インターネットが普及している現在でもタウンページを見て電話を掛けて来る人がいるのですが、ゴールデンウィークになると、いつもこんな電話が頻繁に掛かってきます。
「ゴカイありますか?」とか、「アカムシおいてますか?」など。酷い時は「どこの堤防へ行けば魚はたくさん釣れますか?」と聞かれます。職業柄つい説明してしまうのですが、結局最後は餌を売ってくださいと言う話になります(笑)
餌が欲しい人が電話を掛けてくる理由はタウンページの小売店のくくりの問題で、「釣具・釣餌店」となっているのです。その欄にハーミットがあるのだから、間違えてもしょうがないと思いますが、いつになったらこの項目は改善されるのでしょうか?専門店であるが故の悩みです。
そして最近のあるあるなのですが、東京オリンピックを前にして数年前からガイジンさんの来店がとても増えました。大体1週間に1組以上はあります。もちろんほぼ全てのケースはフライには全く関係なく、日本製のハリや釣り糸を求めてやってくるのですが、その度に上州屋の神田店を勧めて、グーグルの地図をプリントアウトして渡し、そちらへ行ってもらう様にお願いしてます。
で、さらに問題なのは僕らは英語を話すだろうと思っているガイジンさんは英語圏じゃない人が多いんですな。最近の傾向はロシアやイタリア、中国、台湾、韓国など。大抵はお互いのカタコト英語で通じるのですが、全くわからない人もいらっしゃるので身振り手振りの説明状態。中国のお方とは筆談になりますので、その方がなんとなく通じるのでありがたい感じ。
そもそも彼らはお土産を頼まれてきた人たちなので、ハーミットで餌鈎が手に入らないことを理解してもらえず、毎回四苦八苦しているのですが、この問題どう解決しましょうか。オリンピックを前にそれぞれのお国の言葉でプリントしたGoogle マップの準備と、翻訳ソフトを駆使して雛形を作っとかなきゃならんのですかねぇ。それともハーミットは生餌とハリを置くべきなのでしょうか? 悩みます(笑)