大物を夢見て通っていたK川へ久しぶりに行ってみた件

このブログを読み込んでいる方はご周知かもしれませんが、「尺ヤマメ(アマゴ)を釣りたいのならばK川へ行け!」と言っている私。関東南部にはKを頭文字にした川が二つ、そして西に一つ、北関東には一つ。全部で4つあるK川はそれぞれ尺ヤマメ(アマゴ)を釣ることができる河川なのであります(昨今C&Rで釣れる尺ヤマメ・アマゴは放流時から尺ものなので、それは別物です)。

先日の火曜日はマッキーのリクエストで西のK川へ久しぶりに行くこととなりました。富士の湧水を水源とするこの川は10代後半から30代前半までのおよそ10年以上を通った場所で、その後30〜40代は北のK川へ10年以上通い、今はさらに北にあるKがつかない川へ通い始めて12年余り。そろそろ次なる川を探そうなと思ったけれど、原点回帰で20代のフライフィッシング人生を捧げたこの川へ回帰するのもアリかもしれませんね。

今回は釣りというより下流側から各ポイントを見て周り、どのように様変わりしたかを見ていく懐古の旅。そんな風に書いている時点であらかた察しはつくと思いますが、魚の写真がありません。ここ数年の3月は自分の経験からの釣りの組み立てが読み通りできず翻弄されています。

河川名を出すと大騒ぎする人がいるので名を伏せますが、知っている方には懐かしい風景を楽しんでもらえれば嬉しいです。

ではお暇な方は以下の写真にお付き合いください。

山梨県にある漁協
この川はダムから上流部に3つの漁協があり、一番上流部にある漁協は多くのフライフィッシャーマンが通っている場所。ここは市街地にある漁協で、今では車を止める事が一苦労になるので、電車かオートバイで行くのが一番良いでしょうね。20代の私はオートバイで通ってました。
堰堤
その昔、キロワールドから発売されていたVHSビデオで、Sさんが尺ヤマメを釣っていた大きな堰堤上(堰堤周辺は禁漁です)。現在水量がパンパンなのでインレットが見えませんが、そのインレットでは故・細山長司さんが尺ものを良く釣っておられました。個人的にはブラウントラウトを狙っていた思い出の場所です。奈良のおじさんも懐かしい記憶。それにしてもよくこの狭い道を通ってこの場所へランクルやサファリで入って行たなぁ・・。
大きな岩のポイント
ポイント名がこの岩の名前の場所。以前は空き地に止めライズ狙いをしてたけれど、現在は左岸の河原に車が下ろせます。今回はここから一つ上の橋まで川通しで釣り上がったけれど何もなし。途中大きな淵をヘツるのが大変です。
滝
この滝の上の右岸に焼肉屋があったのですが、現在は無く公園駐車場になってました。焼肉屋の裏を通り入渓していたのが懐かしい記憶で、ここの上の橋脚周りとその上の流れがかつての尺ヤマメポイント。今でもお魚はつくのかな?
西のK川
雑誌アングリングで岩井渓一郎さんが紹介したポイントで、岩井プール、または小学校裏と呼ばれたポイント。尺ヤマメが付いていた場所はかなり浅くなっていましたが、川底は溶岩質なので大水が出ればまた元の状態に戻るかもしれません。人気があった時代はポイント渋滞が起きる程人気でしたヨ。
近くに富士急行線
このポイントでライズ待ちの昼寝をしていた時、ビデオクルーを連れ立ってSさんが昼寝している私の横で撮影し始めたのが遠い記憶(笑)。昔のようにライズが起きることを期待して長い時間待ち続けましたが、何も起こりませんでした。
公園駐車場前
今回唯一見つけた魚は公園駐車場の橋上流にいた大きなレインボートラウト。朝方にエサ師が同じようなサイズを釣っていたので、それ以外にまだいたのかと真剣にマッキーに狙わせてみた。しかし後でそのエサ師に聞けば、釣った大きなレインボーはリリースしたとの事だったので、一度釣られた個体を一生懸命に狙ったいた様。どうりで無反応な訳・・。
近くに駐車場がないのが問題・・。
30代の頃にこの場所にある橋の下でフライロッダーズの取材をしたなぁ、というのが25年以上前の思い出。橋下の淵には大物が潜み、それを狙ってイブニングライズ待ちをした事も数しれず。この辺りの区間は護岸が少ないので雰囲気があるのですが、今年は工事により水が高い場所なので、注意が必要。
西のK川
漁協の管轄である一番下流から市街地の二面護岸の地域まで全て見て回ったが、メイフライやウルーマーシマトビケラが飛べどライズは一切無し。仕方なくニンフをゴロゴロするもイブニング時は外気温がマイナス近くに戻り人間が参ってしまいました。17時まで粘ってあえなく撃沈。当時と今を比べて川の雰囲気はさほど変わらないのですが、一番違う事は住宅の密集度が高くなり、車を止めることがとても難しくなってしまった事かな。時間があれば最盛期にもう一度訪れてみようかと考えています。