鳥の毛

知り合いにハンティングとフライフィッシングの趣味を両立して楽しんでいる人が多い。冬は鹿や鳥のハンティングをし、その肉を食べる。副産物として残った獣毛と鳥毛は、毛ばりとして生まれ変わり、春になったらそれを持って魚釣りへ出かける。釣った魚は必要な分だけ持ち帰り食べる地産地消。これが人間が生きていくための本来の姿なんだなと、彼らを見て学ぶ。

先日河原で鳥よけにかかってしまい死んでいた一羽のアオサギ。見事な羽根なので、彼を成仏させるためにも羽根を持ち帰って毛ばりとして輪廻させようかと思ったが、その骸から羽根をむしる勇気がなかった。釣り人失格か・・・。

アオサギ
鳥よけのナイロンに引っかかって死んでいたアオサギ