シーバス啓蒙活動の為に横浜の夜明けに若者と共に繰り出してみた

水道橋時代は小学校5年生のお客様がいたハーミットですが、大塚に移ってからは最近はそこまで若いお客様はおらず、大学生が時々訪れてくれる位。前回に引き続きフライ業界の将来を考えるとフライ人口のジジイ比率を減らす為、なんとかして若者にこのフライフィッシングの楽しさを伝えたいと思うこの頃。そんな中、釣り仲間の息子から「シーバスへ連れて行ってください。」と嬉しいお誘いが。よく考えれば以前ハーミットでアルバイトをしていたUMAは現在はこの業界で働いているし、中学生からハーミットで買い物をしてくれていた子は某メーカーに就職し、今や当店の営業担当に。そう考えると少なからずとも若者は皆無ではなく、それなりにフライ業界も、まだまだ捨てたもんじゃないと思えてきた。

当店のマッキー店長を含め、この辺の年代がフライフィッシングの楽しさを世に広げてくれて世間の人々に認知してもらえれば、そろそろ私もマッキーにバトンを私て引退かな(と書いたところで釣具屋には定年退職はありません)なんて思ったりして。

そういう訳で今回は異色の年齢差33歳の凸凹コンビで横浜のシーバスをシークロ岡本船長号に乗って寒さに負けず楽しんできましたヨ。その様子は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

シークロでシーバス
Yくんと始めて会ったのは小学校2年生ごろかな?彼のお父さんも同じ業界の人でウチの子供達よりも少し年上だけれど、気がつけば立派な青年社会人になってました。フライの腕前はお父さん仕込みだから、ほっといても何ら問題なし。シーバスは初めてだというのに、あっという間にフローティングミノーでこのサイズを仕留めちゃいました。私が教える事なんてほとんどありませんでしたヨ。
シーバス
数日前からの冷え込みでお魚の活性は悪くなってしまったものの、シーバスは各所でそれなりに反応してくれたので、一安心。私は週明けに使うフライのスイムテストをしながら、シーバスを堪能しました。
シーバス
水温が急に下がったせいでいつもよりは反応が鈍かったけれど、それでもサイズは50センチ台中心にポツッポツ上がりました。フライには掛からない20センチ台が沢山いたので、このサイズがいれば今後のシーバスフィッシングは安泰です。
シーホース
段々とコツを掴んだYくんは慣れない暗闇でもキャストが決まる。シャローエリアでバイトがあり、水面が大きく割れた。ムムム!もしかしてデカイんじゃないの? 大きく曲がったスコットのセクター909/4は良い仕事をしてました。
シーバス
上がってきたのはいきなりほぼ70センチ。こんなのを釣ってしまうと、もうシーバスのフライフィッシングにどっぷりハマってしまうのは確定であります。ようこそ横浜の海へ!
メッキアジの筈が・・・。
シークロの岡本船長と3人でワ〜キャ〜騒いでいるうちに世は開け始めて、朝の時合いはトップを堪能。その後は最後の締めくくりにとメッキアジ狙いへと切り替えた。が、しかし・・・。
イケガツオ(クィーンフィッシュ)
しかし、上がってきたのはなんとクィーンフィッシュ(イケガツオ)。サイズこそ大した事ないけれど、この魚を釣りにわざわざドバイへ行く方も多いゲームフィッシュ。これがこの場所で50センチオーバーになってくれたらどんなに嬉しいことか。
横浜の朝
振り返れば富士山が太陽を浴びて輝き始めていた。この景色を見れただけでもなんか得した気分になれるのです。
横浜の魚
入れ喰いが止まらないクィーンフィッシュでしたが、そろそろ仕事へ戻らないとね😆 僕らはこの後、眠い目を擦りながらシーバスの感触を思い出しながら、それぞれの仕事を頑張るのでありました。

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。