Fly Fishing Rod
ロッドはフライフィッシングの要でありますが好みは十人十色。好みがありますので、これが間違いないというロッドはありません。入門の方に「高い竿は何が違うんですか?」とも聞かれますが、その違いが最初からわかるとも思えませんので、入門の方はお財布と相談して無理せず予算内で、まずは自分の基準となる最初の一本を探してください。それは直感で選んでも良いと思います。20万円のロッドも2万円のロッドも釣れる魚は同じで、釣る感動はどちらも得られます。ロッドの性能はもちろん違いますが、ロッドにどれだけのお金をかけられるかは、その人の価値観だと思います。
最近のお客さんが求められる傾向としては、「軽くて曲がる」がキーワードのようです。やっぱりハーミットの場合は米国製のロッドに人気が集中しますが、昨今は柔らかいモデルは少なくなりましたね(しなやかなモデルはハイエンドに集中しています)。さらにもう一つキーワードを足すと「お忍び」です。これはハーミットへ来るお客様はサラリーマンが多い証拠で、ロッドを買っても見つからないようにする、あるいは「ちょっとそこまで」といって、釣りへ行ていることを証拠隠滅するには、やっぱりお忍びロッド(継ぎ数が多いパックロッド)が必要なようです。
最近は飛行機の移動を考えてのマルチピース(4本継ぎ以上)全盛の時代ですから、もっと多様化すると面白いですね。入門用としてはインファンテやエコーベス、あるいはアングルのアキスコのマルチピース、TFOプロフェッショナルとエコーのカーボンXLが熱い支持を得ています。この中で硬めのロッドはプロフェッショナル、柔らかいロッドはインファンテになります。
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