風に吹かれて

風の吹くまま気のままに、私の釣りは風次第。そして今の気分は最近のキーワードである『朝飯前』なのです。

夜明けの釣りに間に合う様に寝癖のついた頭をそのままに、向かった先は朝飯前の釣り南房エリア。アクアラインでは風速13mだったので車は煽られまくり、スピードなんてとても出す気になれず。頭によぎったのはロッド振れるかいな? この時点で行っても釣りにならない気がしていたので、その時はどこかで朝飯を食べて帰ろうと思いました。

真っ暗なので海の様子も分からず、とりあえずタックルを準備していざ堤防へ。しかし風裏なのか思いの外その影響なし。しかし夜が開けプライムタイムへ突入かと思いきや、ロッドから魚信は伝わらずウンともスンともいいません。釣り人はそれを知ってか知らずか平日とはいえ数人しかいない寂しい状態。いつもは釣れている人に話しかけながら、その側でお裾分けの様に釣っていた私にとっては、堤防全体をマシンガンキャストしなくてはならない。結局潮が動くまで、何〜んにもありませんでした。

釣りは午前8時半に終了。本命のカマスくんはほとんど釣れなかったけれど、今季初の五目釣り。風に吹かれて何かの答えを探しにきたけれど、気持ちはほっこりした朝でした。

前回のタイトルが『眠れぬ夜』だったので、今回のタイトルはオスコース繋がりだと思ったあなた、違います。ボブ・ディランの『Blowin’ in the Wind(風に吹かれて)』を聞きながら釣りをするユルユル釣行でした。

The answer, my friend, is blowing in the wind

The answer is blowing in the wind

iPhoneと違い、普通のデジカメだと夜景モードで撮ってもこんな感じ。夜が開けて思った事は、まだまだブルーシートを掛けた家々が多く、台風からの復興が進んでいない事。何にもお手伝いできていないので、少しでも力になれる様に、出来る限り現地でお金をお落としてきました。
これだけ陽が上がって、始めの1匹はメッキアジ。お前さん、カマスくんの居場所を教えて頂戴な!
今回はスコットセクターの初陣です。ウィンストンのエアソルトとは全く違う投げ心地で、お店で振るのと実釣での感覚の違いが、ラディアンを思わせます。
メッキアジをフライで釣る
目の前でボイルが起きたので何かと思いきや、フライを数度通してもなかなか食わない。よく見ると小さなシラスサイズのベイトを追っていたので、チューブミノーにチェンジすると入れ食い。でもメッキくんなので数本も釣れば飽きちゃいます。お目当てはカマスなのでリリース。
マゴチをフライで釣る。
いくら引っ張っても釣れないので深く沈めたら、今度はマゴチが釣れました。お刺身にした時のプリプリ感と甘みが好きなので、小さいけれどキープ。
ボイルが起きるたびにフライをチューブフライにチェンジして表層を通すのだけれど、メッキアジの群れの他にシーバスの群れも。あれ、これ?これはヒラフッコみたいですな、他に何本か釣れたフッコ君よりも尾びれが大きくエラ下まで鱗があったので、多分そうです。
使っているラインはシックスセンスのタイプ7なのですで、ワンシーズンでギタギタに。ラインのダメージを考えるとウェットセルのタイプ6が海には一番いいかもね。
朝飯前の釣りはお持ち帰りはこの2匹。なんとも寂しい釣果。マゴチのお刺身は三口で平らげました(笑) カマスくんはヒラキにして冷蔵庫でオネンネしてますが、一口で食えちゃうな。

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。