室内釣り堀での釣りをフライフィッシング風に書くとこうなる

本日は一日中雨予報。すでに昨夜から雨が降り続いており、目ぼしい河川は増水により釣りが難しい状態だったので、今回の河川釣行は一回お休みをしてエリアフィッシングを楽しむ事とした。インターネットで検索して近所の管釣りへ行ってみた所、なんとお休み。仕方なくさらに検索をかけて別のエリアへ到着したのは、それから50分後のことだった。

始めての場所だったので、受付の後にルール説明を聞くと、バーブレスフックを使用で全てキャッチ&リリースとのこと。エリア内は全天候型で二つのポンドから構成されている。一つのポンドは初心者エリアで、魚の活性はとても高く、サーフェイスでの釣りも楽しめそうなくらい魚が飢えている。常に氷層に口を出し、ユスリカを捕食しているかのような仕草を魚は繰り返している。

僕らは手慣れであるから初心者用のポンドには入らず、テクニックが要求されるエリアを選択し釣りをスタートさせた。釣り方はルースニングオンリーなのだが、流れが強く魚のいる水深を探るのにインジケーターの位置をどうするかが肝になる。

ポンドの角にそっとフックをプレゼンテーションすると、エアレーターのカレントが強く、フックは思っているレンジに入らず浮いてしまう。ボトムを狙いたい場合でも水深プラス10センチはタナを取る必要があると判断した。また、カレント同士がぶつかる部分はフックやウェイトが流れに馴染みやすく、一気にボトムまでフライをプレゼンテーションできるようである。

フックサイズ14番サイズ位だが、グルテンを用いたものを絡めるかUDONのいずれかを選択し、ボトムへ向かってスピーディにシステムを送り込む。スティックタイプのインジケーターはカレントに馴染むと同時に消し込み、僕らはフックセットするのであった。

あ〜書いていてだんだんイライラしてきた。要はザーザー振りでどこへも行く気がしなかったので、今回は室内釣り堀で鯉釣りを楽しんできたというだけの事でゴザイマス。つまらない話にお付き合いいただいた方、ありがとうございました。

フライを離れてたまにはこんな遊びもあるという事で、お暇な方はご覧くださいまし。

釣り堀中の島センター
一軒目に行ってみたこちらの場所はお休みでした。こんなザーザー振りだと、そりゃお客さんも来ないから営業しないですよね。
釣り堀
そして2軒目に選んだのが上尾市にある『芝川つり堀』。国道16号線沿いにあり、電車だと埼玉新都市交通伊奈線の吉野原駅から歩いてすぐ。おやじと書いてあります。すぐ傍にあるチョロっと流れているのが芝川。
つり堀のポイント
お店は朝9(または10)時〜24時までの営業とのこと。12ポイントを貯めるとオリジナル竿がプレゼントらしいです。また、居酒屋と書いてありますが、酒類やおつまみの提供も行っているので、電車で行って遊ぶのが良いのかもしれません。
釣り堀
料金は1時間¥800で僕らは3時間¥1,800で遊ぶことに。ルールはC&Rで椅子に座って釣りをすること。正面にいるおじさんは、うどんの麺を1本丸々つけて流していたのでふざけていたのかと思いきや、その一本うどんを使って超大きなアオウオをヒット。手慣れの皆様は大物狙いに独特な釣法があるようです。
グルテン餌
エサはグルテンエサとうどんのいずれかから選べるのですが、喰いが良いのはグルテンエサ。でもハリ持ちが悪いです。うどんはアタリが少ない代わりに、アタリが減ります。
室内釣り堀
エアレターが四方から出ており、そのカレントに乗せるとウキはすぐに流されます。また、魚が多すぎるので、時にうきが沈まずに魚の背に乗ったままになったり。アタリを頻繁に取るには、流れがぶつかった点で、一気に仕掛けが沈むようにすると良いでしょう。
室内釣り堀のコイ
この管釣りにはネットがありませんので(あるのかな?)、備え付けのリリーサー(貼り外し)を使って触らずにリリース。大物は外す時に一苦労しますヨ。HPを見ると冬の間は虹鱒やヤマメが入っているようで、水中はなんでもアリの魚種格闘技状態。
鯉の大物
大物狙いは底ベタで餌を大きめにつけるとヒットします。針を外すために魚を浮かせるのが一苦労。
コイ
ポイントカードは釣りの回数でスタンプを押してくれますが、色の付いた魚を釣ることで1ポイントもらえます。しかしこれが難しく、私は3時間で一つも掛けることができませんでした。それも魚のほとんどがこのサイズばかり。ま、数はいっぱい釣りましたけれどね。でもそれではポイントにはならないんです。
室内釣り堀
イロモノの魚はこのヒゴイの他にソウギョのアルビノなどがいました。ちなみに初心者池は魚が多すぎて、さらに座席に座った瞬間から魚が擦り寄ってきて、餌待ちのコイ状態で、口を開けて「餌をくれ!」状態。可愛い過ぎて釣る気になれません。ここはお酒も飲めるので、電車で行って数時間遊ぶことをお勧めします。

HMTフライトーナメント on 弁慶堀 2024のご報告

ハーミットではいろいろなイベントを行っていますが、春の恒例行事となりつつあるのが、このHMTフライトーナメント。このトーナメントが行なわれる弁慶堀は東京のど真ん中にある皇居の外堀になり、頭上には首都高速4号新宿線が走っています。平日は弁慶橋の上をスーツ姿のサラリーマンが行き交うとてもフライフィッシングとは似つかわしく無い場所で行なわれるのですが、冬はレインボートラウトと遊び、夏はブラックバスを狙える貴重なビオトープなのです。

この場所で行うのは今年で3回目で昨年は大雨の中でずぶ濡れになりながらの大会だったので、今年こそ晴れを願ったのですが、残念ながら今回もお天気には恵まれませんでした。それでもお魚は沢山掛かってくれましたし、何よりも事故なく終えた事を大変ありがたく思います。

今回も弁慶ボートのスタッフの皆様、賞品協賛メーカー様に大変感謝しております。昨日の様子は以下の通りです。ご興味を持たれた方は、現在弁慶堀はベストシーズン5を迎えておりますので、皆さんもぜひ楽しんでみてください。


参加人数:26名(男性 19名・女性 7名のうち小学生一人)
エントリーされた魚の数:48本
レンボートラウト数:45本
ブルーギル:3匹
魚を掛けた人数:多数(バーブレスのためバレた方、切られてしまった方多数)
魚の最大サイズ:50cm(最小サイズ20cm)

ご協賛&サポート:(株)マーヴェリック(株)ティムコ(有)E&E(株)バリバス(株)C&F(株)フルックス(有)シークロ(有)キャニオンワークスUOSOBASE CAMP弁慶橋ボート場シーホース(株)キャップス・他(敬称略)

ルール:大物一本の全長が大きい人を競います。同寸の場合は数を沢山釣った方が上位になります(ルールのPDFはこちら

弁慶橋ボートクラブ
昨年に続き今回も雨。それも大会中のみ雨が降るという不運になりました。とても寒いので昨年同様に使い捨てカイロを配り、準備ができた人から順にスタートになります。
弁慶堀
人数がとても多いので、乗船は弁慶ボートのスタッフの皆様がサポートしてくれます。またこの場所はブラックバスのトーナメントが多く行なわれるので、メジャーやライジャケ、ランディングネットが常備されているのがとても嬉しい限り。
弁慶堀
この堀はブーメランのような形で、弁慶橋から東側が小さいのですが、そちら側へ行く方が今回は少なかったです。
弁慶堀
この光景はシュールでしょう? 首都高速道路は渋滞中ですが、その下でレインボートラウトが釣れるのです。その様子はまるでヘラブナ釣りの様。堀は写真奥右へ曲がっています。
レインボーがヒット!
堀の左右の真ん中辺りよりやや高速道路よりが一番深いのですが、寒い日は一番深いところに固まっていますが、水温が上がる季節は徐々に浅いタナになり、現在は11時ごろからそこらじゅうでライズしています。しかしこの日は寒いので、皆さんインジケーターの釣りが大半。
レインボートラウト
ボートに備え付けのメジャートレーを利用してこんな感じで写真を携帯で撮ってもらい申告します。この時期になると腹がパンパンのレインボーが多く、一度ボート屋さんの方でストマックポンプを入れて内容物を確認したところ、そのほとんどが大きめのユスリカだったそうです。この日は寒いながらもライズが多くあり、それを指を加えて見てましたので、時間があればドライタックルを持って遊びたいです。これからの時期からゴールデンウィークまではドライフライでこのレインボーが楽しめますので、皆さんも是非足を運んでみてください。
トーナメント表彰式
大会は13時半で終了し、会場を水道橋にあるベースキャンプに移して表彰式が行われました。今回も多くのメーカー様にサポートして頂いたお陰で沢山の賞品が集まりました。ちなみに上位入賞した方のほとんどは、弁慶堀でプラクティスをされた方。やっぱり事前にその釣り場の情報が分かっていた方が俄然有利になる訳です。
ベースきゃんぷにて
集合時刻は15時だったのですが、ビールが待ち切れず最初に着いた組だけで、まずはビールで乾杯。
来年も行う予定
優勝は50センチで数は10本キャッチ、お見事です。優勝されたSさんにはラムソンのライトスピードと豪華賞品が多数贈られました。釣れなかった皆様には参加賞をお配りし、その後は初対面の皆様で親睦会。私は人が多く集まると嬉しくなってしまい、浴びるほど飲んでしまい22時ごろまで飲み続けてしまいました・・、反省。

解禁前の練習がてらに『丹沢 ヤドリキY.G.Lスポーツフィッシングエリア』へ行ってみた

明日から渓流の全国一般解禁ですが、皆さんの準備はいかが? 私はというと相変わらず釣りへ行く直前にフライを少し補充するという形をとっているので、フライの持ち玉が少なく非常に困っています。来週の火曜日までにはフライをたんと巻かにゃならんのですが、その前に海へ行く予定があったり、いい加減確定申告をヤラネバと、忙しい日々を送っております。

とはいうものの、休みを返上して仕事に励む選択は釣具屋店主には毛頭無く、お客様に釣りへ行って頂く為に、何か良い場所はないかと画策するのです。このブログでは冬の間に東京から近いC&Rや管釣り場を順番に紹介してきたのですが、そろそろネタ切れ。仕方なくインターネットの力を借りて過去を思い出しながら探っていると、ふと寄居のYGLを思い出したのです。早速ググると、残念ながら2010年5月で営業は終わってしまっていたのですね。では同じYGLといえば 寄(ヤドリキと読む)はまだやっているのかとそちらを調べれば、こっちは営業しています。

そういえばこのYGLってどんな意味なんでしょうか? 勝手にこの二つの管釣りは関連の管理釣り場だと思っていましたが・・。最初の『Y』はどう考えても『寄』だと思うのですが、そのあとの『GL』はなんなのでしょうね? このページを見て後日、『丹沢 ヤドリキ Y.G.Lスポーツフィッシングエリア』へ行く方は、YGLの意味を是非聞いてきてくださいな。

今思えば私が最後にヤドリキYGLに訪れたのは、世附川にC&Rがあった頃だったでしょうか。当時はどちらかで入漁証を買うと、どちらにも行けるというシステムで、世附川で半日遊んだら午後はヤドリキという遊び方をしていましたっけ。という訳で17〜8年振りに出掛けたヤドリキですが入漁料は安く、驚くほど良い渓相へ様変わり。そんな今週のヤドリキの様子は以下の通り。お時間がある方は、一般河川へ挑む前の練習場として楽しんでくださいな。


丹沢 ヤドリキY.G.Lスポーツフィッシングエリア
交通:新東名高速 新秦野IC下車・県道710線で中津川上流方面へ10分ほど
入漁料:基本料金 ¥2,500(5時間)延長は1時間¥500
入場上限あり:上限15名様まで(途中で帰る方がいらっしゃるので、午前と午後の部5時間づつ各15名と考えるのが良いでしょう。予約はできません)
主なルール:キャッチ&リリース・バーブレス(フライフィッシング・テンカラ・ルアーのみ)
必ず必要なもの:ウェーダー(管理小屋へ行くにも渡渉するので、必ずヒップウェーダー以上の装備が必要です)
備考:駐車場と管理棟は離れています。全て準備をした状態で、管理棟へ向かいますが、下流へ100mほど行った見えない場所にあります。管理棟までは渡渉を2回しなければなりません。また、現地には飲食関係は何もありません。寄交差点入り口にある「セブン-イレブン 秦野菖蒲店」で、用意していきましょう。

ヤドリキ
車は一番上の写真の「YGLヤドリキスポーツフィッシングエリア」の看板の近くに止めましょう。そのすぐ下が川になります。一度離れると車に戻ってくるのが大変なので、全てのタックルと飲食物を確認の上、写真の様に川を対岸へ渡渉し下流へ向かいます。この釣り場はおよそ1kmくらいの区間で下流に向かってその釣り場があります。
YGLの管理小屋
小屋をちゃんと撮影するのを忘れちゃいましたが、以前よりも川が大水により掘られ、一段低いところに川が流れています。小屋に着いたらお支払いし、状況とルールの説明をしてくれます。渡渉のレベルは低いですが、高齢の方は雨の後などの増水時は避けた方が良いでしょう。前日にYGLのfacebookを確認する事をおすすめします。
YGLヤドリキ
渓相は昔とは比べ物にならないくらい雰囲気のある場所になり、一般渓流で釣るのとなんら変わりがありません。魚のコンディションは抜群なので、その理由をお聞きすると「魚のサイズは20センチ前後しか離していません。」との事。要は遊泳力のないボロボロなマスは入れても落ちてしまうだけなので、入っていません。よってコンディションの良い魚体で育った魚ばかり。さらに、ヤマメが多いのもその特徴。
ハヤ
で、例によって私はフライを全く巻かずに来て、さらにドライで釣れるだろうと思い、ニンフなし。しかしこの日は強風と寒さでライズが全く無い。いくらドライを流しても何も反応はなく、ハヤだとわかっている魚をミッジでようやく一本釣るという、しょうもない私。というか、しばらくハヤを釣ってなかったのでちゃんと狙って釣ったのデス。立派でしょ、このハヤ。
YGLで遊ぶ
ヤバイこの状況。車に戻ってもニンフは無いので、フライパッチを見回すと、端っこの方に12番ほどのクリーム色の壊れたビーズヘッドピューパがありました。それを使ってみると、すぐにヒットし一安心。
レインボートラウト
レインボートラウトの平均は25センチ程度。ヒレは綺麗な鱒ばかり。
レインボートラウト
ちゃんとニンフを用意している後輩はイレグイです。暖かい日は普通にカゲロウが飛ぶのですが、この日は強風と寒さに翻弄されてしまい、ニンフオンリーの展開。とはいうものの定点でフィーディングする立派なヤマメを発見し、それに向かってドライを投げ倒す私。しかし無反応。ニンフ無いしどうするか考えた挙句、ミッジボックスに入っていたブラッシー20番(コパーワイヤーを巻いたミッジピューパ)。を流して見ました。
ヤマメ
フライは軽いのでサーフェイスフィルムに浮いてしまい、表層をトロ〜ンと流れると、そのミッジピューパをゆっくりと加えるのでした。してやったりのこの魚体。ギンギラギンのヤマメ(サクラマス系)です。
YGLのポイント
各ポイントにはアルファベットの看板がA〜Eまであり、最下流部のEまで行くとその先はゴルジュ帯になり降られません。この釣り場は自然渓流と遜色ないレベルなので、数釣りをするというところではなく、一匹のプロセスを楽しむ数釣りに飽きた方がレベルアップしたい人向けです。良い季節に入れば普通にレインボーがバンバン釣れますが、ヤマメを狙って釣るのはそれなりに難しいので、それを楽しんでください。
YGLのヤマメ
その後、1個しかないビーズヘッドピューパが壊れるまでレインボーを釣り続け、渓谷に陽が入らなくなった時間を見計らって退渓しました。初心者にはチョット厳しい釣り場ですが、最近の管釣りはとても入漁料が高いのでココは安心して楽しめます。仮に土日に行って人がいっぱいで入れなかった場合は、ゆっくりと自然を楽しみながら管理人のお母さんと一緒にお喋りをお楽しみください。イブニングにはきっと良いヤマメを釣る事が出来ますヨ。

 

探せばまだあった、関東圏のC&R区間『鮎沢川 冬季キャッチ&リリース』へ行ってみた

本日の外気温はすでに3月の気温を超えて4月上旬並みとな。地球温暖化を肌で感じる昨今。鮭鱒類は年々その釣り場を追われて釣りづらい状況になってきているので、「いつかは釣りたい。」なんて呟いている方は、その願いはきっと叶わないですよ。釣りたいと思ったら直ぐに行動に移しましょう。

さて、先週の惨敗があったので愛媛の加茂川(2/1解禁は岐阜県と愛媛県の一部)でも行こうかとも考えたのですが、流石に連チャンで遠出は出来ないので今週は大人の恋、ではなく鯉でもしようかな。そもそも3月まではフライを巻かないと例年同様に持ち玉の少なさに解禁どころでは無いのでタイイングに力を入れないとヤバくなってきました。

気持ちはすでに鯉に恋しようと思っていた矢先、お客さんから「管理人さん、まだまだありますぜC&R区間」とブログネタにと紹介されたのは、御殿場にほど近い鮎沢川。ここにC&R区間があるのだけれど、漁協のHPが存在しておらず、情報が少ないので、そのお客さんの情報のみで出かけることになったのであります。

今シーズンは2/20までですが、同じ場所で3/10からはアマゴ釣りで賑わうそうな。ま、将来のために今回はどんな場所かを確認しつつ出かけてきましたので、お時間がある方は以下をご覧くださいまし。


鮎沢川 冬季キャッチ&リリース(鮎沢川漁業協同組合)

場所:東名高速 足柄スマートICを降りて足柄駅方面へ約10分
(電車利用だと足柄駅下車で目の前です)
駐車場:あしがらふれあい公園駐車場利用(こちら
入漁料:2日券¥2,000(温泉利用した場合は1日券)シーズン券¥5,000(釣りチケ・フィッシュパス利用可能)
注意点:冬季C&R区間は2/20まで。一般解禁は3/10予定

鮎沢川漁業協同組合
ここの釣り場は釣りチケやフィッシュパスでチケット購入出来ます。この券を持って近くの「あしがら温泉」に行けばこの券と交換で温泉に入れます。フィッシュパスでの購入だとその恩恵は無い模様。釣り場は足柄駅の真ん前なので、ハッキリ言って電車で来た方が良いかも? 入漁証を購入する「ニューデイリーヤマザキ」は駅前だし、ポイントはその直ぐ裏なので歩いて直ぐです。
鮎沢川
車で来た場合、東名高速道路足柄スマートIC降りて、足柄駅方面へ。その下流にあるあしがらふれあい公園の駐車場を利用とのこと。この金太郎橋下流にある堰堤がC&R区間最下流部。
レインボートラウト
金太郎橋の上でパンを撒くオバサマが白鳥に餌付けしていたのだけれど、そのおこぼれを60cm程あるレインボーが食べてました。その姿を見て簡単に釣れるかと思いきや、最下流部のプールは強敵。なので、少し上流に上がってサイトフィッシングにて別の個体をキャッチ。朝イチは寒いので、サイトニンフィング。
千束橋
千束橋から覗くと大きな魚影。梯子を降りてそっと近づきプレゼンテーション。スレッカラシですが、丁寧に何度もキャストを繰り返すと喰いついてきます。
足柄みずべ公園裏
ニューデイリーヤマザキ(足柄駅前店)裏にある足柄みずべ公園前のプールはお魚がいっぱい見えるポイント。但しスレてます。お昼近くにはコカゲロウのハッチがあるので、ドライフライフィッシングが楽しめました。
レンボートラウト
コカゲロウのハッチに合わせてフライはコンパダンに変えてダウンクロスで流すと、デッカイ個体が喰いついてくれます。ここの魚は平均45〜55センチ前後で、大きものは60センチを超えてきますので、コンパラダン20番に7Xでのやり取りはヒヤヒヤもの。
向田橋
C&Rの最上流部は写真に見える向田橋を超えて上流にある堰堤まで。C&R区間内のほとんどの場所や遊歩道があるので上から見て魚を探し、下へ降りて釣るというスタイルで楽しめるので、ずっとサイトフィッシングが楽しめるからハンティング感覚。魚が大きすぎるから、誰でも見つけることができるでしょう。
レインボートラウト
この日は強風にてライズがあるのは風がおさまった間だけ。その時にうまくダウンクロスで流せるとドライが楽しめます。初心者の方はルースニング(インジケーターの釣り)で、ニンフは16〜20番ぐらいが良いでしょう。
ファイトシーン
めちゃくちゃ浅い所でもお魚は入ってましたので、満遍なく放流されているのでしょう。C&R区間はおおよそ1.5キロくらいかな?ゆっくり釣り上がればたっぷり楽しめます。
レインボートラウト
冬季のC&Rは20日で終わりますが、3/10からの一般解禁からもこの区間はC&R区間であり、尺アマゴの放流があります。尺ものにチャレンジしてみたい方は今後もこの場所でフライフィッシングが9月末まで楽しめるので、チェックしておきましょう。

私の管理釣り場の原点である「加賀フィッシングエリア」に久しぶりに行ってみた

私は根っからの釣り好きで、物心ついた時から何かしら釣り続けていた漁師みたいな輩。なので小学校高学年の頃にはすでに釣具屋へ入り浸り。家の近所にも釣具屋さんはあったのだけれど、圧倒的な品揃えでワクワクが抑えられない上州屋・池袋店は私の宝箱のような存在で、よく通ってました。

冬休みになると暇な日は釣具に囲まれたくて上州屋へ出向くと、顔馴染みになった店長さんが「ポスターと一緒に入っていた優待券があるから、行くのだったらあげるよ。」と、加賀FAの招待券を頂いたのがキッカケで管釣りへ行くようになりました。当時はお正月に釣り大会があり、その告知のために各釣具屋さんへポスターが配布され、それと一緒に1枚優待券が送られていたのです。

昭和50年頃の管理釣り場といえばエサ釣りの場所が多く、「⚪︎⚪︎国際マス釣り場」と看板を掲げているのところが多かったのですが、この国際と名が付く所はそもそも進駐軍相手だったので、その名残りで国際の名前がついていたそうな。でも、ルアー・フライ専用の場所なんてなかったので、私にとっちゃタダ(優待券)で行ける加賀フィッシングエリアは夢のような世界だったのです。

気がつけばあれからほぼ50年経っているので、当時と今とでは周りの様相は大違い。オープン当初は大きな砂利穴みたいなイメージで、周りに植え付けられた小さな苗木だった桜は今では立派な大木になり、自分が桜の樹と共に成長しジジイになった事を実感するのです。

思い出を話すとキリがないので、とりあえず昨日の様子は以下の通り。相変わらず入れ喰いで、楽しませてくれる管釣りでありました。


加賀フィッシングエリア

住所:栃木県佐野市山形町48
電話番号:0283-65-0337
料金:1日¥5,500・午前or 午後券¥4,500
営業時間:6時〜17時(時期によって終了時間が異なります)
ルール:引っ掛け釣り等のルアー及びフライフィッシングのモラルに反する釣り禁止

加賀フィッシングエリア正門
加賀フィッシングエリアには思い出いっぱい。高校生の頃には彼女をバイクの後ろに乗せて行き、ココでおデートした甘酸っぱい思い出があります。今回はユルユルな時間に行ったのだけれど、朝一番は今でもズラッと車が並んでいるのかな?
加賀フィッシングエリア・旧管理棟
昔はこのプレハブ小屋が管理棟だった。昼食はお弁当を頼んでおくことができ、この大きなスピーカーでお弁当が到着した事を知らせてくれました。また正月の釣り大会ではアルビノマスを釣るとくじ引きできて、クーラーなどの賞品がもらえたり(おぼろげな記憶ですが)。里見さんはこの頃からいらっしゃいまいたよ。
加賀フィッシングエリア
右が1号池で左が2号池。この面の2号池側は釣りができないのと、この周辺にあるパイロン周りはフライキャスティングが禁止。湧水は1号池から2号池へと流れるので、水は下の段に行くほど濁りが少しだけ強くなる感じ。古くからある管釣りはレギュレーションが当時とあまり変わらないので、めんどくさいルールはありません。
加賀フィッシングエリアのレインボートラウト
私はシングルハンドで2号池からスタート。人も多くいたので、一番投げにくい旧管理棟側からシングルスペイで真ん中へキャストを繰り返す。昔のようにシンキングラインで加賀引き(独特なリトリーブ方法)をしようかと思ったけれど、とりあえず9フィート5番で最近やっている、スローな釣り方をすると入れ喰いでした。なのでシンキングラインは出さず、そのまま続けることに。
シングルスペイキャスト
釣り方はフローティングラインを使用し、シングルスペイでキャストできる限界まで投げて(理想はブイが浮く場所)、カウント35秒しスローリトリーブ。その間にラインが走った場合は、その時点から超スローリトリーブすると1キャスト1ヒット。最初のフライが無くなるまでは15本キャッチ。その次のフライが持っていかれるまでさらに12本。その後はティペットをチェックするようにして、2時間余りで50本に近い数を釣ったので流石に飽きました。でも、魚のコンディションは極めて良かったです。
加賀フィッシングエリア3号池
今回の肝はロングディスタンス。お魚は真ん中に固まっていたので、そこまで投げられた人で底付近をユルユルのスピードでフライをトレースできた人だけ釣れます。一つの池が大きいだけに、真ん中まで投げられる方は限られた人だけなので、普段の練習量で釣果の差が生まれてしまいます。私は気持ちを切り替えるためにポイントをレストラン側に移し、スイッチロッドに替えてオーバーヘッドキャスト。ロッドを替えても、ポイントにさえ届けば入れ喰いです。その後は飽きたので、カカシがポイントを見守る3号池へ移動。
レンボートラウト
昔は持ち帰りの制限尾数が無かったので、『加賀プロ』(お魚を持って帰って卸し売りする人)がいたのですが、現在はいないのかな? でも一人だけジモピー風の上手な方がシングルハンドで入れ喰いしてました。ちなみに今回はマッキーズ・エリアフライを1種類ずつ持っていって、その丈夫さや適正ウェイトかどうかなどを検証してきました。マッキーのフライはクオリティが安定していてバランスがとても良かったです。ウェイトは少し軽めかな。
スペシャルポンドの名残り
今は無きスペシャルポンドはオープン当初は確かコイ池だった。現在はその池は残っているものの、スペシャルポンドの営業はやめてしまいました。昔を懐かしみながらポイントをぐるっと一周し、最後は1号池で3本ほど釣った所で今回も早上がりすることに。
加賀フィッシングエリア
このレストハウスはずっと後に建てられたもので、バブル時代にお目見えしたもの。お食事は現在休業されている様です。なので佐野に来たのだからラーメンを食べて帰らないとね。
佐野ラーメン・ラー
「ヘイ、トヨタ! 美味しい佐野ラーメンのお店を教えて!」とナビに聞いてみると、「人気のあるお店は・・。」と答えてくれるので、その店へ行くことに。それにしてもこのナビって、どういう評価で人気や美味しい店の順位を評価しているのでしょうね。ちなみに案内された「Ra(ラー)」という佐野ラーメンは王道のシンプル佐野らーめん。ちぢれ麺であっさり醤油スープは、豚骨ラーメンに飽き飽きした私にはもってこいの味でした。佐野厄除け大師のすぐそばにあります。

 

雨ニモマケズ、風ニモマケズ、キャス練の成果を朝霞ガーデンで試す

「雨ニモマケズ、風ニモマケズ・・。」で始まるのは、ご存知”宮沢賢治”の遺作。先だって氷雨降る中でひたすらロッドを振る僕らの行動は、”褒められもせず、苦にもされず、そういう者に”、僕らはなっていた気がします。

ハーミットのキャスティングスクールは以前から「台風の最中でも行ったことがある。」なんて私が豪語するものだから、こんな日でもきっと教えにくるだろう信じている、ハーミットキャス練信者が集まるのでアリマス。こういった週に1度以上はキャスティングをしていないと手が震えてしまう症状は、キャス練症候群とでも呼ぶのでしょう。

話は変わりますが、うちの愚息は左利きです。ですが、子供の頃にモノを書くのだけは右の方が良いと嫁に強制されたので、書き物だけは右手。いつだったか宿題をしている姿を見ていると、左手に持つ消しゴムで文字を消しながら同時に右手で字を書いているのを見て、常に両手を使っている人は時折不思議な行動を見せてくれるものだと感心してしまいました。なので、彼にフライロッドを握らせると右手でも左手でも振るのです(基本的には左でキャスティング)。そうだ、私もどんな状況でもロッドが振れる様にしなくては・・。

そんな風に思い、今回のキャス練で生徒にそれぞれの課題を与えた後、自分には左手の強化をするという課題を設けた。10年ほど前にその年の目標として、「今シーズンは左手で5魚種を釣ること。」なんてやった年以来、左手でキャスティングなんてトントしていなかったので、左手の動きはギクシャクするばかり。続けているとなんとかダブルホールができる程度にまで戻った。そんな状態を左手が痛くなるまで続け、少しだけ天候が回復した午後に朝霞ガーデンへ左手釣行をしに向かうのでした。

さて、そんな左手で釣る朝霞ガーデンは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし、と言ってもあまりに暗くて更にビチョビチョだったので、写真はほとんどありませぬ、悪しからず。

雨の中でキャスティング
アメ予報100%。ま、誰もいなかったら少し休んで帰るかななんて向かってみると、3名のアングラーがやる気満々で待っていました。雨が降りしきる中で着替えると、その時点ですでにビチョビチョ。寒さが堪えるので何もしないよりは体を動かした方がマシなので、ロッドを準備してすぐにキャス練を開始するのでした。
フライキャスティング
それぞれの課題があるけれど、その多くはポジティブなラインストップが出来ていないのでロッドの曲がりが使えていないのと、毎回ティップの止まる位置が異なるので、それが一定の場所になる様に練習です。「こんな雨だから、ちょっとやったら帰ろうね。」なんて言っていたのですが、しっかり予定使用時間いっぱいまでキャス練をしてしまいました。
朝霞ガーデン
こんな日は人が少ないだろうと思って行った朝霞ガーデンですが、僕らが着くとなんと誰もおらず貸切状態。これだったら左手フィッシングでも迷惑はかからないだろうと、私は左手で釣りを開始。しかし魚がドライに出ても、ラインを持つ右手を強く引くことが遅過ぎて難儀。
朝霞ガーデンのサクラマス
何度か繰り返して慣れた頃にようやくサクラマスがヒット。しかし今度は手繰る右手がぎこちない。そんな状態で5本キャッチした頃にはイライラし始め、結果その後は右手でずっと釣りましたとさ。季節的なものなのか最近はどこの管釣りへ行ってもサクラマスがいますが、今回の朝霞ガーデンも釣れる2割がサクラマスで、少し大きめでした。持って帰って食べたい方には、今がチャンスかも?デスね。

釣りをした後に酒が呑みたいので、弁慶堀(池)へ行くことにする

例年の一月は堤防のカマス釣りやコイに管釣りとなるのですが、昨今のアウトドアブームで人が溢れた堤防の釣りが次々に釣り禁止になってしまった為に、今年はカマスのフライフィッシングに出掛けていない。釣り人のマナーの悪さが原因なので致し方無い部分もあるけれど、追いやられた釣り人の為に色々なスタイルが楽しめる釣り公園をもっと増やしてほしいなぁ、と感じるのは私の気持ち。

ハーミットに集まる人々はかなりの確率で呑兵衛が多く、下戸だった人はいつの間にか少し飲めるようになっていたりする。管理釣り場で集まって釣り仲間とワチャワチャ楽しむのも良いのですが、釣りの馬鹿話を居酒屋で語り合うのも同じぐらい大好きな僕ら。なので時にこの二つをセットで楽しめる電車で行けるフライフィッシングは大切な冬の行事なのです。

以前は豊島園のプールでフライフィッシングを楽しんだ後に池袋で飲み歩くなんてのもやってましたが、今はハリーポッターに。残る電車で行く都会派フィッシングの釣り場といえば弁慶堀ぐらいなもの。ちなみに一度だけ車で来て有料駐車場に停めて釣りをしたことがありますが、この界隈の駐車場は上限設定がない所がほとんどで、軽く5千円は取られてしまいます。それだったらその5千円は居酒屋に使った方がずっと有意義ですよね。

このブログでは年に数度は出てくる弁慶堀(池)。最近は冬のレンボートラウトの話題しか書いてませんが、バスが好きな方は4月以降の「フライでバス」も面白いですゾ。今年は時間を見つけて私も弁慶でのバスフィッシングも楽しもうかな。

とりあえず以下は一昨日の弁慶堀のレインボートラウトフィッシングの様子。お暇な方はご覧くださいまし。


弁慶堀(弁慶フィッシングクラブ)
アクセス:地下鉄丸の内線/銀座線「赤坂見附」駅下車、徒歩5分「D」の出口・または地下鉄半蔵門線/有楽町線/南北線「永田町」駅下車、7番出口弁慶橋方面で目の前
料金:ボート代 1日¥3,500
営業時間:9時〜18時
ルール:
オールキャッチ&リリース・岸釣り禁止

赤坂見附弁慶堀
弁慶堀のレインボートラウトは12月の中旬ごろから始まります。放流されるレインボートラウトは鵜に食べられてしまわぬ様に、サイズが大きいのが特徴。ただ大きさゆえに数が少ないので、管釣り感覚で行くとタコりますので、ご注意を! 朝は9時から営業しているのですが、少し温まった10時へ行くと誰もいない・・。やっぱり午後の爆風予報のせいで釣り人はいない?もしくは釣れてないのかな、とちょっと心配。
弁慶池でフライフィッシング
ボート屋さんにお話を聞けば、最深部である場所でそこそこ釣れているとの事。なので、僕らはくの字に曲がった弁慶堀の丁度曲がった部分に固まって船をアンカリングした。
レンボートラウト
今回は水温がとても低く暖まらないので、底いっぱいの部分でじっとしている様子。なので、一度粘土オモリを使ってタナをとり、それよりも5センチほどタナを切ってインジケーターをセット。その深さおおよそ2.4mもある。かなりベタ底に近い状態でようやくアタリが出る感じで渋かったレインボートラウトは45センチほど。
レインボートラウト
一番深そうな場所を探して底ベタでフライをステイさせるやり方で、お仲間のロッドもしなっています。今回はとても寒く本栖湖で釣りをしているのとさほど変わらないほどで、指先も痺れてしまった。
レインボートラウト
お魚は重さがあり元気なのと、インジケーターの位置が2.4mと長いので、リールにラインを入れることができないので、ランディングは四苦八苦。それでもポツリポツリとお魚は釣れてくれます。
赤坂見附
毎年来るたびに周囲のビルが増えていくので、年々陽が当たらなくなっており本当に寒い。さらに予報が的中して14時には爆風になり、寒さに耐えられないほど。私は15時を前に納竿しましたとさ。
釣り堀
あまりの爆風に耐えられず釣り仲間二人も納竿したのですが、マッキーはデコってしまったので、罰ゲーム?として釣り堀内でエサ釣り挑戦。貸し竿代と30分の釣りで¥670で遊べます。こうしてマッキーもオデコを無事逃れたましたとさ(笑)
シムスウェア
「さて何処で呑む?」と言われてもこの辺じゃ高すぎて呑めません。なので下町のセンベロ出来る場所を目指す三人衆。サラリーマンのスーツ姿とは対照的にシムスウェアに身を包む僕らはフライフィッシャーマンの正装姿です。
生ビールが飲みたい
今回たどり着いた場所は赤羽の一番街。「とりあえず生!」から始まり、釣り話は尽きる事なく、昼のみは夜へと突入していきましたとさ。

黄瀬川C&Rを通り過ぎて、あえて「すそのフィッシングパーク」へ行ってみた

外気温さえもう少し高ければ、ユルユルな時間に出て本栖湖を目指す予定だったのですが、朝の気温が−5℃予報で風が強いらしい。そんな予報にめげたのと、例によって持ち玉(フライ)が無いのです。そんな状況を考えると温かい時間だけサクッと釣りをして帰れるのが、やっぱり管釣りなんですね。

いつもだったら朝4時には家を出る私が6時半過ぎに起床。車へ乗った時点ではまだ行き先は決めておらず。車中でiPadでネット見ながら考えた答えは、今まで紹介していない管釣りへ行ってブログを書くこと。とりあえずネット検索で「おすすめ」と「管釣り」の二つのキーワードを入れてみた。すると一番上に上がってきたのが「大物が釣れる管理釣り場ランキング」なるもの。これから出かけるので東京から150km圏内出ないと行けないので、上から順番に見て北海道や長野県は却下。これによるとフィッシュアップ秋川湖は4位とな(以前紹介しているので却下)。先だって行ったロストルアーズは10位に連ねている。そして上位から消去方式で下へ下へと見ていくと、11位に「すそのフィッシングパーク」が出てきた。この場所は何度か行ったことがあるけれど、このブログを始めてからは一度も行って無い事を思い出し、今回の釣り場は「すそのフィッシングパーク」と相成りました。

この管理釣り場は東名高速道路・裾野ICを降りて約15分ほどの場所にある場所。そう、丁度去年の今頃は同じ裾野ICを降りて黄瀬川のC&Rヘ釣りへ行っていたのですよ。しかし車に積んでいるロッドは前回と同じだし、ウェーダーを積んでいないので横目に見つつさらにその先へ進むのでした。

今回もそんなユルユルの釣行ですが、知らない方のための新しい選択肢にして頂ければ幸い。以下はその釣行内容でゴザイマス。


すそのフィッシングパーク
住所:〒410-1125 静岡県裾野市富沢589-1
裾野ICを降りて約15分
TEL:055-993-5514
入漁料:ネット記載金額と相違があるので、直接確認してください
ルール:バーブレスフック・ワーム類の禁止

すそのフィッシングパークの管理棟
国道246号線を県道にそれて少し行くと、アスファルトの再生工場へ入っていくかのような感じで右へ曲がって入っていくと、「すそのフィッシングパーク」の看板が現れます。管理棟は上池(クリアポンド)とストリームエリアの間にあるこの小屋。ここのHPは少し停滞しているようで、ネット記載金額より若干高くなっていた。僕らは4時間を選択し¥4,400だったかな。
すそのフィッシングパークの看板
この管理釣り場は周りが雑木林で囲まれているので、フライを振れる場所が必然的に決まってくる(フライキャスティング禁止エリアもある)。上池(クリアポンド)はほぼロールキャストのみ。中池(マッディポンド)は細長い部分の両端以外は全てロールキャスト。下池(ミックスポンド)は駐車場側が広く取られているので、バックスペースが広く広々振れる。
中池(マッディポンド)
中池(マッディポンド)はこの看板の位置が後ろが抜けているので、キャスティングができるけれど、人気のポジションなので、常に誰かが入っている状態。今回の私は道路側でロールキャストの釣り。この池のお魚は何か(鳥)に怯えるかのように常に魚が跳ねていて、池の中心よりも影の部分か池の淵をグルグルと回遊している(シーズンにもよります)。ドライでの反応がイマイチで、どちらかというと引っ張りかインジケーターの釣り。
レンボートラウト
雑木林のおかげで風は抑えられていたのですが、寒い日なのでお魚の活性はイマイチ。入ってすぐの頃は引っ張りで反応していたのですが、30分もするとスレてこなくなったのでインジケーターの釣りへ変更。フライを動かすとアタリが出ないので、一箇所に30秒以上ステイさせてアタリを取るスタイルで数釣りを楽しみました。この管釣りはイロモノ(ニジマス以外の魚種)が豊富なのですが、今回私には釣れませんでした。
レインボートラウト
フライフィッシングは本来キャスティングを楽しむ釣りですが、この中池(マッディポンド)では、反対側(竹林側)へ回って目の前をインジケーターフィッシングするのが一番釣れます。お魚はこの影に沿って泳いでいるのです。真ん中にいるお魚達は釣れない事は無いのですが、寒いのもあって今回は反応があまり良くありません。
すそのフィッシングパークの下池
下池(ミックスポンド)を駐車場から見るとこんな感じ。駐車場側はバックスペースがあるので、キャスティングを楽しめますが、対岸までの距離はおおよそ15m程度。下池は水がクリアでミッジへの反応がすこぶる良いです。ただ、上の二つの池に比べると現在は魚のサイズが小さめでレンボートラウトが中心。
ミッジのドライフライフィッシング
下池でミッジフライを色々と試しましたが、24〜26番は小さ過ぎるのか反応はイマイチで20〜22番の黒系が調子よく、ワンキャスト・ワンバイト状態。ただミッジを使うと大物が出ることは稀なので、釣れるサイズが塩焼きくんサイズが中心。
静岡県裾野周辺から見える富士山
4時間というのはあっという間に過ぎ、陽が沈む前だったので帰り際の道から見える富士山はとても綺麗でした。この管釣りは他の場所に比べると一日券が少し高めなので、多くの方は1時間単位で釣りたい時間を釣るという方が多いと思います。実際僕らもそうなのですが、例えばシーズン中に静岡県下の川へ行っては見たものの、増水で釣りにならない状況に遭遇した場合、予定を変更して2〜3時間遊んで帰るという使い方にお勧めです。黄瀬川C&Rに挑んでみたものの、難し過ぎると思ったら、ダッシュで戻って来て、ここで1〜2時間遊んでみてくださいな。

茨城ダッシュに怯えながら『フィッシング Do Doo』に行ってみた

2024年のスタートは元旦から能登半島地震に次いで飛行機事故があり、新年を祝う気分では無かったですね。日本はどこにいても地震が起きるので、明日が我が身と思って、より一層防災意識を高めたいと思います。

さて、年末年始のお話をしますと、やっぱり鱒中毒の私は家でじっとしている事は無く釣りへ繰り出していた訳ですが、ある場所でオデコ味わい、その傷を癒しに管釣へ行ったり。今週あたりからエンジンをかけて本栖湖詣でをしようかと思っていたのですが、現在ノーマルタイヤのみでチェーンも無い身なので、安全策として行ったことの無い管釣りへ行くことにしました。

すると後輩が、「この管釣り、サクラマスが釣れるみたい。」と言う。

サクラマスを多く放流している管釣りといえば「赤城フィッシングフィールド」が私は浮かびますが、そちらは冬に行った際に山道に残雪があった記憶があるので、今回は後輩が行ってみたいというフィッシングDo Doo(ドゥドゥーで良いのかな?)へ行くことに。

そもそも管釣りへ行くのに常磐自動車道に乗るのなんて滅多に無いこと。筑波山へ向かって走るという、いつもと違う景色を楽しみながら千代田石岡ICを降りると、そこは国道6号線。交差点で先頭で止まると、通勤時間帯の車は見事に「茨城ダッシュ」を決めて右折するのでした。さらに路地からは突如として軽自動車が現れて、左右確認なしで進路に入ってきたり、私はビビりまくりのノロノロ運転。

ナビを頼りに着いたその管釣りは朝霞ガーデンのフライ池2個分ぐらいの広さで、周りは雑木林に囲まれていて、とても静かな管釣り。フライフィッシャーマンは私と後輩の二人しかおらず、こりゃ入れ喰いだな、と思ったは浅はかだった。やっぱり初めての管釣りは新鮮で、そこのパターンがわかるまでには少し時間が掛かるのであります。そんな火曜日の陽だまりの釣りのお話は以下の通り。


フィッシング Do Doo
住所:〒315-0076 茨城県かすみがうら市上志筑508
TEL:0299-59-5726
遊漁料:1日¥4,500・半日¥3,500・2時間券¥2,500
定休日:毎月第三金曜日(朝7時〜)
ルール:ソフトルアー・エッグヤーンの使用禁止・バーブレスフック・キープ制限
*管理事務所にはカップラーメンと飲料販売機のみ。近くにコンビニがないので、食料品は前もってどこかで購入しておきましょう。

フィッシング Do Doo
フィッシングDo Dooまでの道のりはナビを頼りに行っても「これで合っているの?」と思いたくなるような道。ナビを疑わずに素直に進まないと辿り着けません。ポンドは二つありますが、フライは大きい方の池でしかできません。水深は手前がかなり浅く、中央でも2mは無いかもしれません。水質は濁りがあるので、フライには好条件。
フィッシングドゥドゥのサクラマス
メインの水車のおかげで水の流れは時計方向(左から右)へ流れるので、インジケーターの釣りは難しそう。ルアーの方と絡まないように中央付近までキャストするとフォールでいきなりきたサクラマス。あれま、ここって本当にサクラマスが多いんですね。
フィッシングDo Doo
しかし、その後はな〜んもアタリなし。うむ、困ったぞ。状況を把握すると魚は中央付近の底に多い。しかし水車の流れにフライラインが引っ張られてしまい、一度沈めたフライが流れにつかまってフライが浮き上がってしまう。さらに喰いが渋いので、シンキングでリトリーブする訳にもいかず。それをなんとか同じタナにキープできてデッドスローで引ければなぁ・・。と考えた挙句、出した答えはシンキングリーダー。10フィートのスローシンクをラインの先にセットし、その先にリーダーはつけずにティペットを60センチのみ。これが見事ドンピシャ正解でした。
管釣りのサクラマス
まずはジャンプロールで真ん中ぐらいまでキャスト。カウントを20秒してラインを張ると、ラインは流れに引っ張られてゆっくりと左へ流れ始める、するとドスンとアタる感じ。その釣り方がわかった後は入れ喰いでワンキャスト1〜2バイト。早アワセすると途中でバレやすく、少し送り込み気味でゆっくりアワセるとバレません。掛かってくる魚の3割はサクマスという確率。
フィッシング Do Doo
開始して2時間は沈黙が続いたけれど、このパターンを見つけたので後輩にも教えて、彼も入れ喰いモード。周りのルアーの方には申し訳ないほど釣れました。こんな状況の時、某管釣りで「釣ればいいってもんじゃないんだよ!」と隣りのおじさんに怒られた事を思い出しました。
レインボーとサクラマス
釣り方がハマってあまりにも釣れるので、今度は面白がってティペットをどこまで短くできるかを試しました。シンキングリーダーを使っているので透明な部分はティペットだけになるのですが、結果20センチまで縮めても釣れましたが、喰いつきが悪くなります。長過ぎると絡むので、結果的に50〜60センチぐらいが一番良かった感じ。短い時間で軽く50本以上をキャッチしたので早めに上がって帰りましたとさ。
白いロッドが汚れると・・。
ちなみにこの管釣り、水があまり綺麗ではないので、白いインストラクターロッドを使って釣りをしたら、ロッドがこんな色になってしまいました。帰る前にウェットティッシュなどで綺麗にして帰らないと、汚れがなかなか取れませんぜ。

休みの日はじっとしていられない鱒中毒患者の私は槻川フィッシングエリアへ行ってみた

私の日常は一年を通して釣りから離れない様な生活をしている。なので、「明日はお休みですよ。」と言われても、何をして良いかわからずオロオロしてしまい、特に一日中家にいたら手はブルブルと震え、酸欠を起こして倒れてしまいそうな気分。ロッドを握っていれば多少心は落ち着くのですが、結果的に水辺を探して佇んでしまうのデス。コレって職業病なのでしょうか、診断書を書いてもらったらきっと『重度のマス中毒により、静養が必要。』なんて書かれちゃうんでしょうなぁ。そういえば長期入院を強いられた若かりしころ、私は闘病生活中にも関わらず、後輩に運転をお願いして釣りへ出かけていましたっけ。その際に病院への外出許可を取る書類には「芦ノ湖にて療養」と書いてました(笑)

前日にロストルアーズで白銀の世界を楽しんだ翌日。連休なのでたまには体を休めれば良いのに、先だって武蔵漁協の白石さんがハーミットにお見えになって紹介されたその場所がちょっと気になって、槻川フィッシングエリア(漁協が管理するC&R区間)へ出かけることにしました。

槻川は埼玉県中部に流れる川で、荒川の流れが入間川と二分され、さらに越辺川(おっぺがわ)と入間川に二分された先で、槻川(つきかわ)と都幾川(ときかわ)に分かれます。私は川越でお仕事をしていた時代にその都幾川で何度かヤマメ釣りをしたことがあるのですが、槻川はそのすぐ隣りの川で小川町にあります。

槻川の普段はオイカワや鮎を楽しむ清流で夏場に渓流魚を釣るような川では無いのですが、数年前から冬の時期を利用して漁協がレインボートラウトのC&R区間を始めたのです。毎年の水温によりオープン日は異なるとのことなので、インスタグラムでチェックして欲しいとのことですが、終了はゴールデンウィークの頃。なのでシーズンこ後半の3月は大物レインボーをドライフライフィッシングで存分に楽しめるので、近所の方は解禁当初はこの川でドライで肩慣らしするのにはとても便利な釣り場だと思います。

ただ、初めて訪れる人には少々厄介なのが、その告知がほとんどされていないので、どこでどのように始めたら良いのかが分からないと思われるので、この場を借りて紹介していきたいと思います(全部読んで頂いた方が一連の流れがわかると思います)。

以下は先だって行ったその様子。私が行った日は放流日の前々日で多少難儀しましたが、現在はバリバリ釣れていると思うので、ご近所の方はのんびり楽しんでみてくださいまし。


槻川フィッシングエリア
場所:〒355-0323 埼玉県比企郡小川町下里(こちら
営業時間:日の出から日没まで(入漁証を購入したらスタートできます)
入漁料:¥2,500
フライフィッシングルール:オールキャッチ&リリース・バーブレスフック・その他は細かいルールはありません(ウェーダー必須)
入漁証販売所:ミニストップ小川町南店(こちら

ミニストップ小川町南店
ここで釣りをする場合、直接釣り場へ行くと入漁証が買えないので、まずは埼玉県 小川警察署の隣りにあるミニストップ小川町南店を目指し、ココで入漁証を書います。
C&Rの入漁証を買う
釣り券はこんな仕組みで、そもそもの河川入漁料が¥1,500で、C&R管理費が¥1,000で合計¥2,500となります。なので、シーズンが終わったゴールデンウィークの後は日釣券のみで釣りができるとの事。
槻川フィッシングエリア
入漁証を購入したら国道254号線を上り方向へ約1キロほど行き、下里の三叉路を右に曲がるのですが、目標物が何もありませんので、グーグルマップを利用して槻川フィッシングエリアを事前にナビに登録するのが良いでしょう(グーグルナビだとこちら)。その交差点を曲がった先に槻川を渡るこの橋が出てきます。橋の下流部(写真左)がメインのエリアで、橋の上流部のワンドまで釣りができます。
槻川フィッシングエリアの目印
橋を渡ったら、回り込むようにずっと左へ曲がっていくと思ってください。最初に曲がれるポイントには小さな看板があるので、それを頼りに曲がりましょう。
槻川フィッシングエリアへの入り口
曲がったらまたすぐに出て来る砂利道を左に曲がります。目標物はありませんので、この白いお家を目安にしましょう。
槻川フィッシングエリア
その先をずっと進むと河原へと続き、車が10台ほど停められるスペースがありますのでそこに停めましょう。小さな土手を登って上から覗くとそこには大きなプール状のポイントが広がります。川と言っても大きなプールのような溜まりなので釣り方は様々。インジケーターで探るも良し。高番手で引っ張るのも良し。ハッチが始まればライズの釣りも楽しめます。
槻川フィッシングエリア
写真の奥が上流で流れは手前に向かって流れています。左岸側(奥に見えている橋下流から対岸)は民家があるので、ご迷惑をかけない為に禁漁にしてあるとの事でした。土手の上から歩いて回ると大物が泳いで行くのがいくつも見えます。聞けば鵜への対策のため、食べられないように大物が中心でサイズ的には小さくても40センチ程度はあります。ここで一つ私のやらかしが・・。ここは手前3〜4mが激的に浅いのでウェーダーが必須です(ルアーの方だと要らないです)。私は前日の事がよぎりニーブーツは持って行ったのですが、それだとライズまでギリギリ距離が足りない状態が続き四苦八苦。
槻川フィッシングエリア
とりあえずポイントを見て回るために橋の上流部にも行ってみました。写真対岸下のポイントの岩の上は入ってもOKで、そのから上流側にいくつもの大物が見えました。手前のシャローには今年生まれた鯉の稚魚だらけ。
レンボートラウト
ウェーダーを忘れた事で四苦八苦し、ブーツにギリギリ水が入らない程度にウェーディングして、ロールキャストで打ち返し、ようやくドライフライでゲット。ライズは10時ぐらいからエリアの真ん中ぐらいで頻繁に起こりますが、風が止んだ後に落ちたものを何か食べている様でした。フライはパラシュートホッパー#10を使用。
槻川フィッシングエリア
ウェーダーがあれば数歩前に出てバックスペースを作り、ライズを片っ端から釣れたでしょうが、今回は泣く泣く投げれるスペースのみで遊んでいたので、辛い釣りになってしまいました。ウェーダーは必須アイテムですので、皆さんは忘れないでね。なので、いつの間にかバックが取れる場所での釣りになり、手入れ不足のラインを伸ばすためにフルキャスト練習会になってしまいました(泣)
槻川フィッシングエリア
結果、ウェーダーがない事で難しい釣りになりましたが、ライズの釣りをいくつか堪能。朝夕は引っ張りで釣っている方もいらっしゃいました。また、この翌々日はたんまりと放流されているので、私が心配することは何もないでしょう(くれぐれもウェーダーを忘れずに)。