お盆前三連休はどれだけ混雑するかを検証しに赤久縄へ行ってきた

今年のお盆はマッキー店長の提案で、ハーミットはお盆休みを取らず僕らは交代で休みを取り、8月中はずっとお店を開けることにしました。すでにお客様はお盆モードでお店は暇なしてます。お盆は何もやる事がないと嘆いている方は、是非ともハーミットで油を売りに来てくださいまし。ついでに散財をしていただけると嬉しいです(懇願)。

一昔前のハーミットは、お盆にはお店を閉めて大勢のお客様と野反湖キャンプへ行ったものです。25年ほど続けていましたが、キャンプブームを境に人の多さに閉口してしまい、その行事は現在はやめてしまいました。その人の多さもさる事ながら、年齢を重ねるとテント設営とその労力が段々と面倒になり、最後の方はバンガロー泊になってましたしね。

で、マッキーと交代で休むにしてもお盆ってどこも混んでいるから釣りへ行く気がしないんですよ。でも、お盆しか休めない皆さんと同じ気持ちになって、釣りへ行って見ようなじゃないの!と、今回あえて三連休のど真ん中で、群馬県になる「赤久縄」へ行ってみました。

当日の予報は雨。それでも人は凄いんだろうなぁ、と思いつつ繰り出した管釣りのお話は以下の通り。お暇な方はご一読くださいまし。

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赤久縄(あかぐな)https://www.akaguna.net
住所:〒375-0047 群馬県藤岡市上日野2-27
TEL:0274-28-0680
主なルール:バーブレス使用・クーラーの持ち込み禁止・引っ掛け、置き竿禁止・ドロッパー、トレーラー禁止・他

赤久縄のルアー&フライの駐車場。
赤久縄は鮎川(烏川支流)の際上流部にある管理釣り場。東京からナビを入れると、上信越道富岡インターチェンジ経由で案内されるが、その道中はとんでもなく道が狭いので用心して登ってほしい。オープンは7時半だが、ルアー&フライは8時半から(受付は8時)。7時半に行って食事処の中で待っていれば、時間になったら受け付けてくれる。遊魚料を払う場所と釣り場は離れていて、車で400〜500m走ったところにあるので、初めての方はちゃんと移動場所を聞くこと。駐車スペースはこんな感じで車が何台も置けるスペース。
駐車許可証
遊魚料を払うとこんな駐車許可証を渡されるのでダッシュボードに置いておこう。当日は雨。以前に来た時にヤマメの塩焼きを食べなかったので(焼くのに約40分ほど掛かる)、事前予約をした。昼時は混んでいると予測していたのだが、「こんな雨じゃお昼を食べに来る人はいないから、空いているわよ。」と言われ13時予約。お盆の最中で本当に空いているのかなぁ・・。
駐車スペース
お盆は雨でも相当な混雑でしょうと思ったら、なんと車は数えるほど。慌てて釣りへ行くルアーマン数名。フライマンは後から来た2名のみ。釣り場は広いのに釣り人が合計10名と少ないので、好きなところでのびのびと釣りができました。ちなみに駐車スペースの横にこの小道があり、ここを下って釣り場へ行きます。
ダム湖エリア(堰堤上)
釣り場は渓流エリアとポンドが連なるのですが、ポンドが5個ほど。渓流エリアは結構長いです。最初は一番下流のダム湖エリア(堰堤上のプール)から始め、少しずつ上のプールと渓流に移って釣ることに。ダム湖エリアは以前来た時はダブハンを振っている方がいて、一番遠い場所を狙うのであれば、高番手が必要。ちなみに群馬県で唯一ハコスチがいる管釣りで、それを狙って以前は来ていたのですが、通常のレインボー、ドナルドソンなども放流されているので、ハコスチを選んで釣ることはとても難しいです。
レインボートラウト
ここの魚のコンディションは抜群で、レインボーの回復した個体はこんな感じで胸鰭、腹鰭、臀鰭が真っ赤っかでホワイトティップが入ってます。お魚の引きも抜群なので、ハコスチを探して釣る必要もないんです。今回はドライ中心で楽しんだので大物は釣っていませんが、引っ張りで釣れば、50アップが普通に釣れます。
自然渓流エリア
上流自然渓流エリアは駐車スペースから上流で、ウェーダーかゲイターを装備していきましょう。川は一般的な沢と同じ規模なので、追い抜きがでないので、先行者優先。距離にして200〜300mくらいはあるかと思います。今回は渓流エリアには入りませんでしたが、ヤマメやイワナを釣りたいのであれば、このエリアへ入りましょう。ただ、譲り合いの釣り場なので、あまり一ヶ所に執着せず、後追いの方にも配慮しましょう。
レインボートラウト
今回は釣り人が少なくガラガラなことと、雨で活性が上がりドライフライでかなりの数を釣りました。フライはあまり大きなフライには興味を示さず、一番良かったのは14番前後のブラックアント。
炭火焼きのヤマメ
ヤマメの塩焼きを予約した13時に食事処へ戻ると、あらま、本当にお客さんは少なくガラガラ。待つことなく塩焼きにありつけました。イワナとヤマメとニジマスと三種を味わえるのですが、焼きに時間を掛けてくれるので、皮目はパリパリ、中はホクホクで炭の香りがたち、一匹なんで秒で食べられちゃいます。
赤久縄ポンド
ポンドはこんな感じで川の流れをプール状にして幾つかのポンドがあります。川の流れがある場所もあるので、ガッツリ本格的な渓流を楽しみたい方は上流自然渓流エリアへ。そうではなくのんびりユルユルに楽しむのであれば、下流のエリアになります。
アカアシクワガタ
バックキャストで後ろの木に引っ掛けてしまい、ラインをグイグイ引っ張っていたら、上からこのアカアシクワガタがポトリと落ちてきた。家に持ち帰って飼育しようかと思いましたが、こんなオジサンがやることではないので(未だに若者だと錯覚している私)、森に帰っていただきました。
赤久縄のポンドエリア
後半はこのポンドで入れ食い状態。雨はシトシトから本降りになったので釣り人は半分に。魚は雨で餌が撒かれているのかと興奮しているので、魚が掛かるたびにポンドの魚のほとんどがその周りに集まってしまうので、管釣りというよりは養魚池の中にフライを落としているかの様。どうせ帰りの道中は混んでいるだろうと思い、閉園17時近くまで釣り続けたので、久しぶりにヤバイくらい数釣りしてしまいました。これで当分管釣りはいいかな・・。
赤久縄のレインボートラウト
レインボートラウトはコンディションの良い個体が多く、大物はリールファイト中心。しかし突然リールがどっちにも巻けなくなり、仕方なくリールの外側にラインを巻いてその後も釣り続ける事に。ラインの長さが固定されたことで、タックルはフライなのだけれど、テンカラと同じ状態。なので大物が掛かるとラインが出せず、ロッドがのされても無理矢理に魚の走りを止めて釣る羽目に。リールの重要性(またはラインの長さの可変性)を感じた今回の釣り。
赤久縄
かくして、17時の閉園近くまでやっていたので僕らが最後だろうと思ったら、ルアーの方もかなり遅くまで楽しんでいましたとさ。それにしてもお盆といえど、雨だと釣り人がこんなにも少ない事にビックリ。もっとも、お盆は殺生しちゃいけないと代々言われているのを守っている皆さんが多いのかもね。今回はお盆の三連休に出かけた訳ですが、予想に反して釣り場がガラガラだった事は予想外な結果となりました。ちなみに赤久縄は渓流とポンドのどちらも楽しめるので、私のおすすめの場所です。皆さんも是非出かけてみてください。

 

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。