私のようなフライ歴が長い人は、禁じ手というか封じているフライが沢山あります。管釣りではエッグフライにトラウトガムなどのスキンタイプの他に、私の場合はエルクヘアカディスさえも一般河川で封じ手としています。釣り人ってややこしいもので釣れすぎると文句を言い、釣れないと釣りたさからこの封じ手に手を出したくなるものなのです。
昨今は色々な皮もの(動物の皮を使ったフライ)が多くなってきましたが、その中であまり紹介されてそうもないフライパターンのタイングを紹介してみます。正式名称は特にないのですが、仲間内では「プロペラ」とか「巨神兵」と呼んでいるフライで、従来のフライっぽくないところが面白いでしょうか。もちろん良く釣れるので私の中では封じ手なんですが、タコリたくない時と初心者にどうしても釣ってもらいたい時に差し出す為に、ボックスの隅っこに数個は入ってます。
タイイングは極めて簡単ですが、わかりやすいように写真をかなり分解して写しました。まだまだ管釣りで魚が釣り足りない方は、このフライを是非ともお試しを。
プロペラ/巨神兵
Hook:TMC 3769・#12
Thread:Uni-Thread 3/0(ラビットのカラーに揃える)
Bead Head:1/8” ゴールド
Body:Uni-Thread 3/0
Wing:ラビットゾンカースキン