サクラサク(都心近郊の桜咲く頃のフライフィッシング)

卒業式のシーズンはもう終わったのかな? そんな事に気づけないのはきっとCOVID-19のせい。学生とサラリーマンの街であるここ水道橋西口というフレーズは、もう過去のもの。卒業する学生が歩く事はなくサラリーマンはテレワークになり、今はすっかり寂れた都会へとなりました。あぁ、相変わらずネガティブモードで困ります。

気持ちの切り替えができないままズルズルと時が過ぎてしまい、気がつけばハーミット横の枝垂れ桜も満開を過ぎてしまう始末。イカンイカン、いつまでも引きずっていては、釣れる魚も釣れぬ。という事で本日出勤前に遡上魚を狙いに行ってきました。

釣れたかって?もちろんですよ、皆さん。しかし、この言葉の裏には偵察という3回のオデコがあった事は内緒です。そして本命のさっちゃん(サイナンボウではありません)ではなく、近所の癒しの遡上魚マルちゃんだと言うことはサムネールで分かってしまいます。

あぁ、なんか書いてても調子でないな。今の私はお魚に例えると酸欠状態。もっと野外で風を受けて日光浴させないと弱っちゃうんです。来週からはきっと元気になりますので、今しばらくお待ちを。

では本日の様子は以下の通り。

マルタの遡上
昨年もそうだったけれど、今年も遡上量は少ないかもしれません。ですが平均サイズは大きめで、鯉よりも大きいロクマルアップもかなりいます。ちなみにマルタくんをまだ釣った事がない方に向けて、タックルは以下の通り。ロッド:8.6〜9フィート5〜6番・リーダー7.5ft 3X・ティペット3X 30cm・フライ:8〜10番
元気よく跳ねるマルタウグイ
使うフライはマラブーニンフで、管釣り用サイズよりも一回り大きいのが良いでしょう。本日のアタリカラーはオレンジとパープル。同じオレンジでもグローバグは喰わず、マラブーフライへの反応の方が格段に良いです。棚をキープしてフライを流したいので、インディケーターはあったほうが良いでしょう。
マルタウグイ2021年
マラブーフライはビーズヘッドニンフでウェイトはあまり重くない方が根掛かりが少なくて良いです。スレ掛かりが多いという方は多分沈め過ぎ。深さと流れのスピードを読んで、底よりも少しだけ上を引くようにすれば管釣りのような明確なアタリが得られます(フライのサイズやカラーが合っていれば)。
マルタウグイの尻尾
マルタウグイは遡上魚なので、川を歩いてその群れを探す必要があります。釣れる時間は夜明け〜太陽があまり高くならない時間帯まで。今日は曇りだったので、比較的釣りやすい時間が続いたと思います。
鮫肌のマルタウグイ
本日も多くの釣り人が出ておりましたが、皆さんよく釣れてました。釣期はあと2〜3週間は続きますので、海から遡上する天然魚を楽しみたい方は近くの綺麗な河川へお出かけください。管釣りのヒレ丸くんとは違う重々しくてワイルドな引きが楽しめる筈です。
関東の桜の状況
サクラサク、関東の陽気は今こんな状態。そして私は解禁からずっと本流でダブハンの練習という名の下の近所の河川でさっちゃんを狙っていますが、先だって2投目で掛かりました(戻りヤマメです)が、久しぶりのアタリで慌ててしまい、思わずラインを握しめたので口切れにてバレました。直後の跳ねたお姿をしかと見ましたが、悔やんでも後の祭り。私の心(ハート)はサクラチル・・・。