スローループのネタ探しの旅へ(フィッシングリゾート上永野・編)

皆さんはスローループという漫画はご存じ? 芳文社刊行の『まんがタイムきららフォワード』にて連載されていた漫画で現在は『COMIC FUZ』に移って連載が続いているフライフィッシングの漫画です。2022年にはTVアニメを放映したのがついこの前だったような記憶だけれど、時が経つのは早いもの。

スローループファンの皆さんはその内容にハーミット色が強いのはご周知の通り。それもそのはず、作者であるうちの先生を私がこの世界へと巻き込んだことでスローループが生まれたという経緯があります。フライ以外に船釣りがよく登場するのは、私以外にもう一人釣りに連れ出す人(それも私の釣り仲間です)が沖釣りへ連れて行くからなんですヨ。いずれにせよ内容は瞑想せず、家族愛がメインテーマ(だと私は思っている)で、それを取り巻く環境の中にフライフィッシングがあると言う感じかな?

現在は10巻まで出ているスローループですが、うっちー先生のネタが少なくなってくると釣りへ連れ出します。さらに一人で堤防釣りへ出掛ける事もあるので、その経験やハーミット仲間で出掛けた経験や世間話などから案を絞り出し、スローループが生まれています。今後の展開は本人のみが知ることですが、僕らは出来上がった作品を見てフラッシュバックしたような感覚に入り込むのです。

さて、そんな訳で今回はうっちー先生とネタとなる何かを求めて管釣りへ出かけることにしたのはフィッシングリゾート上永野。今後、作品中のどこかで「なんかこれって上永野っぽくない?」と思ったら、この時の釣行から発想を得た作品かもしれませんね。

と言うことで興味がある方は以下をご覧くださいまし。

スローループ
現在スローループは10巻まで発売。実はこの漫画は多言語でも販売されていて、広東語や韓国語版などの単行本があるのですよ。この作品の中でのフライショップの名前は『パーミット』😆
管釣りフライ
この時期なのでとりあえず管釣りへ行く事にしたので、上永野と決まる前からこんなフライを巻いました。だがしかし・・、これらのフライは全く活躍しなかったのであります。
管釣りの旅
写真を撮った後で気づいたのですが、以前ブログに書いた時と看板が変わっているのですね。フィッシングリゾート上永野はこの看板を見たら左へ曲がります。
上永野
この日は車の温度計で外気温は−5℃スタート。寒すぎてポンドの端っこは凍ってます。ハーミットが始まった当初はこの時期はワカサギ釣りに出掛けていた位だから、こりゃこの前週の槻川と同じで難しい状況。水温が上がるまでは釣れない気がします。
寒い朝
平日の朝だと言うのに、駐車場の半分は車で埋め尽くされていた。ルアーが9割でざっと25名ほどは釣りをしていたかな。寒いのでなるべく陽のあたりそうな場所を探して釣りを開始。
凍ったガイド
数投でロッドのガイドはこんな状況。フライラインはエアフロのリッジ2なので、縦筋がよく分かります。最初はリトリーブでMSCマラブーをひいてましたが全くの無反応。フライを変えてもグローバグでも無反応。何をやっても全くもってダメ。唯一魚の反応があったのが、うっちー先生が使っていたピンクのマラブーで、それで彼女がサクッと一本目を釣ったあとは沈黙が続く・・。
上永野のイワナ
お魚の反応は全く上がらないので、見える魚の前でフライのリトリーブを早めてリアクションで誘い、岩魚をようやく一本ゲット。
釣れない、釣れない・・・。
その後はノーバイト、ノーフィッシュ。やばい、全然釣れない。お魚は以前に来た時の1/3くらいしか見えていない。周りの皆さんも釣っているのはシンキングのシューティングヘッドインタミで引っ張っている人のみ。他の人の釣果はたまにルアーに掛かるのみで、インジケーターを使っている人はアタリが皆無でした。
全くの無反応
たまにうっちー先生のピンクマラブーに反応があるだけで、私のフライは全くの無反応。午前中だと言うのに釣れないから疲れてしまった私。午後になればミッジのハッチで釣れる記憶があるので、その望みに賭ける事に。
レインボートラウト
午前中はなんと2匹づつしか釣れない僕ら。もし午後にミッジで魚が出なければ、今回はても足もでなかったと締めくくろうと、この時点では潔く諦めモード。入場時にお昼を予約しておいたので、お昼には薪の暖炉がある暖かいロッジへ。
ソースカツ丼
私が頼んだのはボリュームがあるソースカツ丼。体の芯と心が冷え切っていたので、暖かい食事は至福の時間。お腹が温まり紅茶を啜りながらポンドの様子を見ていると、にわかにライズが増えたような・・。
ミッジのドライフライフィッシング
午後はスコットをウィンストンピュア2に持ち替えてスタート。フライは22番のユスリカミッジ。ライズが多い場所を見定めてキャストし、ティペットを水に馴染ませるとすぐにヒット。ミッジで釣れる魚はバラエティにとんでおり、レインボー、イワナ、サクラマス、コーホーサーモンなど。ミッジへの反応が良いのがわかったので、うっちー先生もミッジに替えて入れ食いモード。お魚の種類を一匹づつ持ち帰り、食べ比べてみるとのことでした。
ミッジフィッシング
太陽の光がやがて山陰に隠れるまでライズは止む事なく釣れ続けてくれました。一時はどうなることかと思いましたが、早春のミッジパワー恐るべし。15時半を回ると一気に寒くなってきたので、うっちー先生が釣ったこの魚を最後に納竿することに。気が付けばその釣果のほとんどが午後のミッジフライフィッシング。午前中の寒さを考えると、家をゆっくり出て午後だけ楽しめばよかったなぁと思う程、午前中はホント辛かったです。
マス達の最後
かくして、今回の釣りは色々なマス達を釣る事ができたので良しとしましょう。その後うっちー先生はきっとそれぞれのマスの違いを堪能した事でしょう。今回私の記憶に残ったことは、持ち帰るクーラーに収められたお魚が生きている証にコトコトと音を立てていたのですが、その振動がやがて静かに終わっていく手の感触に哀愁を感じたのでした。