がようやく咲き始めた河原を見ながらようやく北関東も春らしさを感じ始めたのでありました。3〜5月後半まではほとんどこの県にいますので、考えてみればここが私の地元だな😆

HMTフライトーナメント on 弁慶堀 2026のご報告

なんだかんだで弁慶堀でのフライトーナメントを始めてから5年目を迎えました。トラウトのトーナメントは場所を変えつつ長い事やっておりますが、皆さんへの良い刺激になればと思うので今後も続けてまいります。

このトーナメントはレインボートラウトの最大魚1本を競うトーナメントで、ボートに乗って釣りをします。魚が同サイズだった場合はより数を釣った方が優勝となるので、運に任せた数釣りだけではなく、日頃のテクニックも見せどころです。

毎回悪天候に見舞われてしまうこの大会は、店主が雨男ではないかと疑惑をかけれらていましたが、今回は久しぶりの晴れ日和。と言っても先だってから毎週雪に見舞われている私なので雨男の疑惑は晴れてていません。

以下は今年のその報告になりますが、毎年多くのメーカー様に支えられている事に大変感謝いたします。また今後も皆さんと楽しめるイベントを続けていきたいと思いますので、今後も多くの方々の参加をお待ちしております。またこの大会の様子を見て興味を持った皆様は現在の弁慶堀はレインボートラウトのハイシーズンですので、是非赤坂見附へ出掛けて、フライフィッシングでお楽しみください。


参加人数:19名(男性 15名・女性 4名)
エントリーされた魚の数:28本
レンボートラウト数:27本
コイ:1匹(44cm)
魚を掛けた人数:多数(バーブレスのためバラシ多数)
魚の最大サイズ:50.0cm(最小サイズ28cm)

ご協賛 & サポート:株)マーヴェリック・(株)ティムコ(株)キャップス(有)E&E(株)バリバス(株)C&F(株)フルックス(有)シークロ(有)キャニオンワークスワイズカスタムUOSOCANALBASE CAMP弁慶橋フィッシングクラブ・他(敬称略)

弁解堀
晴れの釣りってなんて気持ちが良いのでしょう。毎回凍えるような寒さで使い捨てカイロを貼って出船していたのが嘘の様。大会ルールを説明したのち、レインウェアを着ない幸せを感じたスタートでした。ちなみに大会ルールはこちら
トーナメント出船。
ボートは出船準備ができた方からスタート。このルールは改善余地ありで、今後は入賞経験者は一番最後の出船にする予定です。
赤坂見附
大会日を決めた後で気づいたのですが、連休のなか日にしてしまった為に予定がある人が多く、今回は思っていたよりも参加人数は少なめで、男子15名で女子4名で一番若い方で30代前半になりました。開始早々、目の前でヒットさせている方がいましたが、水温11℃と釣れる季節なので、ボートを止めて静かに待っていればお魚はどこでも回ってきます。
弁慶堀
この堀でレインボートラウトを釣るコツは、みざお(竹のクイ)の入っている所はヘラブナを釣る人が使う杭なので、その前は藻が刈ってあります。その筋は魚の通り道になり藻に掛かるリスクが減るので、ポイントの目安と言えます。また、道路側は浅く木があるニューオータニ側に向かって深くなるので、みざおにロープをくくって木の方向へキャストするのがセオリー。みざおが無い場所でも、同じようにニューオーターニ側へキャストしましょう。
ホワイトボードの情報
釣るためのもう一つのポイントはボート屋さんの情報をよく聞くことと、最近の様子がボードに書いてあるので、それを参考にしましょう。このボードの通り、レインボートラウトの放流は12日なので、放流ものは丁度馴染んで全体的に広がっている事が予測されます。
汲み上げポンンプ
地下水の汲み上げポンプの前には爆釣寺なるものが。最近作られたのかな。手を合わせてから出船すれば良いことがあるかも?
弁慶堀
ボート屋さんを離れて奥に行くと汲み上げ水が回らないために幾らか濁っています。四谷側方向は日によって良い時がありますが、今回はあまり良くなかった様です。
ヒット!
弁慶橋東側の小さな方でヒット。私が小中学生時代にブラックバスを狙っていたポイントです。あれから50年もこの場所で釣り続けている成長しないオヤジとは、私のことです。
乾杯!
トーナメント時間は9時〜13時20分まで。その後は水道橋に移動し、ベースキャンプにて表彰式。私は釣りをしていないので、このひと時が楽しかったりして。ちなみに今回は2名の女性がレインボートラウトをキャッチし、1名が入賞しました。
優勝者は50センチ
今回の優勝者はハンディをつけたにも関わらず、以前も優勝した方に! 最大魚はもちろんのこと、一人で8本も釣るので数釣りも長けています。そのコツはタナとりとインジケーターの工夫。それにスレた魚へのフライパターンです。毎回いろいろな方のフライボックスと釣り方をみせて頂きとても参考になります。優勝者は抱えきれないほどの賞品とトロフィーを受け取りホクホク顔。賞品の中身は協賛メーカーさんをみていただければ、どれだけ豪華なのかは分かっていただける筈。トラウトのトーナメントは今後も続けていく予定ですので、多くの皆様が参加して頂ける事が私の励みになります。この釣りに興味を持って頂き、次回は是非あなたの参加をお待ちしております。