テレストリアルパターンのフライを携えてイワナ狙い(関東圏の避暑地)

さっき過去ブログを覗いてみたのだけれど、10年前と今では私の釣りへ行くペースが格段に上がっているみたい。釣りへ行った事を全て記している訳ではないけれど、昨今の円安進行で海外釣行が減った分、現在は週2ペースでの釣り。歳と共に三途の川へ旅立ってしまう仲間が多くなってしまったから、私もいつ逝っても良いように、なんだか無理矢理釣行回数を増やしている様にも思える。でもね、飽きないんですな、フライフィッシング。

毎週お魚に壊されるフライと木々に献上してしまうものがあるので、フライボックスには常に足りない状態。そのため釣行数日前までに毎週10本以上のフライタイングは私のノルマと化している。都会の熱気から逃れる様に分け入るこのシーズンの狙いは勿論イワナになるけれど、彼らの食性を推理してこの時期は色々なテレストリアルパターンをタイイングするのである。

私が多用するフライパターンは4つで、ウォーターワスプ(フライングアント)・ホッパー(マダムX改)・ビートルパラシュート、それにトルードの4種類。これにカラーパラーンを増やせば、夏の低番テレストリアルは事足りると思っている。

今回の渓流は北関東で比較的低い場所にある渓流ではあるが、奥深いV字谷なのでバッタはあまり飛んでいない。なので今回はホッパーを除く3パターンで北関東の源流を楽しんできました。今年はクマ騒ぎで渓流には人が少ない感じがするけれど、やっぱり車止めには先行者は無し。車を置いて現場到着までかなりの時間が掛かるが、川通しで上がり滝や堰堤を撒く時に先が見通せない場所では一応熊を心配して笛を吹きまくって一人山奥へと行ってきました。

釣り半分、沢登り半分の様な釣りは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

フライタイイング
直前に巻いたのはビートルのパラユート12番。フライングアントはヤマメにも使うので11〜15番まで巻いている。写真のトルードはロイヤルトルード10番だけれど、これ以外にライムトルードのカラーが必需品。グラスホッパーはそろそろ補充しないとなぁ。
熊さんの行く末
これは2014年の写真だけれど、この地域周辺はかつて熊を放獣していたんです。この看板の他に「○月×日・放獣しました、ご注意ください。」なんてのが数枚貼ってあって、その中で釣りをしていた僕ら。あれから10数年経って今は放獣という道は無く駆除対象になってしまった熊さん。人間はなんて都合の良い生き物なんでしょう。
アキアカネ
今回は車止めから歩く距離が少しあるので早めの入渓。車止めから川伝いに進み、堰堤と滝を高巻いて小一時間。ようやく谷が深くなってきたのでロッドを出す私。谷に刺す木漏れ日を待つかのようにアキアカネがたくさん。お魚の反応はやはり川面に陽が入ってからでした。
沢いわな
今回巻いてきたビートルは魚の反応はあるもののフッキングせず舐める様に出るだけ。魚は決して小さく無いので、フライを変えてチャレンジするとすぐにヒット。本日の主役はフライイングアントみたい。
落石注意
渓相は毎年変わり、随所で崖崩れや大岩が落ちていたり。以前釣りをしている最中に1トンはありそうな岩が落ちて来た事があるので、つい上を向いて前進してしまいます。釣りをしていて落石で死んでしまう確率ってほとんどないんでしょうけれど、もしそんな事があれば宝くじに当たったのと同じくらいの運なんでしょうなぁ。
イワナ
魚は満遍なくいる感じではなく、釣れるところはまとまって釣れて、その後はしばらく無反応という感じ。フライを奪い合う光景をなん度も目にしたけれど、一本釣れてしまうとそのポイントはもう魚が出てこない・・。
綺麗な渓流
V字谷の魅力は木漏れ日が作るコントラスト。こんな素敵な水と緑が連続して現れます。しかし、メチャクチャ釣れそうな所は、釣り人が攻める率が高いのか、思ったほど魚が出ないんです。
イワナたち
今回のイワナのサイズは8寸〜泣き尺まで。釣れるポイントによっては真っ黒けな個体もいたり、なんだかんだて数時間でツ抜けです。
レンブラント
V字谷は1日を通して陽が全部に差し込む事がなくレンブラント光線が映える。幾度の高巻きで少し疲れたので、この木漏れ日を見ながらおにぎりをパクリ。相変わらず¥200を超えるおにぎりには手を出さない私。
滝壺
一人釣行だと滝をへつって上に行く気がしない。この場所は高巻きが大変なので今回はここで終了。見た目よりも大きな滝壺で遠いところだとおよそ20m程あるのですが、その壁ギリギリにロイヤルトルードを投げまくって大物を探ったら、ヨンマルサイズがフライに出てきてビックリ。しかし早アワセですっぽ抜け。悔しくてその後もずっと投げまくって最後に釣ったのが泣き尺でした。
イワナ
ロイヤルトルードの良い点は、どんなに遠くに投げても見えるその視認性。それに滅多な事じゃ沈まない高浮力。イワナは10番のフライを丸呑みしてしまいました。
川原にて
山からすぐに出て来れない時は、このフィッシュポンドのリッジラインテックパックが私の相棒。食料の他にバナーやシェラカップを持っていて、コーヒーを飲んだり、寒い日はカップラーメンを食べたり。この時期はお茶類を2リットル以上持って行きますが、川の水を煮沸して飲むのでもなんら問題はありません。むしろペットボトルの水より美味しい冷たい水。
アイスが食べたい
今回は早めに入渓したので魚止めの滝までの釣りは13時頃まで。竿を仕舞い帰りは一気に降るけれど、太腿をいじめた帰りは慎重に降ります。釣り場は26℃だったけれど、アイスを求めたセブンイレブン前の外気温は34℃。さらに市街地は39℃と人間が焦げてしまいそうな下界の暑さ。やっぱり渓流の天然クーラーは気持ちが良かったなぁと感じたイワナ釣りでした。