我が青春の奥多摩湖をぐるっとツーリングしてきた件

今年のお盆休みは長い方だと9連休だったのかな。この暑さで休みボケしてしまいそうですが、本日のお仕事頑張ってください! さて私も昨日はお休みだったのですが、お盆中の殺生を避けて釣りをお休みし、車でツーリングすることにしました。その行き先は特に決めてはおらず、少しでも高いところへ行けば涼しいかと一般道を適当に走り抜けていたら、いつの間にか奥多摩の峠道を登っていました。

私は今でも第四学区(東京都にあった学区制度)に住む江戸っ子なので、東京都である奥多摩へは小学生時代から行っていましたし、フライフィッシングで初めて行った渓流が奥多摩川なんです。当時、水道橋から始発の総武線で新宿へ向かい中央線に乗り換え立川へ。さらに青梅線に乗り換えて白丸までという旅。中学生時代は映画部だったので、8ミリフィルムを片手に釣りへ出かけていたので、当時の記録がフィルムでまだ残っているので、折を見てToutubeに当時の様子でもアップしようかな。

さて、釣り好き少年だった私はその範囲を広げるために16歳になると同時にオートバイの免許を取得し、自転車からオートバイに乗り換えて新たな脚を手に入れた。そしてその行き先が奥多摩が多かった理由は、私は暴走族ではなくローリング族(峠を走り回る人)だったので、釣りとバイクで峠を攻めるという二つの楽しみから、暇な時はあの峠道を駆け上がっていたんですなぁ。

『街道レーサーGO:池沢さとし・著』『ふたり鷹:新谷かおる・著』『18Rの鷹:貞本 義行・著』『バリバリ伝説:しげの秀一・著』などなど。

80〜90年代はオートバイのレース漫画が多く、その作中で奥多摩有料道路(現在は奥多摩周遊道路)や大垂水峠(国道20号線)が出てくるので、そこを目指して若者が集まったものです。今で言えば「聖地巡礼」ですね。まぁ私の場合は峠を駆け上がれば、奥多摩湖でバスフィッシングやワカサギ釣りをしていたので、走り屋というほどでは無いのかもしれません。

ということで、今回は釣りの話は一切なしの昔話。当時を思い出しながら写真をいくつか撮ってきましたので、その思い出話を含めて以下の通り。お暇な方はお付き合いください。

小河内ダム
奥多摩湖(小河内ダム)は東京の真ん中あたりから約80キロほどだが、当時は一般道しかなかったのでおよそ2.時間半は掛かる。しかし若かりし頃は家路までのスピードを競い合ったので、ものすごい勢いですっ飛ばしていたものです。そのスピードは今考えると恐ろしくて言えません・・。
奥多摩 水と緑のふれあい館
ダムサイト横には「奥多摩 水と緑のふれあい館」という無料施設があります。実は私、ここに入るのは初めて。少しは涼しいだろうと思った奥多摩湖ですが、標高はわずか530mなので現地の外気温が31℃。暑いので逃げ込んだ次第であります。奥多摩の文化と歴史がこんな機会に触れられてよかったかな。
小菅川C&R
ついでに小菅川のC&Rを覗いてきました。実は昨年のお盆もココにいたのですが、その時は釣り人は一人もおらず。そしてお魚が全然釣れなかったので(釣れるのはオイカワのみ)、撤退して東京トラウトカントリーへ行った経緯があります。今年は車が8〜10台と結構な賑わい。お話を聞くとそこそこ釣れているとのこと。
月夜見第一駐車場
当時の奥多摩有料道路の走り屋はこの月夜見第一駐車場を使ってUターンして行ったり来たり。皆は自分が一番早いと思ってコーナーに突っ込むのですが、この道路内で私は砂に取られて滑ったのが一度。そしてS字カーブが曲がりきれず、対向車のミラーと接触して転倒したのが一度ありました。今はそんなバカなことは絶対しませんが、若い頃ってどうしてあんな無茶ができたんでしょうねぇ。
月夜見第一
今ではおとなしいツーリングライダーがほとんどですが、帰りの坂道で何度かバイクに煽られました(笑) 抜き去るそのスピードは凄まじいの、何のって! あぁ、ワシもこんな事してたんだなぁと、その後ろ姿を見ながら、どうかコケない様にと祈るばかりでした。
YAMAHA RD400
当時の写真を引っ張り出すとこんな私(17歳)。バイクはヤマハのRD400。場所は奥多摩湖を降りてすぐあたりだったかなぁ。周りの仲間はすでに発売されていたRZを購入するのだが、私は空冷のラムエアヘッドに憧れてこのバイクを購入。写真はどノーマルですが、この後にルーニーのチャンバーやらバックステップやらにして、最後はリッター8キロ程度しか走らないバイクになっちゃいました。ちなみに少年チャンピオンに「18R(ヘアピン)の鷹」という連載漫画があったのですが、主人公が同じRD400に乗っていたので、その続きを読むのが待ち遠しかったものです。ちなみにこの漫画の著者は後に「新世紀エヴァンゲリオン」を書くのです。
奥多摩湖を見下ろす
この奥多摩路には他にも色々なお思い出があるのですが、これからは40年以上前の昔話を上書きできる様な奥多摩でのお思い出(お魚との出会い)を作っていきたいものです。それにしてもこの釣り場(小菅川C&R)は高速代が掛からないので、近くに住んでいる方には「安・近・楽」で良い場所ですね。禁漁期間はC&Rは冬場は上流に移りますのが、一年を通して遊べるので、皆さんもどうぞ。

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。