エアフロ スーパーフロ リッジ2.0 ユニバーサル テーパーを使ったインプレッション

今回も長たらしい名前なのでハーミット的には、「フロリッジ・ユニバーサル」と呼びます。スパーフロのユニバーサルテーパーはこのリッジ2.0と通常のスーパーフロ、そしてソルトがありますがややこしくて困ってます。そして今使っている5番ラインが大分痛んできたため巻き替えたかったので、今まで使ったことの無かったこのフロリッジ・ユニバーサルを使うことでインプレッションします。というか、リッジ2.0の中でまだこのユニバーサルだけ使ってなかったんですね。

このラインを先だっての荒雄川の釣行に持っていき使ってきました。タックルはロッド:ファーガスのファストフリットの8フィート2インチ5番モデル、グラスロッド。リールはハーディのマーキス6で、リーダーはトラウトハンターのトラウト10フィート3X3Xのティペットを60cmほど足して使いました。

このラインは世代的いえばウルトラマンカラーというかウルトラセブンというか・・。あともう少しすれば還暦になる私にはピッタリな赤なのかもしれませんが、赤いランニングラインに慣れていないので何かしっくりこず、自然との違和感を感じて仕方ありません。よく見えて良いのですがなんかねぇ(あくまでも個人的な感想です)。

スーパーフロ・ユニバーサルテーパーとの違いは他のモデルと同様にッジ加工がしてあるかどうかの差で、それ以外はテーパーデザインを含めて全部一緒。リッジ2.0の効果に対してプラス@でその対価を払うかどうかの違いなのは他のモデルと同じ。飛距離を重視する場合やラインを水面から剥がす抵抗など、ガイドとラインとの擦れを軽減するリッジ加工2.0はかなり重要なことです。ガイドとの摩擦はハイエンドのラインのことだけあって滑りはとても良く、そして伸縮率がとても低いパワーコア採用により、ラインのデリバリーは間違いなく良いと感じます。

ラインテーパーはユニバーサルというだけあって万人に使える普遍的なテーパーデザインであるので、ショートレンジでのターン性能は優等生。しかし、私が使ったこの3シリーズの中でショートレンジでのデリバリーはタクティカルの方が扱いやすいと感じがしました。

ラインウェイトは30フィートのAFFTA規格で各モデルが標準値よりも100グレインずつ重く作ってありますので、現代のロッドに合わせた規格内の重さ。今回は5番を使ったのでヘッド長は39フィート(11.7m)ありますが、私にはちょっと短かく感じます。なので私の場合は低番手であってもホールする長さが常に12m以上は出している様です。

これでようやくリッジ2.0のフレッシュウォーター用を全部インプレッションしたのですが、その三種類を私だったらどう使い分けるかは簡潔に書けばこうなります。

ユニバーサル→ オールマイティに使いたいラインが欲しい場合
タクティカル→ 低い番手でプレゼンテーションを丁寧に行ないたい場合
パワーテーパー→ アグレッシブに大きなフライを遠投したい場合

こんな感じです。で、この三種類で使い心地が気に入ったのはタクティカルになるでしょうか。ラインの剥がし、丁寧なプレゼンテーション、やや重めに作っているので、ショートレンジでも投げやすい点。カラーでいえばリッジ2.0はどのモデルも全てヘッド部分とランニングラインのカラーがかけ離れたカラーなので、もう少し品があるカラーにしてほしかったなぁ・・。あ、こうやってぼやいていると、わかってしまいますが、低い番手だったら個人的にはスーパーフロのタクティカルテーパーのカラーが好みです。

今後は円安が進みライン価格も高騰が続くのでしょうが、フライラインは常に長い期間に渡り快適に使える様にラインのメンテを怠らずようにしましょうね。ラインメンテナンスに関しては時間が空いたら、またどこかで書いてみます。

ウルトラマンみたいなフライライン
赤い方がランニングラインになるので、普段見えているのはグレカラー。どうみてもこの配色はウルトラマンか、ウルトラセブンですよね。
荒雄川
ファストフリットはグラスの中ではかなりパリッとしたアクションなのですが、ユニバーサルラインの重さ加減は適正値。扱いやすいです。こんな広い川で6番のデッカイドライフライを投げると、赤いランニングラインが見えてきます。めいいっぱい投げた時に、ランニングが出てくるとメンディングは少しやりにくくなります。
ユニバーサルテーパー
以前のフライラインのモデルと比べると先端浮力は圧倒的に高く、リーダー共々長時間使っていて沈み込んでくる事がないです。