Airflo Custom Cut Tip(CCT)18feet
カスタムティップはスカジットラインやレージコンパクトに使う先端(ティップ)で、底を取る鮭やアメマス、ウィンターランのスティールヘッドに使うラインの一部でオモリの役目です。通常のシンキングラインよりも短くて重いので、大きなフライをより深く沈められます。
使い方はフライラインとカスタムティップの重さを足した数字がロッドのキャパシティを超えないようにして使ってください。例えばロッドの最大値が680グレインだった場合、ライン+540グレイン+カスタムティップ100グレイン(のオモリ→シンキングライン)=640グレインと言った具合で最大値よりも低くします。
カスタムティップの重さはT7であれば1フィートが7グレインあると言う表示。なのでT7を10フィートでカットすれば、70グレインと言った具合。この場合は長さは18フィートありますから、10フィート(70グレイン・4.55g)と8フィート(56グレイン・3.64g)の2本のカスタムティップが作れます。その2本を深さや流速に合わせて使い分けます。ちなみに12フィートを超えたカスタムティップを使うことは稀だと思います(私的見解です)ので、一般的には10と8の2本とか、11と7の2種類、もしくは3本を作ります。ちなみにハーミットはなぜこれしか置かないかと言うと、同じ値段で2本のカスタムティップが作れるからです。沈むラインは基本的に根掛かり覚悟なので、使い込むとすぐに表面が剥離し、ダメになっちゃうので高いカスタムティップは必要ありません。
両端はループになっていますので、切った側の端は自分でループを作らなくてはなりませんが、ブレイデッドループを使用するのが一番簡単だと思います(細いので35LB・4〜6番用くらい)。一般的にスティールヘッドはT7〜T14、サーモンフィッシングがT10〜T18を良く使います。
知らない方の為に書きますが、サーモンフィッシングやスティールヘッドを狙う場合ラインの順番はリール側から以下の通り(サマーランのスティールヘッドはスカンジナビアンを使う場合が多いので、このシステムではありません)。
バッキングライン→ランニングライン→スカジットライン→カスタムティップ→ティペット(14〜25LB)→フライ
なんかややこしいでしょ? 遠征等でタックルの選定に不安を感じたら、お店にご相談ください。