カメムシは緑色と決めつけてはいけない、丸沼のドライフライフィッシング

気がつけば今月は今週でもうおしまい。ようやく涼しくなるのかと思ったら、今週はまた暑いそうな。それはそれでビールが美味しく飲めるかな、なんてポジティブに考えるようにしています。

先週は野反湖で命の洗濯をしてきたのですが、私は釣果がありません。今週は野暮用が多すぎて釣りプランを立てることが出来ず、結局「野反湖」の道具を積んでいたのでそのまま使うことになるけれど、何ができるかな? 考えた結果、今週もカメムシフライに頼って見るしかなかったので、その場所を変えて丸沼へと車を走らせた火曜日。

入漁証とボートの支払い時に環湖荘のスタッフに最近の状況をお聞きすると、すでに朝の気温は5℃だそうな。季節は進んでないように見えて山々の天気は例年通りのようで、木々の緑が少し黄色く色づき始めました。

気温が上がるまでは何にも無いだろうと、それまでは急深の岸際を回遊するレインボーを探してのサイトフィッシング、一撃必殺パターン。お魚はいるのですが例年よりも一回り小さく25〜30センチ前後でフッキングしない個体が多い。仕方なくフライサイズを下げて何本かのレインボーをゲット。

気温が上がるとブヨっぽい小さな黒い虫と、茶色い虫が水面に落ちているが、朝早く出てきた為に近い場所の焦点が合わず目がショボショボでなんだかよく分からない。ライズは時折起こるものの、肝心のカメムシは落ちてないんだなぁと思い、茶色いおパターンを投げていたら、ものすごく反応が良かった。今日はカメムシの日じゃ無いんだなと思ってましたヨ。

サイズはどんなに頑張っても40センチに届かなくかどうかの個体が最大。魚のコンディションも胸鰭がない個体が多く、いくら釣ってもそんな調子だったのでモチベーションが下がり始め、ツ抜けしたところで早上がりすることにした。帰り際に浮いている茶色い虫を見つけたので、それを拾い次回の釣りに繋げようとネットで拾い上げて写真を撮り始めた。あれ?なんか見慣れた形。よく見ればいつもよりもかなり小さい茶色いカメムシじゃあ〜りませんか!

思い込みと老眼はフライフィッシングの天敵だと思った今回の丸沼でした・・。

次回の為に茶色いカメムシを巻きます。

丸沼ダムサイト
初めて丸沼のダムに立ってみた。といっても鉄格子の隙間からカメラを入れて見た写真。さっきまで写真に見える場所で釣っていたんだよね(帰り際に撮りました)。
大尻沼と丸沼
写真の案内板の様に丸沼と大尻沼はダムがあるだけで繋がっています。その落差は20〜30mくらいかな?大尻沼の解禁は隔年なので来年解禁します。
丸沼の釣り
丸沼の解禁日は毎年異なりますが、だいたいゴールデンウィークの頃で11月末日まで釣りができます。入漁料は大人¥2,500で、ドライフライフィッシングを楽しむ場合はボート利用が断然有利。ボート代は¥2,900掛かります。丸沼はそこそこ大きいので、エレキを持っている方は持って行ったほうが良いでしょう。入漁証は朝6時半ごろから買えますが、あまり早く行っても朝は寒くて何もありません。
オールとライジャケ
環湖荘で料金を払ったら、ボート置き場から少し離れた場所にこんかバンがあります。ここからオールを持って行きボートに備えます。ライジャケがない方は同時にここで借ります。使い終わったらきちんと戻しましょう。
丸沼の釣り
こんな青い空の写真を出すとさぞ天気が良かったのだろうと思われてしまいますが、コレは帰り間際の写真。朝からずっと曇りでお昼は雨が降っていました。そんな天気だったのでむしろドライへの反応は良かったのだと思います。水中写真を撮った直後なので水滴が写ちゃってます。
カワムツ
フライを小さくし過ぎると、恒例のカワムツくん。岸ギリギリを狙うとコヤツが釣れちゃいます。沖で起こる散発ライズはレインボートラウトです。
レインボートラウト
考えてみれば前回もモホークが良かった話を書いたかも? フライパターンはフォームビートルの他にモホークを巻きましょう。時間を見つけてタイイングティップスに記載しますので、しばしお待ちを。
ボートフィッシング
一緒に行った後輩は沖で連発しているんです。「何使っているの?」と問うと、「カメムシパターンですよ、茶色だけれど・・。」と言う。確かになんか茶色いもの落ちてたしね。
茶色いカメムシ
初老の私は小さいものに目を凝らすのが苦手なんです。なので、虫を掬ってマクロレンズで引き延ばして後で見ればいいやと網に入れると、よく見ればカメムシじゃありませんか!それも、いつもよりもグッと小さく、フックサイズでいえば12番ぐらいかな?念の為ひっくり返してみるとお腹は鮮やかなオレンジではなく、ブラウンオレンジ、あるいはブラウンオリーブといった感じ。
レインボートラウト
お魚はいっぱい釣れたけれど、胸鰭が無い個体が多いのが残念。サイトで岸際の魚を探しても、泳いでいるのは最大で40センチくらいしかない。大尻沼の大きさと比べたら、かなり寂しい・・。
レインボートラウト
帰り際に掬ったカメムシを船の上に乗せて写真を撮っていたら、別のカメムシがまた舞い込んでくる。でもみんな同じ茶色。浮いている姿勢をよくみるとひっくり返ってもがいているもの。また、温泉にでも浸かっているかのようにじっと動かず羽を少し広げて大きく見せているものなど、その浮いている姿勢は多様だった。いずれにせよサイズを気にしなければ、今が丸沼の旬です。真面目に釣ったら相当数のレインボーが釣れる事間違いなし!と言いたいですが、あとはお魚とお天道様のご機嫌次第です。今週末は丸沼へGo!

 

スキー場でキャンプ

朝の気温がグッと下がり虫の鳴き声は秋モード。日中の気温はまだまだ高めなので気持ちは夏のままでつい半袖釣行をしてしまいがちだけれど、そろそろアンダータイツやフリースの季節。大尻沼の木々は少しずつ秋色に変わってきました。

この三連休は釣り仲間と大尻沼で釣りをしてキャンプを楽しむという企画で、私は後半の二日間を楽しみました。今年最後のキャンプかな、多分・・。スキーをする皆さんならばお馴染みの丸沼高原スキー場は、夏から秋にかけて平地を利用してキャンプ場として利用できます。それも大尻沼は目の前だから、移動距離はわずか数百メートルという感じでしょうか、とにかく近いんです。

その標高はロープウェイで山頂まで行けば2000m。キャンプ地で1,500mあるので野反湖のキャンプ場と同じ高さ。夜の涼しさは半端ないです。そしてスキー斜面を駆け上がる雲と風を感じて、時間毎に見える眺望がとても気持ちいいのがこのキャンプ場、というかスキー場。ただ、久しぶりに休日のキャンプに来たので、その人の多さにビックリ。昨今のキャンプブームがまた来ているんだなと言うのを感じて帰って来ました。

夏のインターバル期を経て丸沼や大尻沼はそろそろ秋の陣。カメムシやテントウムシの大量落下確変モードの日はきっと爆釣する人が出てくることでしょう。寒さ対策忘れず皆さんも楽しんでくださいな。

今回の参加者は9名。ユルユルな時間のスタートなので、殺気だっていません。ちなみに大尻沼で釣行する時は丸沼高原第2駐車場に入れるのですが、その裏手が丸沼高原キャンプ場になります。
開始2投目で釣れました。でも休日なので船は20隻全部出ているのでスレるのも早く、午後はウンともスンともいいません。
皆が同じことをやっているので、時間を追うごとにどんどんスレてきちゃう。今回のヒットへのキーポイントは湖中央にあるスカムライン(ゴミ溜まり)を狙うか、岸から10cmというギリギリを狙うかのどちらかで、木の下をクルージングするトラウトのほとんどは捕食スイッチが入りません。
私は前回の野反湖フライだけでやっていたのだけれど、後半はフライが大きすぎて反応が渋め。後半まで釣り続けていた人は、小さめのビートル(テントウ虫)を使ってました。
彼女が漕いで彼が釣るという図。ラブラブ釣行、なんか羨ましいですなぁ。
今回は数が伸びず午後2時までで8本にて終了。テントの設営があるから早めの上がりでした。
前乗り組と合流してテント設営。霧がかかっている奥がスキーの斜面で、雲が斜面を駆け上がってきます。
魚釣れたし夜までまだ少しあるけれど、やることないので酒飲んじゃいます。
ランタンに火が灯ると、キャンプは一気に盛り上がる感じ。標高1500mはかなり寒いので、皆さんの着込み方がスゴイ。雨も降ってたのでかなり寒いです。
今回は鍋と焼肉の肉づくし。翌日は釣りをする予定がないから遅くまで飲み明かすかと思いきや、意外と皆さんは早めの就寝でした。私はたまたま訪れていた別のグループに紛れて午前様。
LEDライトの上にカメムシ襲来。よく観察してから野に帰って頂きました。