たまには入れ喰いを味わいたくなったので、『うらたんざわ渓流釣場』へ行ってみた件

本当のことを言うと、今年もフライスクール&BBQ親睦会を『リーヴァースポット早戸』で予定しているために、そちらへ挨拶がてらに行こうと思ったら、河川復旧の為に火曜日までお休みで水曜日から営業とのことで断念。すでに気分はカンツリー・モードに入っていたので、急遽『うらたんざわ渓流釣場』に変更して遊ぶことにしました。今回は写真をあまり撮っていないので、ユルユルな感じで最近の「うらたん」をご覧くださいまし。

『うらたんざわ渓流釣場』は道志川沿いにある渓流をそのまま利用した管理釣り場で、フライ&テンカラ専用エリアがあります。私の場合、行きは中央道の相模湖東ICで降りて、整備された国道413号線を使って神之川キャンプ場をランドマークにしています。そのキャンプ場を過ぎた所に通称「うらたん」があります。ちなみに中央道の相模湖東ICは上り線(東京方面)の入り口が無いので、帰りは県道76号線を使って相模湖ICから帰ります(県道は狭いので運転注意)。

神之川キャンプ場を過ぎてしばらく行くとトンネルがあり、それを抜けたすぐの場所からうらたんにアクセスできます。ひと昔前はトンネル手前から入って一番手前に管理小屋があり、それを過ぎて川を渡り車は左岸側に停めていた時代もあったのですが、現在は全ての施設が右岸側。私はコロナ禍には来ていなかったので久しぶりのうらたん釣行。

釣り券は自動販売機にて購入(アレ?以前からあったっけ?)。日釣り券は¥5,000です。

この管釣りは上下にかなり釣り場が長く、上流のヤマメクラシックII(フライ&テンカラ専用エリア)はウェーダーがないと渡渉できません。今回はサンダルで釣行するという、なんともユルユルな釣行だったので、少しだけ水に使って上流を目指したものの、足のグリップ力が無いので途中まで行ってやめました。

現在の水温は20℃いかないくらいで水量は十分。季節的に虫のハッチは少ないものの、テレストリアル系のドライフライへの反応はすこぶる良い状態です。まだ水温が下がり始めていないので、どこへ投げても釣れるわけでは無いですが、ある程度流れが強い場所からひらけた場所、あるいは渕尻の魚であればずっとドライフライを楽しめます(というか、僕らが沈めて釣りを始めたら、ルアーの方にヒンシュクを買う位釣れちゃうのでやりません)。

今回フライの反応が良かったのはブラックナットの#14〜16。それにラストチャンスクリップルの#16。大物狙いではカメムシへの反応がスバラシイです。

お昼を少し回ったところで私は釣れ過ぎで飽きてしまったので、午後を少し回ったところでこの場を退散し、余した時間は上州屋の八王子店へ涼みに行き、お買い物をして帰りましたとさ。

さてさて、明日からはもうアースウインド&ファイアー竹内まりあの季節(September)。野反湖用とシーバス用のフライをこしらえて準備しないとね。私にはシーズンオフなんてありませんから!

うらたんの料金表
一日の料金は¥5,000。高いと思う方は午後券(¥3,800)があります。釣り券を券売機で買い、そのチケットと交換で日釣り券のリボンを受け取り、釣りがスタートです。持ち帰り制限は10本と書いてありましたが、さすがに私は鱒を持って帰ることはありません。
うらたんのポイントガイド
管理小屋を中心にその前後はいかにも管釣りという四角い枡状のプールになりますが、魚はこの中央部が多いです。この場所はルアーとフライの釣り場なので、お互い譲り合って釣りをしましょう。中央部のエリアは最下流部が一番フライ向きの浅瀬と流しやすい流れがあります。現在ヤマメクラシックIIにヤマメはほとんどいませんが、上流部は自然渓流を楽しめるようになっています(ウェーダー必須)。
うらたんの釣り
フライサイズは12〜16番までどんなドライフライでも反応しますが、時期的に黒系か濃いめのブラウン系が圧倒的に反応が良いです。午前中の早い時間は川は影になっているので、魚は広がって泳いでいる状態。太陽が強くなると影側に寄るか流れの早い場所がよくなってきます。
レインボートラウト
魚は主にレインボートラウトでブルックやイワナ、ヤマメも入ってました。サイズは塩焼きサイズ中心で大物は50センチくらい。
ヤマメクラシックII
フライ&テンカラ専用のエリアはロープが張ってあるのですぐわかります。そのエリアからルールが厳しくなり、オールキャッチ&リリースでバーブレス。それにインジケーターやウェイト禁止。グローバグやトラウトガムフライなども禁止です。要はドライフライで楽しんでね!ってことですな。
うらたんのフライフィッシング
レフティの愚息は年に数回しかフライフィッシングをしないので、思い出しながらの釣り。といってもこの管釣りは釣れるので、何ら心配はありません。
ヤマメクラシックII
ヤマメクラシックIIは良い雰囲気でしょ? 早瀬についているヤツもいれば、巻きでライズするやつもいますので、そっとウェーディングしながら上流を目指せば、一般渓流さながらのフライシングが楽しめます。先行者がいた場合は追い越しせず、間隔を詰めづにゆっくりとライズの釣りを楽しみましょう。
うらたんのフライフィッシング
一緒に行ったスイングブラザーズの一人は、このプールでずっと入れ喰い。ネガティブキャストができれば誰でも入れ喰いです。
ラストチャンスクリップル
私はというと、一番下流に下がって堪能。ブラックナットは入れ喰い過ぎて持っていたフライをすぐに使い果たしてしまい、仕方なく取り出したラストチャンスクリップルもこんな状態に。何本も釣るとレインボーのパワーで捻じ曲げられてしまいます。うらたんの良い季節はこれからですので、9月に入ったらさらにドライフライでの釣りが堪能できる事でしょう。皆さんも渓流シーズンが終わったら、こんな管釣りでFFを楽しんでみてはいかが?

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。