Hermit Fly Shop

ウィンストンボロンの中で、しなやかさを売りにして作られたのがボロンIItシリーズ。その後 LS へ代わり、その後継機種が今回のピュアシリーズとなります。そのLSはIItシリーズのブレを取ってより振りやすいものへとしたわけですが、Boron IIIxとの差が大きく出ないモデルが混ざってました。それが今回のLSシリーズで曲がり始めをよりバット近くへ持ってきたので、明確な違いが出てきました。前作のLSシリーズよりミディアムアクションでいて、IIt にあったティップのブレが無いモデルがこのピュアシリーズ。若干硬くなった感はありますが、今まで以上にヤマメとイワナに寄ったアクションだと思います。

　コスメの変更点で嬉しいのはコルクグリップが他のモデルよりもコルク1個分短くなっている事。日本人には少し長かったグリップが多少でも短くなった事で、見栄えとバランスが格段によくなりました。また、リールシートのフィラーもタイガーメープルになったので、ウインストンエアや他のボロンモデルと並んだ時でもシートフィラーでモデルの違いが判断できます。

　私的にオススメしづらいモデルは、7フィート以下はスローアクションですがそのグラファイトシートの硬さゆえか、跳ねっ返りの強いロッドなので、7.6より上のモデルとの明確な違いを感じます（と言ってもスローでピンピンしているのがお好きなセージ好きの人にはグッとくるロッドだと思います、バット径も細いしね）。ちなみに私は763/4を使っていますが、スコットのG773/4よりもさらに曲がりが緩やかでティペットのあわせ切れを防ぐロッドとして楽しんでます。

　ハーミット的の推しロッドは、763/4・804/4・864/4・904/4です。相変わらず76の3番はしなやかなので日本人好み。8フィート3番のモデルが無いのが残念な所。4番からはバットがやや太くなりティップアクション気味になりますが、86と90はその長さの分だけティップ側がグッと柔らかく感じてきます。

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