私の釣りは一つのテーマを見つけて納得いくまで通い続けるスタイルが多く、大体10年は通い続けるかな。現在までに一番長く通っているのは本栖湖でもう40年以上なのですが、本栖湖は別格で江戸っ子(都会っ子)の私にとって本栖湖は心の故郷みたいなものなので、お正月前には何度も故郷へ帰るようなものなんです。
川は一つのテーマを持って大体10年通い続けてその川の事をよく知るのですが、現在通っている場所の目標は本流で50アップの遡上魚(実際には35年以上前から本流ヤマメを狙っている川)。今週で15週間通い続けてますが、いまだにな〜んも無なしで、気がつけばもうすぐ10年になるのですが目標には程遠いサイズばかり。歳をとるのなんてのはあっという間ですな。
そんな本流の釣りですが、周りが河川回収され風景が一変しても何年経っても変わらない底石があるのです。それは以前通っていた別の川でも同じで、どんな大きな台風でもびくともせず動かない底石。と言うよりは大きなスラブ(一枚岩)なのかな、その先っちょが出ているだけの大きな岩盤。たとえ砂利で埋もれても次の大水で周りの砂利は流され、少し時間を掛けて元の状態に戻るのです。そんな底石をあなたの通っている川にもありますか?
現在通っている川にもそんな底石(沈んだ岩盤)がいくつかあります。さて例によって毎週同じ場所を同じ時間に名目上はダブハン練習に行くのですが、今回もその場所でスイングした時にワサワサッと魚が触りました。魚がスレているのか、それともフライが大き過ぎるのか悩ましい判断。鮎師が来るまでの数時間投げ続けて結局アタリはその一回だけですが、以前の話で大きいのを掛けた場所は実はそんな隠れ岩(この場所は水面に出てません)。遡上魚なので魚が入れ替わっても着く場所はいつも同じなんですね。
そんな最中、かなり上流で50アップを釣った餌師のオジサンの話が舞い込んできた。あまりにも釣れないので勝手に「あぁ〜、私がバラしたヤツがそんなに上へ遡上してしまったのか。」なんて思っていたりするおバカな私。ま、魚は居るという知らせなので、あと1〜2週は頑張ってみます・・・。
本流は外道も釣れないのでその写真は一切なし。以下はその前日に訪れた上流の魚たちのお話。